ミツバ岳の三椏と大滝


4月10日(月)くもり。
富士山と三椏をねらい、天気予報で晴れを期待したが、西丹沢に近づくにつれ曇り。
おまけに、246からは富士山が見えず、モチベーションがさがる。
寺の沢駐車場に車を止め、歩きだす。
車は数台止まっているので、何人かはミツバ岳へ登っているだろう。
滝壺沢横からの仕事道を登って行く。
今や、メジャーな登山口になり、案内板も立っている。
以前は、なんの案内もなく、踏みあとが続いているだけだった。

登山道途中から、道路越に見える沢に大きな滝が見える、どこの沢だろうか?。
あの大きさから想像すると20M以上の滝だ。
下山後に確認することとし、植林地帯をジグザグに登る。
途中二組に追いぬかれたが、ゆっくりと登る。
山頂近くになると三椏のトンネルが出迎えてくれた。
咲き具合から見ると、まだ4,5日早いようだ。今年は桜も遅く例年に比べると1週間は遅い。
まだ、黄色が薄く、むせ返るような甘い香りが少ない。
山頂には、単独者が2名いた。
富士山は雲が厚く、今日は待っていても、見えそうにない。
山頂周辺の三椏風景を撮影し、次のポイント、権現山方面へ少し下った場所へ行く。

ここの群落は、尾根から東の丹沢湖方面に広がり、山頂よりはいいかもしれない。
富士山は見えないので、適当に撮影してから戻ることにした。
気になるのは、途中から見えた大滝、下山しながら、どの辺にある沢なのか、チェックしながら降りる。
どうやら、世附川橋近くの沢らしい。
源五郎沢の大滝も見えているようだ。
下山して道路を歩いていると、滝壺沢対岸の沢にも滝らしき姿がうっすら見える。
かなり大きな滝のようで、下段の滝の水流が見え、その上が、さらに一条の大きな直瀑みたいだ。
木々の芽生え前なので、かろうじて見えるが、葉っぱが出てくると、確認するのはむずかしいだろう。
とりあえず、世附川橋を渡り、道路横に車を止める。
まずは、最初に見た大滝の確認。

橋からは、ロープが張られた林道に入り、20Mも行かないところで、水量のある沢にぶつかる。
たぶん、この沢だろう、道路からは3Mくらいの滝が見える。
沢に降り、出会いの滝を巻いて登ると、数段に落ちる滝があり、その上は取水堰堤、さらに大きな滝が見える。
堰堤横には、二段のアルミ梯子がかけられ、堰堤の上まで登れるようになっている。
堰堤下はF1−6Mの滝と小滝群。
梯子は少し斜めになり、なんとなく、たよりない感じだ。
垂れているロープをつかみながら、一歩一歩慎重に登る。
堰堤上には20M以上あるかもしれない、直瀑が落ちていた。
この滝が登山道から見えた滝に間違いない、その上には滑が続いていたようだ。
この沢はF1の下で二俣になっている、直瀑は右俣にある。
滝の撮影後、またまた、一歩一歩慎重に降りる。
左俣を見てみると、出会いに6Mの滝を落としている。
水量は右俣の方が多い。

取水パイプ沿いに植林帯を降りると、コンクリートの取水施設に出る、たぶん、ロッジ用だろう。
あとでこの沢の名前を確認すると、フタマンザイ沢になっている、漢字でどう書くのかはわからない。
道路に降り、さあー、次は、かすかに大滝のようなのが見えた沢へ行こう。
滝壺沢の大滝が見える、対岸の沢へ行く。
出会いは堰堤が見え、水量はあまりない、橋にはウナイ沢と書いてある。
道路から堰堤越しに、滝らしき姿がちらっと見えている。
三連の堰堤を巻いて行くと、F1−6M、二条の滝が出てきた。
F1の滝上を見ると両岸立った険しいゴルジュ、簡単に巻いて行けそうもない。
今日はここでギブアップ、少し歩いたこともあるし、撤退した。
この上の探りは次の機会とし、三椏見物に大滝も見られたし、いい1日でした。

車――ミツバ岳――――車

8:20  9:50   11:30

 

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