奥多摩・水根沢


19年8月11日(土)快晴。
奥多摩で最後に残っていた水根沢谷へ行ってみた。
滝らしい滝はないが、納涼沢登りとすると面白かった。
奥多摩湖下の駐車場に車を置き、舗装された林道を10分ほど歩いて行く。
道路が切れたところから、道を真っ直ぐ進み、民家の前を通過しそのまま水根沢に降りる。
水はほどほどあり、涼しくてとても気持ちがいい。
すぐに第一ゴルジュが始まり、二段の滝が出てくる。
釜はほとんど埋まっており、簡単に通過できる。
両岸は岩壁で狭まり、変成岩の滑滝が多い。
一旦開けるが、すぐに第二ゴルジュとなる。
両サイドの壁はより高く険しくなってくる。

ほとんど巻くことが出来ないので、水線沿いに突き進むしかない。
狭い段々の滝は、釜に入り、突っ張りで登る。
良く見ると、いたるところに残置シュリンゲがあるが、それらを使う必要はない。
釜が埋まる前は大変だったようだが、今は足が立たない釜は皆無だ。
二段の大きな斜瀑が出てきた。これが大滝だろうか?。
右から小さく巻いて上に出る。

右岸に山葵田が出てきた。小屋もあり、ここへは、林道から簡単にこれるようだ。
ここで休憩していると、下から3人のグループが追いついてきた。
彼らは嬌声を揚げ、この先の釜で飛び込み大会を始めた。
やっと深い釜にありつき、気持ち良さそうに飛びこんでいる。
彼らが先行するまで、楽しく眺めていた。
此の辺からが第三ゴルジュが始まる。
少し深い瀞場で、先行グループがへつりの練習をしていたので、巻き道から追い抜き先行する。
小滝を越えて行くと、半円の滝が出てくる。
写真を撮りながら登っても、ここまであっという間に来てしまったような気がする。
小川谷廊下の縮小版みたいだ。

しばらく写真を撮っていると、再び彼らがやってきた。
ここでまた鑑賞タイム、半円の滝を突っ張りで登る姿をゆっくり眺める。
彼らが登ったところで、左から巻いて上がる。
サークルを訪ねたところ、”東京学芸大学の学生”だった。
彼らはまだ半円の滝で遊ぶようだったが、私はすぐ上で終了し左岸に上がる。
踏み跡が左右に二つと上に一つ、三方向にあり、どれが登山道へ出る道かよく分からない。
左右の道を少し歩いて見たが、どれも違うようだ。
上を目指し登ったところ、50Mくらい登ったところで、立派な登山道に出た。
5分も歩くと、左上に車が見え、どこからくるのかわからない林道が、10M上に並行してあるらしい。
登山道をそのまま下ると、30分で入渓地点付近、民家があるところに着く。
この水根沢は、お手軽半日コースで楽しめ、交通も便利でいいところだった。
時間が早かったので、栃寄沢のF1を眺めに行く。
御前山登山道脇に車を止め、栃寄沢沿いの登山道を登る。
往復1時間程度で、岩間から落ちるF1を眺め、帰宅した。

車――水根沢終了点――車

7:55  10:10  10:50

 

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