奥多摩・モクボ谷2


4月19日(土)くもり時々晴。
天気が良ければ、沢から惣岳山へ登り、丁度咲くカタクリでも見ようかと思ったのだが、 いまいちのようだったので、モクボ谷にする。
水量の多い、右俣大滝の姿をもう一度見たかったのと、支流に大滝がありそうだ、という逍遥の記録があったので、それを確認しに行く。
記録から判断すると、林道終点近くに右岸から流入する小沢があり、それらしい。
枝沢に入り、山葵田と山葵田跡が続く二股まで歩く。
小滝はあるのだが、それらしい雰囲気は出てこない。
ひょっとすると、さらに手前の赤指沢だったのだろうか。
滝がないのを確認し、また出会いまで戻る。

少々時間を食ったのと滝が無かったので気分的に疲れた。
さて、やっと10時過ぎ、モクボ谷本流の遡行に入る。
堰堤までの仕事道は少し分断され、木橋も流されている。
水量は多いものの、水は澄んでいる。
連瀑帯の一部は左から高巻き、ゴルジュを抜けた。
枝沢はどれも水があり、最初に左岸から出てきた沢が右俣だろうと思い、入ってしまった。
滑滝が続き、この沢だったっけと思いながら登る。
どうも本流と較べ水が少なさすぎる、かなり登ってから、間違いに気がついた。
下るのがめんどうなので、尾根を横切りながら、本当の右俣に向かう。
やっと水音が聞こえてきた、大滝も眼下に見える。
うまく、滝の上部へ廻りこもうとしたが、かなり上部を高巻かないといけないようだ。
しかたがないので、ロープを出しながら、滝下に降りる。
右俣の水は多い、やはり枝沢とは違う。
三段に落ちる滝は健在だった。
滝壺にある大岩は、以前はなかったものだ。
余分な沢を二つ歩き、時間と気力、体力もなく、今日、確認しようとした、大滝上部の様子は見られなくなった。
まだ、芽吹き前なので、滝上部の様子は、尾根筋からよく見える。
三段の上にも、5M級の滝が数段続いているようだ。
モクボ谷の本命はこの右俣に限る。
残念ながら、上部は見られなかったが、水量の多い大滝が見られた事でも良かった。
結構時間も食い、疲れたので、ゆっくりと下った。
帰りに、赤指沢出会を覗いて見ると、以前あった立派な山葵田は姿を消し、モノレール軌道が除かれ山葵田跡と化していた。
これで、やや納得、おそらく枝沢大滝は、赤指沢大滝だろうと、思われる。

車――右俣大滝――――車

8:15 13:30   16:30

 

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