丹沢・ミズヒ沢から鍋割山


7月12日(土)晴れ。
今日は、割合単純だと思われるミズヒ沢を遡行した。
大分暑くなってきたので、簡単な沢を遡行し涼を求める。
ミズヒ大滝を見て、鍋割山へ登ってみることにした。
本当は、沢の詰めなど、苦しきことのみ多かりき、であまりやりたくないのだが、行く所がないので、なんとか、ここにしようか。と決めたしだい。
ポンコツ車なので、ダート道を嫌い、舗装された道を、県民の森終点の駐車場まで行く。
遅い出発と、天候も良いので、駐車場は最早満杯、かろうじて、番外に一台止めることができた。

おもむろに、無名の沢などを眺めながら、二俣まで歩く。
ここにも、4,5台の車が止まっていた。
これから、勘七に入るのだろうか、完全防備で挑む若者あり、カッパを着て、単独で挑もうとしている人ありと、 ここは、沢と尾根に入る人達が入り乱れている。
登山道を歩いていると、若者グループ、子供連れグループ、夫婦者と色々なメンバー達と遭遇する。
ミズヒ沢出会いから、大滝へ行く道に入ると、途端に人との遭遇はなくなる。
まだまだ、水量は多い。緑の葉に覆われた、ミズヒ大滝の姿もなかなかいい。
この滝の落差は25Mだというが、下から見上げた雰囲気では15Mの滝だ。
良くみても、20Mくらいだろう。
この巻き道は、右側だが、尾根を登りながら見ると、色々ある。
赤テープを頼りに、大きく巻いてしまうと、F2まで巻いてしまうことになる。
小さく巻くようにして行くと、F2の手前に降りることが出来る。
しかしながら、ロープを使用しないと、安全には降りられない。
F2の下に降り、写真撮影。この滝は、遠くから見ると、5Mくらいの滝にしか見えないが、
滝下まで寄ると、やはり7Mくらいあるなあ、と実感する。
大滝からの巻き道は、大きく巻くと、このF2までも巻いてしまうが、 F2の両サイドの壁は、以外と高いので、安全に行くにはそのほうがベストか。
滝の直登も出来そうだが、もろに水を浴びるので、それは避け、左の狭い窪から、足場を気にしつつ、ゆっくり登る。
上から俯瞰した眺めもなかなかいい。
この、ミズヒ沢で、危険なところは、ここまでで、あとはたんたんと登る。
二段に落ちている枝沢の滝を左に見て、本流の3M滝を右から巻く。
しばらく小滝を交え歩いて行くと、二俣になる。
右は滑滝、左はCSの滝だ。
水量は右の方が多く、興味をそそれられるが、CSの滝の方が見事なので、中間尾根から巻いて滝上に出る。
この上で、一旦伏流になり、水は涸れる。
この先、沢は枝分かれして行くので、どれが本流か、よくわからなくなってくる。
こんなところにも、炭焼き釜の跡があった。
右の沢で少し水音がするので、喉を潤し、もう望みがなくなった沢をあきらめ、、中間の尾根を登りだす。

登山道のある、上の尾根までは、まだまだ遠い。
木を頼りに登る急登は辛い、非常に疲れを感じる、”もうー、いや、こんな疲れる登りは”何度も思いながら、休み、休み登る。
滝の美味しい部分が3分の1、源頭からの詰めが3分の2工程、なんで疲れてつまらない登りをしなきゃならないんだ。
おまけに、くそ暑く、一歩一歩の足取りが重い。
やっとの事で、少しなだらかな草付に付いた。
少し登ると、登山者が見えてきた。やっと尾根の登山道に出たのだ、非常に疲れを感じる。
登山者に、鍋割山の方向を聞いたら、左だという。
登山道に、見事な色のカミキリ虫みたいなのがいて接写、あとで見たら面白い顔をしていた。
尾根道を300Mくらい歩いたところで、やっと鍋割山頂に到着。
やっとビールが飲める、大休止だぁー。
草叢に足を投げ出し、生暖かいビールを一飲み、幸せだなぁー。
山頂は結構人も多くにぎやか、金は持ってないから、氷も鍋焼うどんもパスでした。
ゆっくり休憩したつもりでも、なかなか疲れは取れない。
最近、右足かかとの軟骨部分が痛いので、歩きも重い。
チンタラチンタラ、何人もの人に抜かれながら、ゆっくり、後沢乗越へ降りていく。
時間があれば、栗ノ木洞廻り、なんて考えていたが、とんでもない、下りに足を出すのがせい一杯。
林道を歩いている所で、にわか雨に捕まる。
雨脚が強いので、しばらく雨宿り、20分ほど待ったら、雨も上がり、日が差してきた。
以外と時間がかかった一日でした。

車―――CSの滝――尾根登山道――鍋割山頂――――車

8:40  11:50   13:20   13:30(14:00)  15:50

 

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