玄倉川散策


11月13日(日)くもり後晴れ、後くもり。
土曜日に出かけようと思っていたら、息子に車を取られてしまった。 まあ雨だからいいか、と思っていたらみるみる晴れてくる。
しかたないな、翌日曜日に玄倉へ出かける。 今日は紅葉の見頃を迎えた玄倉川の散歩だ。
ゲート前には数台の車が止まっていたが、たぶん、帰りには、一杯になっているだろう。 快晴になるかと思ったが、まだ大分雲が多い。
まず、最初に女郎小屋沢のF1を見に行く。 玄倉川に降りると水の流れがない、伏流になっている。

対岸の出会いまで、水に濡れることなく渡れ、しばらく靴はそのままで歩く。
流れが狭くなったところで靴を履き替え、遡行していく。
堰堤を二つ越え、3Mほどの滝を迎える。 ここは左から巻き、上に降りる。
右からの支流の滝を見て、しばらく行くと、前にはなかった大きな崩壊箇所が出てくる。
とがった石の山を乗り越えて進むと、ほどなくF1の滝が出てくる。 3条に落ちる15Mの滝だ。 あまり水量は多くない。
ここで写真を撮り、引き返す。
3Mの滝の下に降りたところで、登ってくる一人の遡行者に会った。 やはり中高年の単独者で、靴は運動靴のまま、首には幾つかシュリンゲをぶらさげている、どこまで行くんだろう。 軽い挨拶のみで分かれる。
林道に上がると、もう大勢の登山者や、紅葉見物散策の人、アマチュアカメラマン等、結構歩いている。 沢足袋のまま歩き、青崩隋道手前から、再び玄倉川に降りた。
今度はモチコシの大滝を見に行く。 ここも伏流、本流の水量はほとんどない。
モチコシ沢出会いまで、ほとんど濡れることなく歩いていける こんなに水のない本流は初めてだ。
太陽も顔を出し、紅葉も映えてきた。 逆にモチコシの大滝の写真が撮りにくくなってしまった。
出会いから滝下までは、いつも腰くらいまで浸からないと抜けられないが、今日は膝上でOK。
二段の滝が大きすぎて、一枚に収まらないし、おまけに空はどんどん晴れ、一向に雲が太陽を隠してくれない。
あまり満足な写真は撮れないまま、本流に戻る。
この水量だと、ダム下まで歩けるかも、と甘い気持ちで上流へ向かう。
途中2箇所ある深みは、膝程度で無事通過、最後の深みにてこずる。
何回か斜めのへつりにトライしたが、どうしても通過できず。 しょうがない、へつりをあきらめ、一番浅いところを攻めたが、胸まで浸かったところで 体が浮いてしまい、1,2M泳ぐはめになってしまった。

上がった日向で、上半身裸になり、水をたっぷりすった下着とシャツを絞るとバシャバシャ水が落ちる。
暖かい場所でのんびりビールでも、と目論んでいたが、体が冷えてしまうのであきらめた。
少し行くと発電所の下、上の林道からは人の声が聞こえ、何かこちらをみて、指さしていた。
ふと水たまりを見ると、大きめの岩魚が2匹、気配を察して、ササーとすばやく石の下に逃げ込んでいってしまった。 結構モチコシ沢出会いから、ダム下には、魚の姿がみられた。 岩魚はいないとされているが、結構いるようだ。
階段上の滝から林道に上がり、そのまま早足で体が冷えないよう、さっさと下る。 また太陽もかげり、休むと風邪をひいてしまいそうなのでどんどん下った。
しかし、今日は来るは来るは、なんで何も見る所のないこんな場所に、大勢繰り出して来るんだろうな、と思いながら、早めにゲート前に着いた。 ゲート前はすでに駐車車両で満杯、出るにも一苦労、下る林道にも数珠つなぎに車が止まっていた。

車――女郎小屋沢出会―F1の滝――モチコシ沢出会――ダム下――車

6:40  7:20    8:00    9:30    11:20   12:45

 
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