丹沢、滝涌沢の滝


12月23日(木)曇りのち晴れ。
周辺図
長年、愛用したデジカメが、ついに直らず、同じG2の中古品を買ってしまった。 いっそのこと、デジ一眼でもと思ったのだが、10万円と、山に持っていくリスクを考え、 中古(2.4万円)に落ち着いた。
ネットで安い店を探し、新宿まで買いにいってしまった。 今日はそのカメラのテストも兼ね、三週連続で中津川にいく。
車を止めたところは、前回と同じところ。 仕度をし、三叉路のバス停があるところまで100Mくらい歩いて戻る。
道路から覗き見ると、相変わらず見事な飛沫を落している滝が見え、どんな姿をしているか楽しみだ。 さーて、どこから降りていこうか。
右岸の方が、比較的楽に降りられそうだったので、ガードレールを乗り越え、下に降りる。

滝横は、急激に落ちていて危険なので、少し離れ、立ち木を利用しながら、滝壷まで降りた。 2段、簾状に落ちる綺麗な15M滝だった。
下を見ると、さらに滝が続いている、いったいこの沢はどうなっているんだろう?。 また、少し沢から離れながら降り、次の滝壷に戻る。
これまた、綺麗な10M滝だ。 さらに、下が見えないほどの滝が続く、かなり大きな滝のようだ。
ここも同様に、立ち木を利用しながら降り、再び滝壷に戻る。
落差は30Mほど、トイ状に落ちる見事な滝だった。
滝はさらに続く。 下に二段の滝が見える。
ここも下の滝壷に降り、写真を撮る。 幅広・2段・簾状の12M滝だ。
下を見ると、さらに滝は続く。 いったい、この沢はどうなっているんだ!!。
またもや、回りこみながら、下の滝壷に降り立つ。 ここは、2段10Mの斜瀑。
もう、この辺で滝も終わりだろうと思っていたら、とんでもない、さらに滝が続くのである。
堰堤下に続く、二つの滝が見えてきた。 下段の滝下に降り立つ。 上段は見えないので、4Mくらいとしておこう。

下段は、10Mの綺麗な直瀑だった。 これでようやく続いた滝も終わり、30Mほどで本流に出た。
この沢は、上の県道から下の中津川に至るまで、ほとんど連続した滝で繋がっている、ものすごい沢でした。
上から見ただけでは、とても想像できない沢で、非常にもうけもんである。
丁度、浅瀬にある夕滝のような感じだが、滝と滝の間隔が少しあるので、一つ一つが独立した滝と考えていいだろう。
反対に、対岸にある大滝は、連瀑として一つの滝として見た方がふさわしい。
ただ、上の萱沼地区からの、生活排水とゴミがかなり目立つのは残念だ。
本流を少し遡行し、先週登った右岸の沢に入る。 先週、カメラが途中でいうことを聞かなかったので、再度写真を撮りに入ったものだ。
大滝までは、写真を撮らず、タンタンと登る。
今日は新兵器(携帯鋸)を持ってきたので、少し滝の前を掃除する予定だ。 手で取り除ける枝は手で払い、少し太い倒木は鋸を使って切った。
それでも、あまり綺麗にはならなかったが、写真にじゃまな枝が少しは除けた。
対岸から写真を撮り、先週取り忘れた、直径12センチもあるシイタケをいただいていく。 まだ、わりあい生っぽいので、食べられそうだ。
この上の中段滝からは、カメラが壊れてしまったので写真がないところだ。 中段の滝は、後ろに引けないので全景が入らない。 二枚に分け、後でつなごう。

さらに続く、2段10M滝の姿を、横を登りながら撮る。 ロープを使い、上段の滝壷に降り立つ。
ここもあまり後ろに引けないが、なんとか全景が一枚に収まった。 今日は、ここから中津川へ戻ることにした。
思いのほか滝があったり、倒木の掃除をしたりしたので時間がかかり、結構疲れちゃった。 短時間で戻れると思い、昼飯を持っていかなかったが、あまり腹がすいてこない。
本流から、鉄塔下の巡視路をゆっくり登る。
あと、できれば沢の名前と上流の様子を確認したく、萱沼地区方面に曲がる。
沢の名前は、三叉路のところの橋に書いてあった。
滝涌沢と書いてある、なるほど、滝が次から次へと涌いてでてくるピッタシの名前だ。
沢は、萱沼地区に入ったところで終わり、あとは生活排水路がつながっていた。 最後のプールみたいな、汚い水はあまり見たくなかった。
次に対岸の無名沢の上流を確認したく、寄木の田代地区から虫沢川を渡り、狭い道を 高松地区めざし走る。
分校前の道路を東へ行くと、舗装が切れ林道となる。 丁度、下からの無名沢はそこで曲がり、高松地区から尺里峠方向の山に向かっていた。 沢沿いの林道を少し歩いて見たが、ここもゴミがひどい。 車まで捨てられていた。
水はそんなに汚れているように見えないが、多少は生活排水も入っているようだった。 それにしても、この沢は地図にはないが、結構奥まで続いていた。
最初に登った鉄塔近くまで、林道があるようだ。
地区の老人でもいれば、沢の名前も聞けたのだが、目に付いた人がいなかったので、聞きそびれてしまった。
帰りは山北方向に降り、途中の道路脇にある、かわいい“やまゆりの滝”を見て帰る。
今回は、写真が思いのほか、多く撮れたので、前回撮れなかった無名沢大滝の、中段・上段の写真は、前回の記事に入れました。

車―――中津川――大滝―――車

8:50  10:00   10:30  13:00

 
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