三国峠からのダイヤモンド富士


2月28日(土)うす曇り。
山中湖へダイヤモンド富士を見に、二回行ったが、二回とも失敗。 二回とも午後の天候が悪化し、沈む太陽が見られなかったのだ。
山中湖からは、いつでも富士が見えると気軽に出かけたのだが、天気は気まぐれである。
それにしてもカシミール3Dのソフトは良く出来ている。 こんなソフトを開発した人はすばらしい。
事前に見える山を作成してからの登山、帰ってからの山座同定。 ダイヤモンド富士は、フリーに作成出来るので非常に便利だ。
ただ、ダイヤモンド富士を見る場合、日没後の行動を考えておかなければならない。 30分以内に安全な場所まで降りてこなければ、山小屋泊りかヘッドランプの行動になってしまう。
駐車場に近いところは、結構ねらっている人で一杯だ。
さて、三回目の山中湖、今日の天気もかんばしくはない。 空は薄曇り、富士山はかすかに山頂付近が見えるだけだ。

とりあえず、運動不足を解消するために、三国山に登る。 見晴らしがいいと思って登ったのだが、全然だめ、木があり展望がない。
また道路まで降り、反対側の鉄砲木の頭に登る。 ここはカヤトの山で、山中湖の上に雄大な富士が望まれる。
時間があるので、さらに切通し峠まで歩いて見る。
山頂から先はなだらかな下りになり、その間、全然展望がない。 新緑の頃に歩いてみるのがいいかもしれない。
つまらないので、登山道と林道が一番近いところから、林道めがけて降りると、すぐに林道で、かすかに、林道と登山道を結ぶ踏跡があった。
林道をぶらぶら、三国峠まで戻る。
車の中で30分ほど休憩してから、再び鉄砲木の頭のカヤトを少し登る。
見晴らしのいい場所を探し、カメラをセットしながら下の道路を見下ろすと、車が列になって止まっており、止まれない車が右往左往している。 ここなら自由に場所取りできるのに、なんで誰もあとからはこないんだろうな、と思ってしまう。

車の中で休憩できるし、道路の横はらくちんだからいいんだろうね。
空のほうは、俄然晴れてきて、富士もよく見えるようになってきた。 どうもここは、夕方になると、急速に天気がよくなるようだ。 この前も、日没後30分もしたら、晴れあがった。
山頂へ日が没する五分くらい前から、適当に取り捲る。 あっという間に、太陽は富士山のうしろに隠れてしまった。 少し、霞みのある天候だったが、まずまずだ。
再生して見ると、露出オーバーが多い、少し写真としては失敗かなあー。 まあ、それでも、思い通りのダイヤモンド富士が見られたので満足であった。

3月6日(土)快晴。秦野峠林道。
今日も、ダイヤモンド富士を見に玄倉方面に行く。
天気は快晴だが、富士山方面のみ強い冬型のため、雲がかかっていた。
時間が早いので、マシラ氏のホームページにあった滝口沢の滝に寄り道して行く。 滝口橋に車を置き、神縄地区から、この前降りてきた山道を探す。 少しうろうろしたが、見覚えのある登り口を見つけた。

猪よけのドアを開けて、山道を登ること20分、谷戸を越えると、滝口沢ゴルジュ上の流れに出る。 ここまでは前回歩いたので、周りの状況はよくわかる。
沢沿いの道を進み、沢に降りる。 しばらく開けた緩い流れの沢沿いを辿って行くと、1:1の二俣になった。 右俣に目指す滝があるので右に入る。
少し沢沿いを歩いて行くと、細い流れながら、立派な二段の滝が見えてきた。 今時、水は少ないが25Mはある滝だ。
ここまでくる間に、山女の姿もときおり見かけた。
周りは脆い壁に囲まれていて、かなりグズグズになっている。 下段は登れそうだが、上段は立っていてかなり難しい。 もう少し水があればなあ、と思うが贅沢はいわない。
角度を変えながら写真を撮り、もときた道を戻る。
途中、少し山女と格闘したが、水が冷たく、すぐにあきらめた。
車に戻り、玄倉から”林道秦野峠線”に入る。 小菅川を渡り、少し登るとすぐにゲートだ。
富士山を見ると、まだ半分から上は雲の中だ。 最悪は見えないかもしれないが、いつも夕方近くになると晴れてくるので、それを期待しながら、車の中で時間をつぶす。
1時間ほどして、富士山方向を見ると、大分雲が切れてきた。
さあ、そろそろ時間だ、カメラだけを持ち、5分ほど上のもう少し見晴らしのいいところまで歩く。
太陽は、頂上の真上にきた。 しかし、薄雲があり、完全にはなくなっていない。
雲を通して、太陽が沈み始めた。 また、バシャバシャ撮っていたら、あっというまに日が沈んでしまった。
おまけに、最近撮り始めたカワセミの写真を一つアップ。

 三国峠――三国山往復――鉄砲木の頭――切通し峠―三国峠

 12:30   13:40    14:10    15:05   16:00

 滝口橋――右俣の滝――林道ゲート前――日没

 12:40   13:40    15:40    17:13

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