18キップで松島、平泉へ


平成27年7月21日(火)〜22日(水)快晴。
青春18キップの旅をしてみたいね、とカワセミ撮影仲間から頼まれたので、幾つか企画してみた。
3人で行く予定で、自分以外は利用したことがないという。
あまり無理のない工程として、世界遺産の平泉への旅に決まった。
行く仲間は知人のAさんとAさんの知人のSさん。Sさんとは初対面である。
それぞれの日程を調節し、7月21日〜22日の一泊二日コースにする。
自分一人の旅だとあまり事前予約はしないが、今回は3人なので、宿泊は事前予約する。
ネットで調べると仙台周辺のホテルは安いホテルもあるが、平泉周辺のホテルは格安なホテルがない。
少々高かったが、一関駅前の東横インをネットで予約する。
台風があい前後していたが、旅行予定日は大丈夫そうだ。
出発駅は藤沢駅と横浜駅なので、一人は藤沢駅から18キップを使用して乗る。
横浜駅からは一枚を二人で使用する。
さて、出発日当日、快晴で朝から暑い。
横浜駅で18キップを買い、二人で待ち合わせの電車を待つ。
快速ラビット宇都宮行だ、早朝にも関わらず通勤客は多い。
最後尾に乗ったが、混雑でSさんの姿は確認できず、メールで乗っているのを確認した。
東京駅をすぎて、やっと座れるようになり、ここで3人合流。
初対面の人なので、まずはご挨拶。これでようやく18キップの旅が始まる、という感じになってきた。
上野からは、通勤とは逆コースになるので、ほとんど混まない。
宇都宮には予定時間に到着、乗換時間は2分しかない。
最後尾に乗っていたため、同一ホームで待っている黒磯行きはかなり前だ。
時間がないので、ホームを走る、乗ったところで、すぐに短い電車は発車する。
乗換客で乗り遅れた人はいなかったのだろうか、それぞれグループは心配しながら確認していた。
宇都宮までに、乗換を考慮し、前の車両へ移動しておくのがベターだ。
ここまでは、あまり時間がなかったため買い物が出来ない。
黒磯でやっと時間の余裕が出来たので、まずは駅前を散策し、ビールを仕入れる。
これからは、平日の昼間、電車は空いている。
福島では乗換時間が少ないため、手前の郡山で駅弁とビールを仕入れて行く。
郡山、福島と順調に乗換、仙台にも遅れなく、順調に着いた。
仙台の地下街へ行き、ビールとつまみに笹かまを仕入れて行く。
仙台からは仙石線の各駅停車に乗っていく。
最近開通した快速電車は、”東北仙石ライン”と呼ばれ、松島海岸駅は通らない。
松島観光船に乗るには各駅電車の高樹町行以降への電車に乗らなければならない。
仙石線は地下鉄のようなかんじ、仙台での乗換時間はかかるので要注意。
松島海岸駅で下車、松島湾周遊の観光船キップを買い、乗船場まで歩く。平日ながら、観光客は結構いる。
2階のデッキへ行こうとしたら、2階はグリーン席で600円の別料金だという、こりゃーぼったくりだ。
晴れながら、霞がかかり、あまり眺めがよろしくない、1階でがまん。
50分の船旅、中国人の観光客が多かった。
下船後、隣に見える五大堂に寄る。
さぁー。今日の観光予定は終了、一関を目指し。東北線の松島駅まで歩く。
東北は梅雨あけしていないが、関東同様暑い、汗がしたたり落ちてくる。
松島から乗り、小牛田で乗換、一関には予定通り7時過ぎに到着。

ホテルにチェックイン後、シャワーを浴びて駅前の居酒屋に繰り出す。
駐車場係りのおじさんに聞いて行ったんだけれど、なかなかいい感じの店で、つまみも新鮮でした。
ホテルに帰り、部屋で再度飲み会、エアコンのききも良く、快調に眠れた。
翌朝外の明るさで目が覚めた、今日も暑くなりそうだ。
6時半からの朝食に並び、簡単な和食を食べる。
7時26分発盛岡行きから今日はスタート、今日は人数を入れ変える。平泉までは2駅、すぐだ。
開門時間は8時半からなので、ゆっくり中尊寺まで歩いて行く。
途中、源義経堂と書いてあった場所があったので寄ってみる。
ここも8時半からは有料のようだが、まだ誰もいない。
簡単に入れるので、お堂まで歩いて見た。
北上川が眼下に見える場所で、眺めはいい所、しかし、お堂はたいした所ではなかった。
中尊寺の入り口に着いた、拝観所までは、まだ800Mもある。
汗をかきながら登ると、丁度8時半過ぎになっていた。
拝観券を購入し、国宝の金色堂を見学する。
有料箇所は2箇所のみで、そんなに時間もかからない、お寺じたいも小さなお堂が散在している、という感じでした。
京都のようなでかい寺があるというような所でもない。
金色堂だけは一見の価値があった。
最初はいなかった観光客もぼちぼち出てきている、まあ、それなりに世界遺産だ。
中尊寺を見学後、毛越寺まで歩く。
快晴で気温が高くなり暑い、約20分で到着。
庭園を一周しながら、ゆっくり観光、カワセミが池の上を通過して行った。
世界遺産の池にカワセミという構図で撮れれば最高でしたが・・・。
さぁー、観光はこれにて終了、駅前で昼食、なにはともあれビールで喉を潤す。
JR帰りのスタート、仙台まで戻る。仙台駅でおみやげやビール、つまみを仕入れる。
あとは、順調に福島、黒磯、宇都宮(上野行)と乗り継ぐ。
小金井で藤沢からのSさんは小田原行きがあったので、18キップを交換し別れた。
18キップはそれぞれ2回残り、Sさんは今後使用してみたい、といっていた。
自分の方も2回残り、使おうか売ってしまおうか、あとで考えてみる。
我々2人はそのまま、快速上野行きに乗って行く。
上野で最後の乗換電車、沼津行に乗る。
上野までは空いていたが、東京駅で押し合いながら通勤客が乗ってきた。
上野〜東京ラインになって一番影響を受けたのは東海道線の通勤客だろう。
横浜で降り、今回の青春18きっぷの旅は終わった。
今までの旅で電車の遅れがなかったことはなかったが、今回は初めてどの電車の遅れもなく、
優秀なJRのおかげで、計画通りの旅ができました。

往路 横浜(藤沢)ー宇都宮ー黒磯ー郡山ー福島ー仙台ー松島海岸ー松島ー小牛田ー一関
復路 一関ー平泉ー一関ー小牛田ー仙台ー福島ー黒磯ー宇都宮ー上野ー横浜(藤沢)

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