菰釣山


12月20日(土)晴れ。
今日は年末恒例の山行。 簡単な山に登り、そのあとに、一杯というすんぽうだ。
一人仕事の都合で夜のみの参加となり、山へはNと二人で行くことになった。 当初行き先は百蔵山だったが、急遽菰釣山に変える。
橋本に行く途中、16号に入ると、大渋滞。 なんだ、なんだ、事故かなあ、といらいらしながら走っていくと、やはり、事故による渋滞だった。 大型トレーラーが、三車線のうちの二車線を塞いで横たわっていた。
ここを20分くらいかかり通過、あとで渋滞情報を聞いていたら、最高16KMも渋滞していたとのこと。
少し遅れて落ち合い、道志村へ向かう。
今日は強い冬型の影響もあり、雪雲がかなり飛んでいる。 道志に入ると、少し白いものがあり、風花が舞ったようだ。

空は雪雲が多く曇りがちだ。 道の駅横を左折し、キャンプ場方向に走る。
キャンプ場を通り抜け、林道に入り、適当なところで車を止め、歩きだす。
20分くらい林道を歩き、沢沿いの菰釣山登山道に入る。 しばらく沢沿いを登って行くと、ジグザグの急登になってきた。
ここで犬を連れた二人連れを抜く。 ここを登ると尾根上の縦走路に出た。

今まで風がなく、比較的暖かかったが、尾根上に出ると風が吹き出し、とても寒い。
途中、避難小屋を覗いて見る。 布団もあり、きれいにかたづけられていた。
日誌を見ると、週末はたいてい宿泊者がいるようだ。
緩やかな尾根を登って行くと、一人登山者が降りてきた。 「寒くて、寒くて、とても長く頂上にいられない」といって、寒そうに下っていった。
確かに、風は強くなり、青空はほんのわずか、体感温度はかなり低い。 頂上に着いたが富士山は下しか見えず、雪雲が覆っている。 耳が痛いのでタオルでほうかむりだ。

中高年グループがやってきた。 「富士山が見えない」「大島が見える」「あの山が見える、見えない」と声高でうるさいこと、うるさいこと。
寒さと、うるささで、少し下のくぼみに避け、腰をおろす。 ここでビールをあけ、乾杯。
ときおり、太陽が顔を出し、少しは暖かくなる。 富士山もだんだん顔を出してくるようだが、全体が見えてくるのは夕方だろう。
軽く飯を食べ、そうそうに下ることにした。 全部で5パーティーに出会った。
下の林道に出て、やっと寒さから開放され、ほっとする。
時間が早いので、道志の湯に寄ることにする。 熱い湯につかり、冷え切った身体も心から温まり、いい気分になる。
帰る途中、七滝がよく見えたので、車を止めて何枚か写真を撮った。 以前、滝下まで行って見た七滝は、ほんの一部で、こんなにも長大な滝で落ちている七滝を見るのは初めてだ。 まだ、下部の見えない部分もあり、丹沢にある夕滝に似ている。
時間を調整しながら走り、第二部の夜の忘年会に向け、帰途につく。

車―――登山口――菰釣山―――車

9:05  9:25  10:30(11:15) 12:30

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