春の女神を追って石砂山


平成18年3月25日(土)晴れ。
桜の開花宣言が出された、ギフチョウが飛んでいるかも。
山の上はまだ蕾。少し早めだが、石砂山のギフチョウを見に行く。 天気も晴れてきたので、条件はいいだろう。
あまり早く行くと、ギフチョウは活動していないので、ゆっくり家を出る。 少し渋滞につかまり、11時過ぎに着いた。
今日は、登山道の偵察や、どこかにあるというカタクリが見つかればとも思っている。
去年歩いた牧馬峠から石砂山へ行く道で、南の尾根に分岐する道があった。 おそらく、下の中沢地区へ降りられるだろうと思うが、その道を確認してみたい。
車は、中沢地区へ入る道路より、少し下の県道路肩に止め、歩きだす。

車が、やっと一台通れる狭い道を、川沿いに歩いていく。
途中、滝のような音がしたので、上から覗いて見ると、落差はよくわからないが、滝があるのが見える。
ここは、帰りに寄ることにして、さらに道路を歩いていく。 橋の手前で道路は分岐するが、左を選んで進む。
すぐに一軒家があり、そこで道路はおしまい、庭を通らせてもらい、そのまま真っ直ぐ川沿いの小道を歩く。
畑が終わると山道になる。 この道は鉄塔の巡視路のようだ、小川になった川沿いを歩いて行く。
やがて、沢から尾根に上がる道になる。 尾根上で巡視路は、真っ直ぐ下へ向かっている。
ここで巡視路と分かれ、右の石砂山方向に向かう尾根道を登る。
ここで、すぐに一頭のギフチョウを見つけた。 こんなに早く会えるとは、感激。 活発に動いているため、写真は撮れなかった。
道はだんだん不明朗になり、獣道になる、南に青野原の部落が見える、予定より、一尾根来過ぎたようだ。
傾斜がきつくなってきた、北を見ると、おそらく牧馬峠からくる尾根だろうと思う山並みが、同じくらいの高さに見えるようになってきた。
正面に立ちはだかるのは石砂山だと思うので、この辺から、牧馬峠からくる尾根へトラバースにかかる。
丁度、植林帯との境に、かろうじてわかるくらいの獣道があるようだ。

沢の源頭を2回ほど横切り、植林帯を少し登ると、見たことのあるような道に出た。
たぶん、石砂山と牧馬峠とを結ぶ道だろうと思う。
頂上へ行ってもしかたないので、ここは、峠方向へ下る。 歩き始めて、はっきりわかった、北に見える尾根は篠原へ下る登山道がある尾根だ。
去年、5,6頭群れて飛んでいたところに着いた。 今日は全然姿が見えない。
それどころか、最初に見た一頭以後、全くギフチョウに会うことが出来ない。 まだ早いのだろうか。
しばらく探したがあきらめ、パンをかじりながら、ビールを美味しくいただく、これが最高。
南へ分岐する道の探索も兼ねているので、迷うことなく、南へ曲がる。
この道の途中にも、今年付けられた注意看板がいたるところにあるので、間違いなく、下に通じていると思われる。
赤杭の分界尾根を下っていく。 この尾根上で2頭目のギフチョウを見つけた。

続いて4頭の単独して飛ぶギフチョウと出会う。 しかしながら写真はだめ、近づくとすぐに飛んでいってしまう。
2頭は、止まっているのに気づかず、足元から飛び出してから気がつくしまつ。
まあ、今日は会えただけで、よしとしよう、本格的に飛ぶのは、来週からのようだ。
以外と早く、下の道路が見えてきた、小沢を渡るとすぐに、道路に飛び出した。
ここには、林班の地図看板があり、道路の分岐から、2,3百Mほど奥へ入った所だ。 登山道としての案内はなく、わかりにくい場所だ。
道路を歩きながら、来る時見た、滝音がするところまで注意しながら歩く。
滝音がしてきた、道を探して見ると、滝上に降りる、踏み跡のような道がある。 割合簡単に、滝上まで降りられた。
落ち口から覗いて見ると、以外と立派な滝だ、かなり落差もありそう。
下へ降りて見ようと思い、左右確認して見ると、左岸にヒモのようなものが垂れている。 ちょっと怪しいので、ロープを出す。
簾状に落ちる美しい滝で、めっけもんだった。 落差は、10M弱、8Mくらいか、幅広で美しい。
しばらく滝の追加がなかったが、やっと一つ見つけた。 いい気分で道路に戻る。
初見でギフチョウが6頭も見られ、おまけに一つ滝も発見できた、るんるん気分で帰途につく。
おまけに付けた写真は、3月21に見たダイヤモンド富士(茅ヶ崎市)とカワセミの写真です。

車―――石砂山下尾根道――町道――――車

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