丹沢・小草平の沢


6月15日(土)雨のち曇り。
今日は朝から雷を伴う大雨、とても出かける雰囲気ではない。 今日はあきらめ、明日の日曜日に行こうとのんびりしてたら、雨が小降りになってきた。
天気予報では、午後は曇りといっていたので、軽いところということで、小草平の沢に行く事にした。
雨があがるのを待って出発したので、二俣についたのは11時少し前。
途中、246から見る水無川は、濁った激しいながれだったが、二俣で見る勘七の沢出会いは、 水量こそ少し多いが、濁っていない。
車を二俣に置き、登山道を小草平の沢出会いまで登る。 F1を見ると、いつもより少し多い程度の水で、沢を登るには丁度いい感じだ。
丹沢の谷110ルートによると、人気のない沢だが手軽に楽しめる沢とある。
F1を右から登り、F2三段・12Mの滝前に出る。 ここまでは来たことがあるが、この先は未知の世界。
周りを見ると、F1は登るしきゃないし、F2下段を巻くのも、以外と危険地帯を左から小さく巻く。 何せ、沢伝いにいかないと巻くような道はない。
下から見たF2の上段は小さかったが、その前に降りると、上段が一番大きく立派だ、5Mはある。 ここも左から小さく巻く。
さあ、それからは小滝が沢山出てきて、カメラを出したり、しまったり、忙しい。 続いて出てくるのがF3・5M。
ここは右を小さく巻くのだが、以外とこわい。 続いて4M、2M、3Mと滝が連続して出てくる。 非常に楽しい沢だ。
次に出てきたのは、4MCSの滝。 周りを見ても、滝を登って行くしかない。。
左からオーバーハングぎみに登ると、目の前にハーケンに残されたシュリンゲがあり、それを利用し登る。 ここの沢は、沢幅が狭く立っていて、ほとんど周りの尾根に逃げることができない。 滝はなるべく直登するようになっているので、ザイルを使用できるひとは楽しいし、私のように巻き専門 で登る人間には結構苦しい。

ここを登ると危険な巻き道も少なくなり、安心して滝を登って行ったり、巻いていったり、楽しい沢登りになる。
左には小滝をかけて沢が合流し、本流も滝が続く。 右にも滝を架けて沢が合流する。 なにせ、滝が多くて楽しい。
壊れた石積み堰堤が出てくると、今日のハイライト、小草平の大滝、F7の登場だ。 大滝といっても落差7M。
ここは右から簡単に巻ける。 水流の中に何本も残置シュリンゲがあるのが見える。
この上も小さな滝が続く連瀑帯になっている。 どこでも登れるので面白い。
さらに最後の滝、F5・5Mの華麗な滝が現れる。 今までいくつ滝があっただろう。 ゆうに20は越えている。
この上はゴーロが続く。 やがて水の流れは細くなり、ゴーロの下に消えて行く。
比較的歩きやすいゴーロをまっすぐ歩いて行くと、上の方がやや明るく見えてきた。 篠から植林帯になる。
植林帯のなかは、いくつも登って行く道がある。 適当に登って行くと、登山道に飛び出た。
地図で場所を確認すると、掘山ノ家のすぐ下らしい。 上に登っていくと、すぐに掘山ノ家についた。
木のベンチでビールと遅い昼食をゆっくり食べる。 時間が遅いのと、天気が悪かったので、今日の登山者はあまりいないらしい。 山小屋のおじさんが暇そうにしていた。
それでも天下のばか尾根、大きな荷物をしょった高校生グループ10人くらいと、 高年グループ2組が下っていった。
二俣までは下り40分、登りと比べるとあっというまについてしまった。
隣りの勘七の沢と比較して、沢の規模、滝の落差はないが、面白く、以外と登りでがある沢で、 巻き道はこっちのほうが怖い沢だった。

二俣――――一小草平の沢出会―――掘山ノ家――――――――一二俣

11:00  11:15    14:00(14:30)  15:10

 

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