丹沢・牧馬廊下


11月23日(金)快晴。
牧馬大滝と廊下を楽しみに、道志川左岸の上仲沢に行く。
道志青少年の家付近に車を止め、吊橋を渡る。
水量はあまりないが、大滝はそれなりの水を落としているので、心配はないだろう。
軽く濡れる程度で、大滝下に着いた、15分くらいか。
いつもの左岸高見に上がり、写真を撮る。
右壁上部は紅葉しているが、薄くらい谷間は、相変わらず、緑色。
改めて巻き道を考え、眺めて見るが、見つけることが出来ない。

車に戻り、国道から牧馬地区へ行く。
土砂処分場のゲートがある反対側に路駐し、処分場の上の踏み跡から入り、右の枝沢に降りる。
この沢を下り、5M滑滝を巻いて降りると、丁度F3・12Mの上に出る。
上仲沢で面白いのは、大滝からこのF3までだ。
F3は、右岸のロープを掴んで上がり、ザレの斜面を滑り落ちないようにして巻いて降りる。
上から、横からと、美しい滝だ。滝壷と落ち葉の回転模様を入れ、幾つか撮る。
降りるまで、色んな角度で撮影できるので楽しい。

滝下へ降り、50Mも下ると、今度は美しい3条に落ちるF2の上だ。
落ち口ぎりぎりまで歩き、すぐ上の木を掴み登る。ここからは、ロープを出して、下まで降りる。
これ以降危険なところはないので、ロープは残置したままにしておく方がベターだ。

降りながら、眺めるF2・14Mは、本当に綺麗だ。
上からもいい、横からもいい、下もまたいい、と三拍子揃ったいい滝だ。
正面から見ると3条になって落ち、真ん中の上部はVの字を描いている。
ここでも滝壷の落ち葉が綺麗でした。
牧馬廊下と枝沢・20Mの滝をゆっくり眺めながら下り、大滝上まで来た。
もうこれ以上進めない、あとは戻るだけだ。
枝沢の水量は少ないが、本流の滝はそれなりに見事でした。
足元に気をつけながら、ロープを手繰り、車までゆっくり戻った。
もう一つ滝があるかもしれないと、道志川下流にある左岸の沢を見に行く。
車を国道の鮑子取水口バス停付近に止め、部落の脇道に入る。
農道から、水道局の取水施設がある道へ降りて行く。
”この道は河原には降りられません”と書いてあるが、逆に降りられるからこそ、注意書きがあると思って、どんどん階段を下る。

取水施設へ降りる道の反対側に閉鎖された道がある。
ここを行けば、河原に降りられそうな所があると思って、鉄パイプを伝って入り、歩いて見る。
地形図上にある道で、崖下を川と並行に続いている。
昔は生活道として使ったのだろうが、今は閉鎖され、道の真ん中には木も生え、かなり荒れていた。
電柱は倒れ、電線がそのままになっている。歩くには支障がないので、そのまま歩いて行くと、対岸に滝が見えた。
丁度、滝の前に降りて行く踏み跡がある。簡単に道志川河原に降りることが出来た。
かなり高い滝だ、落差40Mくらいある。水量が少ないのが玉に傷だが、また雨量の多い時に訪れればいい。
取水ダムの100M下くらいのところだ。道志川は、このような滝が沢山あるので、簡単に滝を楽しむにはいいところだ。

車――牧馬F3―――車―――車

9:30 11:30  12:40  14:10

 

トップへ戻る