奥多摩・御岳山


8月27日(金)快晴。
御岳山のレンゲショウマを見に行く。
丹沢と奥多摩はそれほど離れていないが、地層の違いか、咲く花の植生はかなり違う。
丹沢固有種としては、サガミジョウロウホトトギスやサンショウバラなどが有名だ。
今回行った御岳山のレンゲショウマや、御前山のカタクリなどは、奥多摩の山に自生しており、丹沢で見かけることはない。
まだまだ暑いので、往復、お手軽なケーブルカー利用で登る。
山頂駅から右へ数分のところにレンゲショウマの群落があった。
今年は咲く時期が1週間ほどずれており、丁度見頃になっていた。
平日とまだ朝早いので、撮影者はまばらだ。
アングルのいい花を探しながら、撮影を続ける。

30分ほど撮り、御岳神社へ向かう。
標高があまり高くないので、それほど涼しくない、汗がひたたり落ちてくる。
神社の狛犬などを撮りながら、参拝した。
御岳山のケーブルも初めて乗ったが、神社も初のお参りでした。
以前、七代の滝から大岳山に登ったとき、御岳山の一部を通ったことがあるのみだ。
今日は暑いので、七代の滝からロックガーデン経由のお散歩コースを歩いてみる。
神社下から、養沢方面に下り、七代の滝下まで一気に下る。
沢の音がしてくると、気持ちも涼しくなり、ほっとする。

登山道から見える七代の滝は、通常は一箇所しか見られない。
ほぼ、七段あるので、下からゆっくり見ていく。
最下段は、登山道から、沢まで降りる。
岩壁に囲まれた5Mほどの滝が落ちている。
登山道に戻り、次の滝下まで行く。
大岩に囲まれた6Mほどの綺麗な直瀑があり、一般的に七代の滝として写真で紹介されている滝だ。
この滝と最下段の滝の間は5Mほどの滑滝でつながっている。
ここから登山道は鉄梯子になる。
登山道をはずれ、断崖の上から覗きこむと、上に続く一連の滝がみえてくる。
2M、8M、5M、3Mと続き、おおむね七段・40Mほどの滝となっている。

これらの連瀑が七代続く家族を思わせ、七代の滝といわれているのだろう。
鉄梯子を登り詰めると、天狗岩だ。
御岳神社からくる中間道が、ここで合わさる。
この先は、沢沿いの平坦な道に変わり、ロックガーデンの始まりだ。
苔が発達し、綺麗な流れとあいまり、とても清清しい。
平日にもかかわらず、家族連れ、グループ登山とかなりの人手だ。
最後は、滝行が出来る、綾広の滝で、ロックガーデンは終了する。
滝上には、美味しい水もあり、真夏の散歩道としては、最高である。
広い水平道を辿ると、最初の下り道にぶつかり、神社下に着く。
グルーと周回するコースで、ゆっくり休憩しながら歩いても3時間あれば充分おつりがくる。
朝、あまり出会わなかった人出も、参拝客や、観光客と、かなり多くなってきた。
この分だと、週末はかなり込みそうだ。
一休憩してから、ケーブルカーで降りたが、がらがらだった朝と比べ、観光客や登山者で一杯でした。
目的だった、レンゲショウマも見頃で良かったし、滝と沢沿いのコースもあり、お勧めです。

滝本駅――神社下――綾広滝――滝本駅

8:30  10:00   12:30  13:40

 

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