スーパームーンと鹿島槍


12月4日(月)快晴。
パール槍ヶ岳が見える場所を探して見たがいい所がなく、パール鹿島槍に変更してみました。
鹿島槍の双耳峰の間に落ちる満月を探してみると、日の出直前に落ちる場所を見つけた。
場所は、長野県坂城町和平地区、丁度民家の横あたりになり、天候さえ良ければ見られそうだ。
週間天気予報では芳しくなく、直前まで天気予報を眺めながら考えていたが、晴れの予報になり決行。

3日の日曜日も暖かい晴れ、明日まで続くという。
日曜の午後出発、圏央厚木から小諸インターまで走る。
佐久に近づくと、白く雪に覆われた、後立山連峰や槍穂高連峰が遠く綺麗に見えて来た。
明日の早朝まで天気が持っていてくれればOKなんだが・・・。
民家の近くなので、事前のロケハンはせず、上田市にある道の駅で車中泊をする準備をする。
コンビニや酒店で熱燗になる酒を探したが売ってなく、残念ながら冷やと缶ビールと横川で買った釜飯で夕食とする。
久しぶりに食べた釜飯は非常に美味しかった。
煌々と輝く満月を眺めながら、酒の勢いをかり、早めに寝る。
しかし、車の中はしんしんと冷えてくる、車中の空気が冷たく、顔が冷えて、あまり熟睡できなかった。
午前2時に目覚め、ラジオ深夜便を聞きながら、寝そべる。
朝の気温は氷点下5度、出発までエンジンをかけ、暖まっていた。

少し早いが、4時出発。
カーナビに大体の場所をインプット、予定の場所まで30分ほどで着く予定だ。
標高1000Mを越えるので、積雪が心配だったが、道路も周囲も大丈夫だった。
月没まで、あと1時間、カーナビの終点まできたが、民家などは見当たらない。
地形図とナビの地図を見比べてみても、現在位置がまったくわからない。
周辺の走れそうな道を幾つか走って見たが、民家がありそうな雰囲気がない。
あせりながら車を止め、細い農道のような道を歩いて行くと、何か民家らしい家が出てきた。
車は軽自動車がやっと走れそうな道、少し歩くと、和平無料駐車場と書かれた看板があったので車を止める。
今度は鹿島槍が見えそうな場所と予定地点を探る。
民家は点々としていて、半分は空き家のような感じだ。
また、民家のある付近は雑木林に囲まれ、見通しが良くない。
さらに困ったのは、地形図と現地照合が出来ず、未だどこにいるのかわからないのだ。今までこんなことは無かった。

少し歩くと和平山の家という施設があり、その先は畑が広がっている。
予定地点にこだわらず、何とか鹿島槍が見える所と探しながら歩くと、かろうじて木立の間に見られる場所を見つけた。
すでに、月没5分前、あせりながらも、撮影場所をここに決め、快晴の空、鹿島槍に落ちる月を撮影した。
日の出は5分後、撮影終了後もう少し周囲を歩いてみると、もうちょっといい所があったが、しかたない。
朝焼けに染まる、槍穂高連峰が良く見え、槍の穂先がちょこんと見えた。
本当は、双耳峰の間にすっぽり挟まった満月を撮りたかったんだけど、場所不明じゃしょうがないかな。
しばらく、朝日に染まる山々を撮影し、この場所を去る。

朝7時の放送が、スピーカーから大音量で流れていました。
帰宅してから、ネットなどの地図と比較検証すると、予定地点より、300Mくらい南にずれていた。
現在地図と地形図ではかなり違いがありわかりにくい。
おまけに、新しい道路もあり、古いナビではわかりにくかった。
朝見れば、電気や電話線もあり、前日に見ておけば、なんてことは無かったんだけどね。
それにしても、天候に恵まれ、まあまあの旅でした

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