モロト沢


3月20日(土)雨。
今日は久しぶりの滝見だ。 マシラ氏のHPにあったモロト沢(コノマ沢)にいく。
沢の名前は以前、経済地図にモロト沢とあったので、そのまま使用していく。
朝早く行かないと、キャンプ場内は通りずらいので、久しぶりの早朝出発だ。
天気予報がはずれるのを期待したが、予報どうり雨が降り出してきた。 もう2時間待ってくれれば、と思うがつれない。
まだ小雨なので、そのまま登ることにした。
河内川横の駐車場に車を止め、キャンプ場に向かう。
予想どうり、早朝のため、だれもいない。 堂々と”立ち入り禁止”のロープをくぐって入る。
まだ水量は少ないが、それなりの流れがある。 F1の滝はすぐにあり、3段6Mくらいだ。
ここまでは、来たことがあり、これ以降は初めて。
2万5千分の1の滝記号が、このF1だと思っていたが、どうも違うらしい。 ここは、ぐずぐずの左を大きく巻いてあがる。
踏跡を辿り、沢に降りて行くと、堰堤がある。 ガバホールドをつかみながら、堰堤を越える。
沢は右に曲がり、滝のような音がしている。 三段に落ちる立派な滝が出てきた。

上段の滝は、左から落ちているので、姿はよくわからない。 1M、8M、10Mと見た。
三段目の滝を見ようと、右尾根を巻きながら登るのだが、なかなか全体像を覗くところがない。
ロープを命綱にして、なんとか滝が下に見えるところまで、降りる。 やはり、10Mはある立派な直瀑だ。
さらに、その上に4Mくらいの滝が見える。
ここも、ぐずぐずの尾根を大きく巻いて越え、先ほどみえた4M滝上近くに降りる。
戻って滝上から見下ろすと、やはり4Mの滝だった。
先にはまた、直瀑が出てきた。 これまた、10Mはある滝だ。
さらに続く滝が、上段に見えるが詳細はわからない。 ここも巻かないと登れないので、右から大きく巻いて上がる。
尾根を登って行くと、仕事道にでた。 道を辿りながら、沢沿いに行くと、またまた大きな滝が続いて見える。
道はこの大滝の上に降りて行くので、右岸に渡り、様子を見に行くと、この辺は、複雑に入り組んでいるのがわかった。
沢は、10Mの直瀑の上で二俣になり、またそれぞれの沢に滝をかけているようだ。
左俣の方は、良く見えないので、全体像を探るつもりで、再び左岸に戻り、二俣付近に張り出している尾根の様子を見る。
立ち木を利用しながら、両方が見えるところまで降りるが、急で危険なので、ロープを出す。 最後の木は、10M滝のかなり上にあり、木にもたれると落ちそうで怖い。
やっと左俣の滝も見えた。 3段のようだが、上段の姿は隠れていて見えない。
右俣は、15Mの直瀑があり、小滝をはさんで、さらに、3段20Mの滝へ続く。
すごい、見ごたえのある場所だ。
こんなところに、高度感のあるゴルジュがあるなんて、大感激。
水量から見ると、左が本流のようだ。 雨も本降りになり、水の流れも少なくなってきたので、ここから下ることにした。
仕事道を拾いながら、植林地帯に逃げ、あとは適当に降りていく。
下の畑に出たが、ばら線の柵で人間様が出られるようなところがない。 もう少し、横に歩いて行くと、再び仕事道にでる。
すぐに、針金で閉じられた出口があり、そこから出られた。 道は丁度、橋にぶつかるので、渡り、県道を歩いて車に戻った。
通常今頃は、花粉症に悩まされるのだが、今年は軽くて非常に助かる。
帰って、マシラ氏のHPで確認すると、もう一つ奥に大滝があるようだ。 その滝は、いずれまた水量が戻ったときに見にこようと思う。
今日は、短時間だったが、充実した滝めぐりが出来た。

車―――6M滝――三段20M滝――二俣の滝――車

6:40  6:50   7:10    7:50   9:30

 

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