奥多摩・コカンバ沢



3月28日(日)快晴。
久しぶりの土曜出勤、快晴の日曜に出かける。
奥多摩の簡単な沢を探していたら、コカンバ沢が目に付いたのでいくことにした。 そろそろ、水のなかを歩けるかなあと思って、渓流足袋も持って行く。
コカンバ沢はどこから入るんだろうか。 道路を行ったりきたりするが、車を止めるところがない。 かろうじて、人里(へんぼり)地区下流の路肩に車を止めた。
道路左岸に滝がある沢が見えたが、帰りに寄ることにし、人里地区からコカンバ沢に入る道を探る。
良くわからなかったので、民家横の道を適当に降りると、南秋川に出る。

少し本流を辿ったら、コカンバ沢の出会いに出た。 ここへは、人が歩いた登山道があった。
吊り橋の橋台のようなのもある。 沢沿いの登山道を登る。
しばらく行くと堰堤が見えてくるが、道は沢から離れるようになる。 ここは堰堤の上に降り、沢沿いの遡行になる。
小さな沢だが、まあまあの水量だ。 少し小滝も出てきて、沢登りらしくなってきた。
F1の滝は良くわからなかったが、F2・5Mのきれいな段瀑が出てきた。 この滝は水流沿いを登る。
次に出てくるのは、F3・6Mで、すっきりした直瀑。
釜は深く、両サイドは立った壁だ。
滝を見ながら、右から小さく巻いて登る。 すぐ上にも3Mくらいの滝があるが、これも一緒に巻いてしまう。
沢に降りると、二俣になる。 右はキハダ沢で、幅広の6M滝が落ちている。
水量は右の方が多い。 右岸に仕事道が降りてきている。
ここは、左のコカンバ沢に入る。 すぐにF4・4Mの滝。
水流の岩がきらきら光っていて、とてもきれいな滝だ。
小さく巻いて上に出ると、平凡な流れの小沢になった。
踏跡も、沢のすぐ横に続いている。
すこし歩くと、木橋がかかり、はっきりした道になる。
少し、小さな滝が幾つか散発的に出てくるが、水量もすくなくなってきたので、 3Mの滝を最後に引き返す。
沢沿いの道を下り、先ほどの橋から、尾根上に出ると、道標があった。
右・日原峠、左・上平、手前・笛吹とある。 左をとり、下って行くと、最初の堰堤がある道につながっていた。
沢沿いの道を下り、出会いを対岸の道に出、そのまま歩いて行くと、道路の橋下に出る。 道路に出たところは、向かいに五社神社の鳥居があるところだった。
沢は小ぶりで、時間もかからなかったが、わりあい綺麗な滝が集中していて、滝見としてはまあまあだった。
車に戻る途中、道路から見えた滝の沢に降り、どんな滝かなあと見に行く。 3Mほどの滝が連なり、わりあい、いい感じだった。
車に戻り、南沢にあるらしい滝を見に行く。
数馬の湯の少し手前から、南沢に入る林道がある。
舗装された道に入ると、がけが崩れ、それ以上行けないところに、”雨乞いの滝”の看板があった。
車を止め、この滝はどこにあるんだろうかと、林道を歩いて行く。 林道終点から少し入って見たが、それらしき滝は見つからない。
もう、踏跡がほとんどなくなり、おかしいなと思ったので、引き返すことにした。
滝はどこにあるのかと、沢を注意しながら下ると、下に小さな滝が見える。 まさか、この滝じゃないだろうな、と思ったが、とりあえず林道から下り、見に行ってみる。
沢に降りて見ると、落差3Mの滝。 これが”雨乞いの滝”かなあと、半信半疑ながら写真を撮った。
林道に戻り、看板を見て見るが、滝までの案内はない。 矢印の方向をよく見ると、枝沢にかかる滑滝が、すぐそこにあった。
落差6Mくらいの滝だ。 水量の少ない枝沢にあったので、すっかり見逃していた。
たぶん、この滝が”雨乞いの滝”だろう。 それにしても、すぐそこにあろうとは、大失敗。 よく見れば、それなりの風格はありそうだ。
今日は日曜日なので、これでおしまい、早めに帰ろう。

車―――F2―――二俣―――3M折り返し――車

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