丹沢・モロクボ沢


8月28日(金)快晴。
最後の夏休み、久しぶりに丹沢へ出かける。
モロクボ沢の滝が見たくなったので、西丹沢に行く。
用木沢出会いに車を置き、いざ出発。
あまり雨が降ってないので沢の水は少なめだが、モロクボ沢は通常でも水量の多い沢なのでそれなりに流れていた。
快晴下の大滝はコントラストが高いので、非常に撮りづらい。
高速シャッターでの水飛沫や、岩に映る影などをメインに撮影してみた。
大滝上の滑滝群まで行って、また帰ればいいやと思いながら、巻き道を探す。
右岸滝横の踏み跡を登ると、ややきつい岩壁を登るようになる。
なんか、以前登った時の巻き道と違う気がする。それに、岩も逆層風で登りにくい。
一度下に戻り、尾根風の所を根っこを掴み、木を頼りに登ってみた。
以前、少し登って滝方面へトラバース出来たと思ったが、そのへんは崩れていた。
さらに尾根状を登り、滝方面へトラバースしていく。

記憶にあるルンゼの横断場所に出た。
上部に張ってあるトラロープは細くなり、利用するには不安がある。
ロープを出し、ゆっくり足元を確かめながら横断する。
ここを降りるとF2を巻いた上に降り立つことが出来る。ザックを置いて、F2を覗きに行く。
滝を眺めていたところ、大滝の落ち口から、二人登ってきた。
完全武装のおじんと短パンねーちゃんでした。
言葉をかわし「一人、大丈夫?」なんて言われてしまった。
格好を見れば、沢登りなんて雰囲気はないので、そう見られてもしょうがないけどね・・・。
堰堤までの予定が、がぜん畦ガ丸までの予定に変わってしまった。
先行した二人を追いながら、ゆっくり登る。
以前泳いだ時は足がつかないプールでしたが、大分砂が積もり、今や浅いプールと化している。
二人が登っているのを眺めながら、滝の撮影をする。
堰堤の上に出れば、癒し系の流れになり、最早滝といえるものは出てこない、時折滑が出てくるだけだ。

水晶沢分岐を過ぎ、次の二股になったところで、また、二人が休憩しているところに出会った。
先行するのはいやだったので、左の沢の偵察を含め、少し歩いてみる。
地形図で見ると、この沢は、畦ガ丸手前の尾根登山道へショートカット的に出られそうでした。
あまり水の流れがないので、早々に二股まで戻る。
水量のある右沢に入り、水を追いながら登っていく。
水も伏流になったりしながら、だんだんか細くなる。
だんだん似たような分岐が多くなってくるが、常に底が低い本流とおぼしき沢をたどる。
地形図と太陽方向をにらみながら登っていく。
窪状になり短い藪を漕ぐと、テープでマーキングされた木が上に見え、ポンと突然登山道に出た。
ここはどの辺か?、地形図で確認すると、たぶん畦ガ丸より北方向だと思う。
左に進むと、少し登った所で避難小屋に到着。避難小屋まで200Mくらいでした。
ここで、現在位置を把握、もう100M登ると畦ガ丸の山頂に着いた。
休憩していると、単独の登山者が到着、今日始めて登山ルートでの出会いでした。
休憩後、西沢出会いを目指してゆっくりと下って行く。
沢が長かった影響もあり、足どリは重い。
本棚、下棚へも寄らず、西丹沢までとぼとぼ歩いた。
ここから、さらに車まで2KMあまりの道路歩きだ。
最後の夏休み、キャンプ場には、家族連れがそれなりにおり、水と戯れる嬌声がしていた。

車――尾根登山道――――畦ガ丸――――車

7:55  12:10   12:15(12:35)  15:15

 

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