丹沢・二十女沢、宮ヶ瀬鐘沢


10月9日(木)くもり。
宮ヶ瀬鐘沢の枝沢にある滝へ行くつもりが、間違えて二十女沢へ行ってしまった。
宮ヶ瀬からヤビツへ抜ける県道に入り、ゲート手前の広場に車を止める。
橋の先で工事をしていて、ゲートが開いていたため、すんなり橋を渡る。
湖の水位は下がり、滝の沢のF1が橋の上から見えていた。
舗装された湖岸道路を歩き、宮ヶ瀬鐘沢と思っている沢の橋を渡り、沢沿いの舗装された林道を歩いていく。
確か送電線があるはずだが、行けども送電線は見えない。林道終点まで来たが、左に沢は見えない。
少しおかしいと思ったが、本流の沢に降りてみた。
少し歩くと右枝沢に簾状の滝が見えてきた。落差は10Mくらいある。以前の記憶はさだかでない。
写真を撮りに滝前まで登ると滝の右側に何か動く動物がいる。

一瞬、熊かと思ったが、色からしてそうではなさそう。
少し遠かったため、猿かとも思ったが、ようくみるとカモシカだった。
カモシカだと安心なため、じっくりと様子を眺める。
しばらく付近の草を食べていたが、ゆっくりと近づきながら降りてきた。
シャッターを数枚切るとカモシカもこちらに気が付いた。
少しにらめっこ、やがてゆっくり引き返し、去っていった。最短距離は15Mほど。
こんなところでカモシカに会えるとはラッキーでした。
戻り、滑のゴルジュ帯を抜けると二俣、真っ直ぐの枝沢が目的の沢か?。
枝沢に入ると左から2Mの滝をかける小沢があり、沢はミニゴルジュになる。
沢は左に曲がり、2段・5Mの斜瀑がかかっていた。これが目的の滝だろうか?。
まあ、それなりの滝があったので、ここで引き返す。小沢の上には、さらに4Mの滝があった。

二俣に戻り、右の本流を覗いて見ると、3段に落ちる感じのいい滝場が出現。
4Mの直瀑、丸石が挟まった3M、幅広1Mと見栄えがいい。沢靴ではないので、ここで終了とした。
帰宅後、ようくチェックしてみると、宮ヶ瀬鐘沢だと思っていた沢は二十女沢だった。
地形図のコピーを間違えたことと、似たような橋を渡るので、勘違いしてしまった。

10月11日(土)くもり時々晴れ。
おととい間違えて行けなかった宮ヶ瀬鐘沢の枝沢へ行く。
橋の手前にある広場に車を止める。土曜日のため、かなり車が止まっていた、ほとんどは釣り人だろう。
橋を渡り、舗装された湖岸道を歩く。かなり埋まってしまった八丁の滝が見えていた。帰りに写真を撮って行こう。
鐘沢橋を渡り、舗装された沢沿いの林道を歩いて行く。なるほど、感じは二十女沢とそっくりだ。
しばらく歩くと左の枝沢に5Mくらいの滝が落ちていた。上部を覗くと滝のような流れが見える。帰りに寄ろう。
さらに林道を登って行くと、上空に送電線が見えてきた。
舗装が切れ、ダートの林道になると、えぐれたりしていたりして、少し歩きにくくなる。

左に堰堤からやや水量のある枝沢が出てきた、これが目的の沢だろう。
鉄梯子を上り、鉄塔巡視路を登る。50Mで二俣、直進は涸れ沢、水量の多くは左の沢から流れ出る。
左の沢へ入り50Mで目的の滝が現れた。巡視路が滝下を横切っている。
15Mはある立派な滝だ、東電さんのなかでは、かなり前から知られた滝だったと思う。
巡視路を登り、上からも眺めてみる。滝上には、滑滝が続いていた。
ようやく目的の滝も見られて満足、今日はこれにて終了。
帰り際枝沢5Mの上を探ってみる。
右側を少し登るとルンゼの岸壁下にかすかな獣道があった。慎重に横断、滝上に出る。
上には多段に落ちる30Mくらいの滝があった。こんな短そうな沢にあるとは驚きだ。
最上段には、おそらく5M以上はある幅広の直瀑が見えている。
靴を履きかえて登ってみようとも思ったが、撮影中足首がちくちく蛭攻撃されたこともあり、戦意喪失。
早めに降り、林道の乾いた場所で蛭退治。
両足に数か所やられてしまった、にっくき蛭はすべてつぶす。
沢足袋だとあまりやられないが、運動靴だとすきまがあり、靴下の上からでもやられてしまう。
車に乗る前にも、もう一度入念にチェックする。
これで990滝、1000滝もなんとなく見えてきたような気がする。

車――枝沢の滝――車

7:30  9:20  12:00

 

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