丹沢・紅葉の牧馬渓谷


11月25日(土)曇りのち晴。
長年愛用のD40から、ようやく次のステップとしてD90を購入した。
何とか退職記念品として、ようやく承認してもらったもので、我が家の予算では、このへんが限度。
滝の動画写真を撮ろうと思って、牧馬大滝へ出かけてみる。
今年の紅葉は、里も赤色が例年に較べ美しい。
牧馬の谷は、紅葉時期に訪れてみてもあまり色づいていないことが多いが、今年はどうだろう。
丹沢には雲がかかり、朝方の空は暗い。
閉鎖された、青の原青少年センター前に車を止め、橋を渡る。
道志川周辺の紅葉はさかりで、綺麗だ。
上仲沢に降りるところは伏流になっていて、水の流れはない。
しばらくは、水の無い川床を歩いて行く。

小滝の前に来て、ようやく水の流れがでてくる。
大滝までは、うまく飛び石を使って、ほとんど濡れることもなく、到達することが出来た。
やや水量が少なめながら、神奈川ではベスト3に入る美滝、大滝の姿を眺めることができた。
例年、あまり紅葉しない滝周辺だが、今年はかなり色づいている。
早速、動画写真を撮ってみる。
左右からと、一番美しく見える上からの写真を撮ってみる。
曇り空だが、撮影するには、いい条件だ。
太陽が出ると、コントラストが強くなり、滝と紅葉をうまく写すのが難しくなる。
ミミズク岩(仮称)付近や、上部の紅葉が丁度ベストだ。
さて、今日は、F2、F3と牧馬廊下の写真も撮るつもりなので、一旦、出会いまで戻る。
戻る途中、親子連れとすれ違い、この滝にも、少しは訪れる人が出てきたことは、喜ばしいことだ。

車に戻り、高い塀に囲まれた土砂処分場の前の路肩に車を止める。
以前来た時は、県道からすぐに踏み跡があり、簡単に枝沢の上の道に出ることが出来たが、
ススキが生い茂り、すこし掻き分けながら、歩かないと、道がわからない。
今日は、尾根通しに続く道を忠実に辿り、枝沢にある5M・滑滝の上に出た。
左岸から巻いて降りると、本流に出会い、すぐ下がF3の滝だ。
落ち口右岸には、古いロープがあり、あまりテンションを掛けないで登ってみる。
このロープは、麻ロープで、木の結び目付近は、ロープに苔が生えており、信用しない方がよさそうだ。
右岸を巻きながら、滝を眺めつつ、滝下に降りた。この付近の紅葉も綺麗だ。
さらに50Mほど下れば、F2の上に出る。
以前は、左岸の木を伝いながら、ロープを使用して降りることが出来たが、途中の木が1本落ち、かなり難しくなった。
立ち木とロープを使いながら慎重に降りるが、足元が崩れやすく、緊張をしいる。やっと滝下へ降りることが出来た。
相変わらず美しい3条のF2だが、滝壷には崩れ落ちた、木が横たわっている。
まずは、下流に連なる廊下部分と、枝沢に落ちる20Mの滝を撮影する。
いつ見ても、ここの廊下は、すばらしい。
今年は紅葉もベストなので、雰囲気は最高だ。F2も左右から眺めつつ撮影する。
さて、ここからの脱出はどうしよう、以前はロープを残置して、登り返すことで、ここから脱出出来たが、今日は厳しい。
どう見回してみても、左岸から巻き上がることは危険である。
少し下った右岸から、大きく巻いて登ることに決めた。
登って見ると、かなり急で、足場も脆い。
一歩ずつ、確認しながら登り、大きく巻いて、F2の上に降り立つことが出来た。
これでようやく一安心、牧馬廊下を訪ねることは、格段に難しくなった。
F3も紅葉につつまれ綺麗なので、動画写真を撮る。
車に戻れば、快晴の空、谷間には日差しがなかったが、暖かい1日でした。

車――牧場大滝――F2――車

8:30  8:50  10:30  13:00

 

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