奥多摩の滝・栗ノ木尾沢、オリソコナイ沢
8月10日(日)晴れ時々曇り。
台風一過の晴れになったが、相模川は濁流だ。
まともな沢はかなりの水量だろう。
雨が多かったときに行こうと思っていた、盆掘川沿いの行き残した沢に行こうと思う。
秋川本流も似たり寄ったりの濁った水、はたして目指す沢は・・・。
盆掘川の水量も普段の2倍以上、やや濁ってはいるが、大分透き通ってきた。
千(ち)ケ沢分岐付近になると濁りはないが、かなりの水量だ、よくをいえばもう少し減ってほしいな。
普段あまり水量のない沢が多い盆掘川流域の沢は、ここ一番のかせぎどきだ。
千ケ沢林道に入らず、入り口に止める。
市道(いちみち)沢出会いまで5分ほど、千ケ沢本流を渡渉するのも躊躇するほどの水量だ。
まずはF1・6Mまで、5分ほどで到着、通常の3倍くらいありそうな、瀑水である。
市道沢はここで戻る。
次に行くのは、栗ノ木尾沢だ。
林道を歩いていると、あちこちから水が流れてくる。
普段水のないところから、吹き出している。
左岸の栗ノ木尾沢らしき沢に入る。
普通の沢の遡行くらいの水があり、普段の2、3倍か、逆にいうと丁度面白い遡行に適した沢状態になったということかな。
しばらくは平凡な沢が続く。
やがて瀑水のF1・7Mの滝だ。
贅沢すぎるほど水量が多い。
ここは右から巻く。
次に出てくるのはF2・10Mの滝だ。
幅広のきれいな滝になっている。
ここも右から巻く。
5Mくらいの滑滝や、突っ張りで抜ける小滝もあって以外と楽しい。
やがて二俣に到着。
水量比は1:1、ほぼ同じだ。
右には垂直の大滝・15Mが、水を飛ばしている。
左にも2段の滝が見える。
まずは感じのいい大滝を連写、続いて2段・5Mの滝をアングルを変えながら撮る。
栗ノ木尾沢のいいところは二俣までとあったので、ここから登って来た沢を戻る。
次はお隣のオリソコナイ沢だ。
少し林道を歩き、小さな橋の横から入渓。
この沢の水量も、先ほどの栗ノ木尾沢と同じくらいだ。
ここもしばらくは平凡な沢歩き。
やがて沢は狭まり、ゴルジュのおでましだ。
深い釜もあり、豊富な水量とあいまって、へつったり、巻いたりしながら、かわして行く。
出口には6Mの段瀑があり、水飛まつを浴びながら、中央を登り、上段は左からシャワークライムで上がる。
面白いゴルジュも終わると、穏やかな流れになる。
左から支流が入ると、山道が降りてくる。
少し行くと二俣。
右には滝が見える。
2段・15Mの滝だ。
この先はめぼしい滝はないようなので、写真を撮って戻り、先ほどの山道に上がる。
道はところどころ鎖があり、先ほどのゴルジュのはるか上を巻くように、降りて行く。
橋のところへ20分で出てしまった。
プラプラ林道を歩いていると、この前同様に蝶々がうんちにむらがっていた。
車に戻ると、前後に2台、八王子ナンバーと千葉ナンバーの車が止まっていた。
石津窪あたりに入っているんかなあ、今日は面白いだろう。
さあ、時間はまだ昼前、コンビニで昼飯買って、次の滝にいくぞー。
数馬方面へ向かい、九頭竜橋際の九頭竜の滝を覗いてみる。
水量が多過ぎるので、ちょっと絵にならなかった。
戻り、数馬の湯第2駐車場下にある、龍神の滝を見に行く。
これは、丁度いい水量で、いい滝になっていた。
さあ今日はこれでおしまい、日曜日なので早く帰ろう。
朝方誰もいなかった、五日市の秋川には、濁った水にもかかわらず、大勢の人が、繰り出していた。
車――市道沢出会――F1の滝――栗ノ木尾沢出会――二俣―オリソコナイ沢出会―15M滝――車
7:00 7:05 7:10 7:40 8:45 10:00 10:50 11:30