奥秩父・豆焼沢大滝
7月3日(金)晴れのち曇り。
天気がいいので奥秩父・豆焼沢に行く。
ここには大滝があり、興味をひくので、今日は大滝まで往復してくる予定で出かけた。
奥秩父は遠いなー、群馬の実家までと同じくらいの距離だ。
昔、日航機が墜落した直後、秩父から上野村を抜け、下仁田から群馬に帰った記憶があるが、これもかなりの時間がかかった記憶がある。
ゆっくりめに出たので、出会いの丘駐車場に着いたのは9時すぎ。
トイレをすませ、パンをかじりながら、地図を見る。
豆焼沢の入り口はどこかなあー、と地図や遡行図等をみながら検討確認。
建物の裏から橋を渡り、ヘリポートの角から踏跡を辿り、山道に入る。
少し下ると、すぐに右上に上がる仕事道が階段状に出てくる。
たぶんこっちだろうと思い、仕事道を登っていく。
トラバース道からジグザグ道に変わり、小尾根を越す。
沢は見えないが、かなりな流量の沢音が下から聞こえてくる。
30分ほどで、コンクリートで覆われたトーガク沢に出る。
あまり見たくない光景だ。
正面に落ちている簾状の滝が多少の救いか。
ここで山道の入り口探しに、少し右往左往する。
この先踏跡がほとんどないのと、階段状の道がほとんど埋まっているのでわかりにくい。
結局、30Mくらい下に、階段状の山道があるのが見つかった。
以外と歩かれていないのか、道は荒れている。
途中、小沢のところが崩れていたので、下に見える本流に降りた。
もう、トウの滝は近いはずだ。
ここは対岸にも小沢があり、小さな十字峡と思えるところ。
ここで靴を履き替え、遡行モードに入る。
少し沢を辿ると、2段8M・トウの滝の前に出た。
順調に山道を辿ってくると、ここに出るはずだ。
直射日光が当たっているので、あまりいい写真は撮れないが、幾つかとる。
ここは、左の山道を使い高巻く。
巻き終わってすぐに沢に降りる。
しばらくは、平凡な谷を登って行く。
やがて、左右に沢を合し、十字・三又のところに出る。
右の沢は鍾乳洞から出ている水だそうだ、滑滝になって落ちている。
左の沢は簾状の10M滝。
丁度太陽が真上にあり、水流がキラキラ光っていて美しい。
日光が当たっている写真と曇っている写真を交互に撮る。
これから先は小滝や滑が出てきて、沢登りらしくなってきた。
2段6M滝は、下段右、上段左を簡単に登れる。
6M柾小屋の滝は右から登り、落ち口横を登る。
8Mとも12Mとも言われる、簾状の滝が出てきた。
下から見ていると8Mくらいしかないが、登って見るとわかるのだが、上に2段続き、それを入れると12Mくらいになるので、
どちらも正解か。
しばらく写真を撮る。
さて、巻き道はと見ると、左から行けそうだ。
枝沢を分け、6Mくらいの滝を巻いて登ると沢は左に曲がる。
出ました、大滝が。
落差50Mといわれる大滝が眼前に見えた。
水量は普通か。
滝壷は以外と倒木もなくきれいだ。
写真を撮る位置はあまりなく、大体同じ位置で決まってしまう。
沢があまり厳しくなかったので、つい、ここでビールをおいしく飲んでしまった。
ここでゆっくり滝を鑑賞しながら、撮影と昼食タイム。
また一つ、奥秩父の名瀑を見られ、よかったという実感がする。
ちんたら登り、撮影しながらきたので、割合時間がかかってしまった。
さあ、あとは来た沢を戻るのだ。
下りながらわかるのだが、すべての滝には、しっかりした巻き道がある。
帰りは、トウの滝下から山道を歩いてみる。
しかしこの道は荒れている、2,3箇所、崩れていて通りにくい。
朝、沢へ降りたところの方が安全でいいだろう。
水は透明で綺麗だったが、魚の姿はあまりみなかった。
あまり、釣師たちも入らなくなったのだろうか。
帰りの山道はほとんど下りなので助かる。
5時少し前、駐車場に着いた。
平日の遡行はのんびり出来ていいね。
走るのがいやだった名栗村への道も、気分よくガンガン運転して帰ることができた。
出会いの丘――豆焼沢――トウの滝――柾小屋滝――簾状の滝―――大滝――――出会いの丘
9:25 10:25 10:50 12:05 12:25 13:00(13:45) 16:50