マリコ川、熊倉沢


12月3日(水)曇り時々晴れ。
今日は軽くということで、丹波山のマリコ川へ行く。
マリコ橋近くに車を止め、ゲートのある林道に入る。 林道は結構奥まで続いていて、マリコ川にかかる大指橋まで20分ほど林道を歩く。
橋際の左岸から、少し獣道を歩き、沢に降りた。 あまり滝らしい滝は無く、渓流のような流れを辿って行く。
網で囲ってある小さな山葵田を過ぎると、沢は右に曲がって行く。 少し急な流れになり谷も狭まってきた。
何かあるかなあと思いながら登って行くが、特にめぼしいところは出てこない。 最後に6Mほどの滝があり、唯一、滝らしい滝だ。

ここは右側を、滝を見ながら巻いて行く。 上は明るく開け、緩やかな流れが続いている。
しばらく歩くと山葵田跡が沢山出てくる。 緩やかな流れは一向に変わらず、沢を横切る登山道にぶつかった。
この先二股になり、少し歩いて見たが、先の方は相変わらず、幅広い谷が見えるだけなので、ここで遡行を打ち切った。 あまり期待してたほどでなく、ぱっとしない沢だった。
帰りは登山道を利用し、藤ダワから林道終点に降り、車まで戻る。

次に向かったのは、熊倉沢。
丹波山村の中心地を通り抜けて行くと、本流対岸に滝のような流れが見えたので、車を止め確認してみると、立派な滝だ。
どこの沢かなあと思い、地図と見比べて見るがよくわからない。 ヨケイクボでもないし、アシ沢でもない。
熊倉沢手前100Mくらいの無名の沢のようだ。 今まで見えなかったのが不思議なくらいだ。
落差も30Mくらいあり、見事な滝である。 2条になって落ちており、国道から最も近いところから覗くと、下部は霧のような直瀑で落ちている。
下まで行って見たい衝動にかられるが、たぶん下からではたいした眺めにはならないだろうと思って行かなかった。
最近の雨で少し水量があったため、見ごたえのある滝が見られたのであろう。
少しずつ場所を変えながら撮ってみた。
撮影をおえ、熊倉沢に向かう。
沢沿いの道はどこかなあ、と探すが、それらしき道がみあたらない。 前後、うろうろしてみたが、判らないので、えい、めんどうくさいと、石碑のところから直接沢に降りた。
すると、上から「どこにいくんや、そこは道がないぞ」、とキノコ屋のおっちゃんが声をかけてきた。 「ちょっと滝を見に沢を登るんですけど」と答えると、「滝なんか小さいのしかねえぞ、それに熊が出るぞ」と言われた。 「まあ、気をつけて行きます」といい、先に進む。「この寒いのにご苦労なこった」とつぶやいていた。
堰堤を左から越し、その上で靴を履き替える。 少し行くと、沢沿いに仕事道が出てくる。
最初に出てくるのは、4Mくらいの滝。 横の仕事道を利用しながら歩く。
しばらくすると、道もはっきりしなくなるので、沢沿いを歩いて行く。
何もないままゴーロを歩き、植林帯が終わるころ、8Mくらいの滝が出てきた。 おそらく、この滝がこの沢最大のネジレ滝だろうと思う。 ここを写真に納めて帰路についた。

車――登山道――車――――車――8M滝―――車

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