雲取山


11月22日(土)快晴。
今回が、奥多摩に行き始めてから、初のピークを目指す登山になった。 今日はNとの二人で、いきなり、東京都最高峰の雲取山だ。
天気は快晴で申し分なく、寒くなるとの予想に対して、そんなに寒さは感じない、むしろ暑いくらいだ。 駐車スペースを気にしながら、後山林道を奥へ走っていく。
もうすでに10台ほど止まっており、だんだん終点から遠ざかるように路肩に止まっている。 我々は、終点から100Mくらいの路肩に、駐車スペースを見つけたので、すばやく止める。 後からくる車は順次、手前に止めざろうえない。
三連休、100名山、快晴の天気とあって、仕度をしている間にも車がどんどん入ってくる。 沢沿いの道を、三条の湯まで、準備運動よろしく快調に登る。

この辺は、遅い紅葉が残っていて、とてもきれいだ。 三条の湯を過ぎ、橋を渡るとやや登りがきつくなる。
青岩鍾乳洞分岐までは、前に下ったことがある道だ。 登山道は、落ち葉を敷いた絨毯のような道で、とても歩き安い。 おまけに、緩い巻き道なので、そう休憩をとる必要のない道だ。
天気もいいので、登山者は前後に結構続いている。 半袖で歩く女性も、ちらちらいるほどだ。
三条ダルミが近づいてくると、樹間から富士山の姿が見え出した。 風もそう無く、吹いてきても肌に心地よい暖かい風。
三条ダルミまでは、富士山を撮るスポットはほとんどないので、横目で見ながらたんたんと歩く。
三条ダルミに着くと目の前がパッと開け、雄大な富士山と、それに重なる山波がドーンと見えるすばらしい景色になった。 何組かは、休憩と写真を撮りまくっている。
ここまでは順調で、林道から2時間しかかかっていない。 太陽が、大分富士山に近くなってきていたので、景色を考え、巻き道ルートを行くことにした。

巻き道は、あまり歩かれていないようだが、しっかりした道だ。 少しずつの登りではあるが、雲取山直登より全然らくちんである。
唐松の間から見る富士の姿がいい。 尾根道に出る直前で開けたところに出ると、遠く南アルプスの山波も見えるようになった。
カシバードで作った展望図と比べて見ると、聖岳から甲斐駒までの南アルプスすべてが見えることがわかる。 おしいことには、太陽が南中近いため、みにくいこと。
ここから尾根道の分岐合流点はすぐだった。 尾根道はさえぎる木がないため、北方面を除き、見放題だ。
広い道を登って行くと、避難小屋下の広場に出る。 のんびり昼寝をしているグループがあちこちにいる。
避難小屋までちょっと登り、100Mも行くと、すぐに雲取山の山頂。 あまりぱっとしない山頂だ。

少し写真を撮り、昼飯の場所を探しながら、また避難小屋下の広場に戻る。
芝生のような草付きに腰をおろし、広大な風景を楽しみながら、ビールで乾杯した。
富士山の雪が、真南にきた太陽に照らされ光っている。 食事後はあまりの気持ち良さに昼寝タイム。 いびきをかきながら、少し眠ってしまったようだ。
帰路は避難小屋から、ダイレクトの三条ダルミまで降り、登ってきた登山道を下る。 しばらくは、まだ登ってくる人と会う、遅いグループは泊まりだろう。
ずーと快晴の天気も、だんだん冷たい風が吹き出し、雲もでてきた。
帰りに、銚子の滝を見ようと沢に降りる。 滝はまあまあだったが、残念なことは、ゴミが大量にあったことだ。
古い空き缶が、ビニール袋に包まれ捨ててあった。 どう見ても、個人で出したゴミではなく、山小屋かキャンプをした人間が捨てたゴミのようだ。 三条の湯の小屋でかたづけてもらいたい。
沢沿いに下って行くと、まだまだ人が登ってくる、小屋泊まりだろう。
日もかげり、寒くなってきたが、明日もいい天気だろう。 最高の天気にめぐまれ、楽しい一日でした。

車―三条の湯―三条ダルミ―尾根道分岐――雲取山山頂――三条ダルミ――車

7:55 8:15   10:00   10:40    11:10(12:30)  13:00  14:55

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