飯高ムシトリスミレ

平成29年5月20日(土)快晴。
一度は見てみたい飯高ムシトリスミレを見に行ってきました。
長年見たいと思っていたが、仕事をしていた時は時期があわず、いきそびれていた。
木曜の夜出発、余裕を持って出発したつもりが、御殿場手前で事故渋滞、2時間以上ノロノロ運転。
それでも、嬉野PAには、11時45分到着、休憩時間は15分、あまり余裕なく松阪インターを0時2分過ぎに出る。
道の駅飯高に0時40分過ぎに到着、途中のコンビニで買ったビールを飲み、眠りに付いた。
4時過ぎに目が覚め、快晴の朝を迎えた。

今日は、奥ノ平谷へ行って見る。
出会い手前の林道に車を止め、涸れ沢に降りる。
だんだん出てくる水を眺めながら千石谷との分岐を奥ノ平谷に入る。
水量が戻るところで左岸の仕事道に上がる。
道は割合にはっきりしており、ピンクテープもあり、沢沿いを歩いて行く。
ゴルジュに入るところらしき場所から、少し高巻きになる。
地形図を忘れてしまったので、道の形状は良くわからないが、左岸沿いをどんどん進む。
途中ピンクテープを見失った。
松坂市民の森と書かれた植林帯を進むと、ほとんど仕事道はわからなくなった。
小沢が20Mくらいの滝を落とした所でギブアップ、約3時間歩いたので、戻る。
帰り道がはっきりしない、なんとか仕事道に戻った。
ゴルジュ出会いの滝くらい見たかったが、足が重く、降りる気がしなくなった。
目的の場所に到達できず、今日は非常に疲れた。
3時過ぎ、車まで戻る、直射日光が熱い、30°を越えていそうだ。
今日はこのまま宮ノ谷の駐車場まで行き、ここでの宿泊を決める。
目標まで到達できず、疲労感が強い。

一杯飲んで寝たのですぐに眠りについた。
9時過ぎ、突然太ももが痙攣、ヒーヒーいいながら足をもむこと5分、狭い車内であせった。
反対の足もつりそうになり、だますのに必死でした。
ようやく足の感覚も元に戻り、FMを聞きながら再び眠りにつく。
車内は暖かく、半袖で寝ていても暑いくらいだ。
夜中には鹿が近くに来たらしく、ヒーヒーうるさかった。
3時半過ぎ目を覚ます。外に出て見ると、頭上には北斗七星、久しぶりだなあ、綺麗な星空を眺めるのは・・・。
ラジオ深夜便を聞きながら、夜明けを迎えた。
6時過ぎ、出発しようとしたところ、地元の人が早くも登山にきた。
今日は土曜日、少しは人がくるだろう。
さあー、今日は風折滝、ムシトリスミレが見られるのは確実だが、咲いているだろうか。

昨日の疲れがあり、足取りは重たい。
宮ノ谷の犬飛岩を覗いて行く、すばらしい景色だ、下を遡行してみたいなー。
沢沿いには、無名の滝が多く、結構楽しめる、前回来たときは、あまり気楽に眺められなかったが、改めていい所だなあーと思う。
水越谷出会いまで、ゆっくり歩いて1時間、気持ちのいい歩きが楽しめる。
前回は、右はドッサリ滝まで、左は風折滝まで行き、滝を撮影して帰った、確か風折滝直下に高校生のグループがいたよなあ。
高滝まで20分、風折滝まで40分と書いてあるが、そんなに簡単に行けたっけ?。
過去はどうやって行ったかほとんど思いだせない。
難所にはトラロープがあり、割合楽に行けるが、唯一真剣になるのが、4M滝の滑りそうな場所。
ここは、ロープに全体重をあずけ、すばやく登る。
ハーケンが一か所抜け、効いているハーケン一つでもっている。
ここを登ると風折滝が見えてきた。時間的には分岐から1時間以上かかっている。
さぁー、ムシトリスミレはどうだろうね。
重い300mmをザックに入れて来たので覗いてみる。
滝の中腹あたりに見えるのがムシトリスミレの群落だが、花は見えない。
ようく探ってみても、低いところにはない。
滝下へ登る、深く綺麗な滝壺があった。尺級のアマゴが泳いでいる。
ムシトリスミレは最短でも15Mくらい上だ。
咲いた株は無かったので、証拠写真だけを撮影していく。
土曜日なので、誰かには会うと思っていたが、駐車場に戻るまで、誰にも会わなかった。
車は8台あり、皆さん、高滝から池木屋山方面への登山らしい。
風折滝までは沢登り的要素が強いので、あまり人が入らないのだろう。
土曜日なので、高速の料金は気にせず、赤福をみやげに一気に帰る。
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