丹沢・水無川中流WW


7月17日(日)快晴。
当初は後立山連峰にある五竜岳に行く予定だったが、台風が来ていたため、早めに中止する。
家にいても暑くてしょうがないので、何処か丹沢で行ってないところがないかなあ、と考えてみた。
おっと、あるじゃないか、水無川中流のウォーターウォーキングが、暑さをしのぐにはGOODだ。
行き先は決まったので、早出発。善波トンネル先から見える富士山はくっきり見え、もう、頂上付近には一筋の雪しか見えない。
水無川には、どの辺から降りたらいいか、よくわからないので適当な場所を探す。
滝沢園を過ぎた少し先から川を覗いて見たら、簡単に降りられそうだったので、林道が広くなったところに車を止め 仕度をして川に下りた。
降りたところは広い河原で、上空に見える送電線の少し上流側。

右岸になにやら施設が見えるので、寄ってみると、秦野市の水道施設でした。
しばらくは広い河原を歩いて行く。前方に5段に連なる巨大な堰堤が出てきた。
ここは、左の巻き道を利用し、堰堤の上に出る。
また、広い河原の歩いて行くと、二段・20Mの大きな堰堤がまたまた出てくる。
ここも左から大きく巻き、堰堤の上に出る。
河原を歩いて、左岸を見ると、何やら林道に近い道が河原まで降りてきているではないか。
おそらく戸川林道へ出るのだろう、ここから入れば良かったな。(後で調べたら、旧倉見山荘への道らしい)。
しばらく歩くと川は狭まり、河原からゴーロ帯になる。
丁度ヒゴノ沢が合流するところだ。右岸にもゴルジュになった涸れ沢が入っていた。
ちょっと覗いてみたら、すぐに3Mの棚になっている(後で確認すると中大沢らしい)。
ここからがWWが出来る楽しいところのようだ。辿るにつれ、水量も多くなる。
浅瀬を辿るのもよし、深いところで水浴びしながら戯れるのもよし、自由に散策だ。
小さな滑滝やら、深い釜もあり、周囲には20Mくらいの岩場も出てくる。
真夏に辿るには最高に楽しい。沢登りを楽しむ、というような感じ
危険なところは出てこない。魚影も走る。
ただ、ヒルはやはりいるようで、休む場所には、注意を要する。
水流中と乾いた岩の上なら安心だ。前方にまた二段の堰堤が出てきた。
すぐ横は岩場で、簡単に巻けそうもなく、少し手前の左から植林帯に登り巻いて行く。
上から覗いて見たが、堰堤横岩場を巻くのは、やはり無理でした。
水流を楽しみながら歩くと、右岸に滝を落とす沢が出てきた。
さてー、過去の記録で見た記憶がないようだが?。
とりあえず出会いにある6Mくらいの滝写真を撮り、先へ進む。
50Mくらいして、また右岸に少し水量のある沢が合流してきた。
さてー、この沢も記憶がないので、少し辿ってみることにした。
出会いに2段の石積み堰堤があるが、水流は壊れた堰堤横を滑滝で落ちている。
100Mも登るとゴルジュっぽくなり、三段の滑滝が出てくる。
さらに2段5Mが続き、その上には堰堤が見えた。
堰堤が見えたので、ここから引き返し、出会いに戻った。
さらに少し辿ると、右から新茅ノ沢が入り、左からはモミソ沢が入る、ミニ十字峡になる。
ここは明るく太陽が照らし、誰も登っていないモミソ岩には、ハーケンが光っていた。
ここで遡行は打ち切るつもりなので、上流側をあと100Mくらいだけ、歩いて見た。

この十字峡すぐ上には飛び込み出来そうないい釜があり、十分遊べそうだ。
軽い昼食を取ってから、林道に上がる。林道に上がると暑い、車が通るたびに埃が舞う。
林道から水無川へ降りる道を確認すると、すぐに竜神の泉。
ペットボトルに水を入れ、車まで戻った。
後で調べたところ、出会いに落ちる滝は沖大沢のF1、その上50Mの沢はソグラ沢、ヒゴノ沢対岸の涸れ沢は、中大沢でした。
前大沢とソグラ沢は過去に記録があり、沖大沢のF1は新滝でした。
ここは、大水量の沢遊びが楽しめ、滝見が出来、釣りも出来、トライすればクライミングも出来る。
色んな要素が詰まった、面白い遡行でした。

車――――新茅ノ沢出会――――車

8:30  12:00(12:20)  13:15

 

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