万座の旅


7月12日(火)快晴〜13日(水)雨。
泉の森での飲み仲間であるAさん、Kさん、Sさん四人で万座へ行くことになった。
宿泊は管理人であるSさんの山小屋。
天気予報では、13日は悪いが、12日はいい天気らしいので決行する。
Aさん運転の車で県央厚木インターから入り渋川伊香保インターで降りる。
あとはほぼ県道で一本道、国道145号線に入り、高原野菜で有名な嬬恋村に入る。
唯一のスーパーで食糧と酒の買い出し、万座有料道路を走る。

山小屋入り口は、万座温泉の少し手前、管理人のSさんのみおろし、観光に出かける。
万座から志賀草津高原道路を走り、長野県の湯田中温泉まで降りた。
昼食後、温泉に浸かる猿で有名な地獄谷へと向かう。
渋峠では19度だった気温も下に降りると29度、かなり蒸し暑い。
駐車料500円、入園料500円を払い、10分ほどで猿のいる地獄谷に到着。
丁度昼過ぎで日差しが強くて暑い、猿の動きも鈍い。
平日ながら外国人がやたらに多い。
気温が高いので温泉に入ってくれる猿はいない。
温泉水をなめる程度で、すぐに去って行ってしまう。
ほとんどの猿は日影で昼寝や休憩、冷たい川のそばで遊んだりしている。
しばらく頑張って見たが、温泉に浸かる猿は0でした。

猿が温泉に浸かる姿は、寒い季節や早朝でないとだめらしい。
数も少なく、かなり散り尻になっている。
ここの猿はのんびりしていて、写真撮影は全然OK。
休憩所で冬の写真を見ると、かなりの猿が温泉に浸かっていて気持ちよさそうだ。
やはり絵になるのは、雪景色の風景だなあ。
まあ、お初の地獄谷、こんなものだと思い後にする。
帰路は再び志賀草津高原道路を走り、澗満滝展望地に寄る。
以前、直下まで行ったことがある澗満滝だが、午後の順光でいい感じになっていた。

田ノ原高原では白樺の間の日光キスゲの写真を撮っていく。
立ち入り禁止になっているお釜付近の写真を撮り、また万座温泉に下る。
現在、志賀草津高原道路は、万座への分岐から先は17時〜8時まで通行止め。
豊国旅館の露店風呂(500円)に入る、白濁した青い色のいい温泉だ。
落ち口を触るとかなり熱い、45度以上ありそうだ。
汗を流し、さっぱりしたところで、山小屋へ向かう。
道路から10分ほど歩いた小さな池のそばに山小屋はあった。
電気も引いてあり、思った以上に立派な山小屋だ、素人手作りとは思えない。
外で火を燃やしキャンプファイヤーもどきですごす。

  久しぶりに静かな山の中で一晩を過ごした。
早朝までなんとか雨も降らずにもったが、だんだん小雨から本降りになってきた。
今日の観光はあきらめ、草津経由で帰ることにした。
幸、風がないので、雲海なども見られる。
お釜入り口の駐車場は閉鎖、周辺の散策道はすべて立ち入り禁止、さびしいなあ。
雨でなければ、湯畑付近の散策もよしだが、道の駅でコマクサのみを見て下る。
川原湯温泉近くにある不動滝へ寄って行く。
以前は、下段のみしか見られなかったが、ダム建設に伴う新設された大橋からは、全体が見られるようになっていた。
かなり大きなな滝で、2段80Mくらいあるか。
貯水が始まれば、この橋から見えるかなりの部分が水没だ。
墨絵のような景色も、あと数年で変わる、滝は水没するような高さではないようだが、滝壺近くまで湖がせまりそうだ。
道の駅から団体様の観光客が、橋を歩いて滝を気軽に見にきていた。
今回は運転なし、久しぶりに車窓からの景色を眺めながらの旅で、温泉や山小屋とのんびりし、楽しい旅でした。

トップへ戻る