西丹沢・お手軽の滝

９月６日（火）雨のち曇り。
二回目の夏休み、当初台風一過を狙っていたが、鈍足台風のおかげですべての予定がキャンセル。
やっと天候が回復した火曜日、ちょいとお手軽の滝写真でも撮ろうと出かけて見た。
しかし、西丹沢近くになると、大雨警報がまだ発令中。
酒匂川はまだ、濁った川と化していた。
塩沢地区への仮橋は流されてしまっている。
こんな光景を見るのは、西丹沢に通い始めてから、見たことがない。
これでは、不老滝へ行くことが出来ない。
今日は手軽に見られる、不老滝、滝口沢大滝、ボーヅクリの滝と写真や動画で撮って見たかったのだが。
少し、丹沢湖周辺はどうかと、上に車を走らせて見た。
下では降っていなかった雨も、丹沢湖までくると降っている。

空も暗く、あまり沢に入る気もしない。
一度浅瀬の一方通行の道に入り、周囲の様子と道路状況を見ながら走ってみた。
対岸にある沢の様子を眺めていたら、そのすぐ近くに大きな滝が見えている。
何処の沢だろうか、大雨で出現した滝らしい。
もう一度県道に戻り、滝近くの駐車場に車を止めた。
県道からすぐの所に落ちていて、二段３０Ｍくらいありそうだ。
こんなところに、水の流れがあったっけー、としばし考える。
どうも、大雨があったから現れたらしい滝のようだ。
まだ、雨が降っていたので、車の中に待機、１５分ほどで、小雨になり、あがりそうなので滝前まで行く。
県道から見ると、三段くらいありそうでした。
まずは、下段１５Ｍの滝とかすかに見える上段の滝の写真を撮る。
せっかくだからと、下段を右から巻き、上段の滝下へ降りてみた。
上段は１５Ｍの直瀑、さらにその上段も右から巻いて見てみた。
その上は３０Ｍくらいの数段の滑滝になり、水の湧き出す箇所で終わりのようでした。

下から眺めた通り、二段３０Ｍの結構立派な滝でした。
おそらく、普段はチョロチョロの水しか流れていない沢だと思う。
ダム近くの対岸に、防護コンクリート上から、大量に水を落とす沢が見える。
ここも、橋を渡って、様子を見に伺う。結構な水が、ダム湖へ直接落ちている。
コンクリート護岸にステップがきざんであったのを見て登ってみることにした。
水量はかなりあるが、急流の瀬となって流れていた。
途中、２Ｍくらいの滝はあったが、２００Ｍくらい登ると、水が湧き出し、そこで打ち止め。
かなりの水量があったが、あっけなかった。水は冷たく、美味しい水でした。
さあー、そろそろ滝口沢もよろしいでしょうと思い、下ってみる。
工事中の車が止まっている手前に車を止める。
橋横には、ガードマンの車が３台ばかり止まっていた。
大滝近くに来ると、大量の水が落ち、Ｆ１の滝はあふれんばかりにヒョングッていた。
こりゃ、滝壷に降りるのは無理じゃ。

右の枝沢にもかなりの水が流れている。
今まで、右に沢があったことも気がつかなかったのに。
まずは、右沢に入り、上の様子を見てみる。
入り口の３Ｍ滝にはトラロープが垂れていたので、安全を確認しながら、利用させてもらった。
そのすぐ先には、豪快に落ちる７Ｍ滝が見えた。
水量が少ないときでも、この滝は見られると思うので、カタログに追加。
さらに、その上を覗いてみようと思ったが、植林帯に手前から巻いて上がらないと無理なので、それ以上はまたの機会とし、今回は大滝下まで戻る。
豪快に落ちる滝の動画を撮り、今日は滝おさめとした。

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