奥多摩の滝・日原・マミ谷、白滝、小魚止の滝


9月6日(土)曇り時々晴れ。
今週はなぜか身体がだるい。 そんな感じだから、少し軽めにしようかと、日原林道に出かける。
林道を奥まで行って、マミ谷と長沢谷に行こうと思ったのだが、工事中でゲートがしまっていた。
これで気持ちも少し萎えてしまったが、奮起して林道を歩くことにした。 車は八丁橋のたもとに止める。
歩き始めると、途中の景色も見られて、たまには歩くのもいいかな、と思う。 林道は巳ノ戸の出会いを過ぎた先で、工事中。 道路を掘って整備中なので、通れるのは歩行者のみ、12月までだめだ。
歩いていると、だんだん調子が戻ってきて、うん、白滝を見て行こうかな、という、気分になった。 ある位置がはっきりしないので、鍛冶小屋窪を過ぎた先のガレを降りてみる。

下には山葵田跡と見張り小屋が残っていた。 日原川の左岸に歩けるような道があり、上流に向かって歩く。
傾斜が急なところを巻くと、白い煙を上げている、白滝が見えてきた。 沢に降りるのは、急なため降りず、上から眺めて写真を撮る。 落差8Mほどの直瀑だ。
少し行けば、唐松谷の出会いのため、左右どちらか巻けないかなあ、と見まわして見たが、巻き道が見い出せず、 あきらめ、林道に上がる (あとで本流遡行してきた人に聞いたところ、どちらも巻き道があるとのこと)。
林道に上がると、丁度5,6人の中高年パーティーが歩いて行くところにでくわした。 タクシーで来たらしく、やはり、”奥まで入れなくて残念、余分な林道歩きですね”、と話した。 彼らは、雲取にいくらしい。
富田新道入り口で分かれる。 吊り橋を渡り、唐松谷を渡って、すぐ隣りのマミ谷に入る。

出だしは連瀑になっているので、尾根から巻く。 この尾根道には、昔のビンや缶詰カンがちらかっており、割れたビンに注意して登っていかなければならない。
F1・5Mの上に出ると、小広いゴーロとなる。 ここから沢沿いに登って行く。
沢は割合急だが、それほど目立つ滝もなく、流れ落ちている。 それでも、4Mくらいの滝が4個くらいある。 傾斜が緩いので、横を簡単に登っていける。
そこを過ぎると、倒木が目立つようになる。 やがて正面の高みから、1条の滝がちらっと見えてきた。
お、かなり大きそうだぞ。 近づいて見ると、上段は二条、下段はスラブ滝で1条になって落ちている、大滝だった。 案内の写真からは想像もできないくらい、みごとな滝だ。
上段13M、下段7M、全体で20Mはある大きな滝だ。
二条に落ちる上段の部分がとてもきれいだ。
しばらく写真を撮ってすごし、12時になったので昼飯でも、と思ったのだが、ここでビールを飲むと足元が危ないのでぐっと我慢し、下る。
出会い近くまで降りてから、ビールをぐぐっと飲む。 のどが乾き、我慢をしていたので、非常にうまい。 だあれもいない大自然の中で、ゆっくりビールを飲み、おにぎりを食べるということは、幸せだなあ。
さあ、今日のしめくくりはと、最後に本流の小魚止めの滝を見て帰ろう。 唐松谷の出会いから、本流を歩く。
この辺も非常にいい雰囲気だ。 自然の造詣が、木といい、岩といい、実にあっている。
5Mほどの小魚止めの滝はすぐそこ。 吊り橋からは見えないが、100Mほど先で落ちている。
この滝を含めた景色は最高にいい、簡単に登れないし、巻けそうもない。 まあ、見に来ただけなので、問題もないが、先に行こうとする人には大変だろう。 さあ、戻ろう。
橋の下で、本流を遡行してきた、単独の人に会った。 「今年は水が多くてね、やっとですよ、遡行できるようになったのは」と言っていた。
吊り橋を一人、帰り道のおっちゃんが、渡って行った。 あとは林道をぶらぶら歩いて帰るだけだ。
ゲート前にも、沢帰りだろう、3人組みが談笑していた。
暑くもなく、快適な一日でした。

 車―――白滝―マミ谷出会――――大滝――――出会―――車

 8:15  9:50  10:40   11:40(12:20)  13:20  15:30

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