奥多摩・小菅川本流



4月26日(土)曇り。
やってきました連休が。
初日の予定は小菅川本流に行き、車中泊して、翌日は惣角沢からカタクリ咲く御前山へ登るつもりだ。
朝方の強い雨音で早く目が覚め、しばらくうとうとしていた。 あまり早く出る必要はないので、雨の降り方を伺いながら、テレビの天気予報を見る。
雨は早めに止みそうなので、おもむろに起き、寝袋を積んで出発する。 まだ雨は降っているが、弱い降り方だ、そのうちにあがるだろう。 途中で雨は上がり、気温の上昇とともに霧が出てくる。 時折日も指し、まあまあの天候になってきた。
小菅村を過ぎ、白糸の滝がある林道に入っていく。
この前来たときは、アイスバーンの道だったが、今日は水溜まりのダート道をゆっくり進んで行く。 雄滝入り口、日向沢からの大菩薩登山口を過ぎると、すぐに林道終点になる。 ここには数台止まれるスペースがある。
ここから真っ直ぐ藪の中を行ける道があり、すんなりと最初の堰堤の上に降り立つ。 またすぐに堰堤があり、左側から越えて行く。


時折、小雨が降ったり、薄日がさしたりと変化が激しい雲の動きだ。
最初の小滝を過ぎ、しばらくすると、仕事道が降りてきて、橋がかかっていた。 仕事道を利用しながら、進んで行くと、綺麗な山葵田が出てくる。 手入れがされている山葵田で、白い花が美しい。
今日の体調はいまいち、頭が少しおもく、左足首もあまりよろしくない。
山葵田横の道を沢沿いに進み、しばらくはゴーロの沢をたんたんと登って行く。 左岸に小沢(鳥小屋沢)が合流し、滑滝が出てくる。

小沢の出会いには、わりと綺麗な5Mの滝があり、その上にも滑滝が続いている。 本流は、まだしばらくはゴーロの沢が続く。
滝らしい滑滝が出てくると、沢幅が狭くなり、なんか出てきそうな雰囲気になってくる。 滑を過ぎ、沢は左に曲がると、本流の見所、妙見五段の滝が出てきた。
この滝の名は最近つけられたようで、源流の妙見の頭から名づけたらしい。 3M、4M、2M、6M、6Mの連瀑帯だ。
ここは、慎重に写真をとりながら、巻いたり水際を登ったりしながら越えて行く。 滝上の左岸に水量のある枝沢が合流してくる。
本流はまたゴルジュになり、滑滝の上に綺麗な滝(10M)が出てくる。
時間はまだ早いので、このまま大菩薩へ登って見ようかと考えたが、天候と体調を考え、ここで遡行終了とした。
登ってきた沢をスリップに気をつけながら、山葵田のある仕事道まで戻った。 そのまま、山道に入り、沢からとうざかっていく。


道は沢からかなり高いところまで上がり、緩やかな道になる。 暖かな日も指し、紫のつつじや新緑がとても綺麗だ。
しばらく行くと分岐になり、左大菩薩峠と手書きの看板があるところにでた。 ここからも大菩薩へ行けるのか、たぶん日向沢横からの道にぶつかるのだろう。 右、ジグザグ道を下っていくと、すぐに、車を止めてある林道終点に出た。 大菩薩峠への道はいろいろあるようだ。
今日はもう一つくらい違った沢に行く積もりだったが、明日のことを考え、のんびりと小菅の湯につかっていくことに決めた。 料金は600円、サウナ、打たせ湯、露天風呂とひととおり揃っているので、ゆっくりと時間をつぶせる。
奥多摩に通い始めてから、初めてのんびりと温泉につかった。 大好きな、尺し菜漬(今時あるのもうれしい)を買って帰る。
店頭で焼いていた山女の塩焼き(400円)を、酒のつまみに買いたかったが、さめると美味しくなくなるので、これはあきらめた。
奥多摩周遊道路に入り、月夜見駐車場に車を止め、明日行く御前山方面を眺める。 出店を出しているテキヤのおっちゃんが”カタクリは丁度身頃だよ”と、さかんに宣伝していた。
戸倉まで戻り、夕食と酒を仕入れる。 明日の朝食と昼食のことを考え、セブンイレブン近くの山道で夜を明かすことにした。

 車―――鳥小屋沢出会の滝――妙見五段の滝――無名10M滝――車

 8:20    9:35      10:20      11:15   13:20

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