外秩父七峰


4月17日(日)晴れ。
今日は、外秩父七峰縦走ハイキング(42.195KM)に挑戦してみた。
職場内で、毎年このハイキングにいっているという人から、この催しがあることを知り、丁度手頃かなあ?(他の山岳マラソンはとても無理)、なんて 軽い気持ちで応募してみた。
標高差766M、埼玉県小川町から寄居町にかけ、外秩父にある七つの峰を登り降りし、全工程マラソンと同じ距離を歩き通す大会だ。
参加費は、ただなのがうれしい、当日体調が悪ければ、気軽に休むことができる。 今回は、20回の記念大会なので、参加者は7000人と多いらしい。
渋滞を避け、Bルートである、東武竹沢駅から歩くことにする。
電車では間に合わないので、早朝車で出発、ゴールである寄居駅近くの某所に駐車、4時半頃に着く。 当初の予定では、道の駅花園からの出発を予定してたが、情報により、寄居駅近くに止めることが出来た。 同様な車が2,3台止まっている。

早く来すぎたので、車の中で休憩し、電車の時間を待つ。
寄居駅始発の電車で行く人もおり、自分も予定より一電車速い、5時38分の小川町行き電車に乗る。 この電車も、ハイキング客ばかりで、かなり一杯だ。
小川町駅に着くと、すでに2,3百人程度並んでいる、次々と来る電車からは、人の波があふれ、たちまち長い行列ができた。
スタート時間は6時半、これを待っているとさらに人があふれ危険なため、受け付け時間が早められ、同時にスタートとあいなった。
寄居6時28分の電車に乗り、隣の東武竹沢駅で降り、6時35分に実質スタート、一日が長いためマイペースで歩く。
少し渋滞はあったが、順調に最初のCP点、官ノ倉山を7時22分通過。 萩平で800番くらい、次のCP点笠山までが長い。
里山の桜もそろそろ散り始め、つつじや水仙がきれいだ、カタクリもまだ咲いている。 穏やかに晴れた一日は、とても気持ちよく、すぐに汗をかいてくる。
笠山までは休憩なしで歩き通す、時間は10時33分。

次のCP点常平山は、11時21分、旧国立天文台があり、今は改装されて市民天文台とされている。 あまり休む場所がないので、先に進む。
次のCP点は剣ヶ峰の手前にあり、11時34分通過、本日の最高峰(876M)ということなので、少し登り、山頂を踏む。 これからは適当に小休憩を挟みながら歩いていく。
マイペースで歩いていくため、抜かれることはあっても、ほとんど抜くことはない。 参加者のほとんどは、中高年で、老いも老いもと言う具合なんだが、不思議とがんがん歩いている。
とても普段の登山スピードではない、登りも下りもかなり早い、そのパワーには驚いてしまう。 途中のカウントは1150番くらい、かなりの人に抜かれてしまった。
白石峠で昼食休憩、ほとんどの山頂近くには、舗装された林道がきているので、車やオートバイの姿も多い。

途中から、爆弾である左ひざに、少し違和感を感じてきた。 両足の裏に豆が出来たらしい。
規制されているストックを出し、下りに注意しながら歩く。
短いアップダウンが多いので、ひざはそれほど悪くはならない、行けるところまで行ってみよう。
定峰峠での売店の誘惑を横目で見ながら、大霧山の登りに入る。
すでに20KMは歩いてきたので、登りはかなりしんどい、普通の登山スピードにダウン、どんどん抜かれる。
大霧山CP点を14時20分通過、少し休憩し、再び歩きだす。 もう、ほぼ惰性で歩いているようなもんだ、県営秩父高原牧場でソフトクリームを食べたかったが、並んでいるので、そのまま通過。
最後の下山指定場所である二本木峠に到着、これ以降先に進むと、ゴールまで歩き通すしかない。 豆は痛いし、疲れも足、腰にかなりきているが、なんとか行けそうだ、よし、ゴールを目指そう。

皇鈴山CP点を15時25分通過、最後のCP点である登谷山に15時45分到着。 ここでのタイムリミットは16時50分である。
なんとか、18時30分までに着けるめどが立った、あとは2時間30分の下りらしい。 さかんに皆、係の人に聞いている、係員は、「今ここにいる人達は、大丈夫でしょう」と答えていた。
釜伏峠先で、おいしそうな”日本(やまと)水”接待がある、飲みたかったが、並んでいるのでここは我慢、時間も押しているので、どんどん林道を下る。
それにしても、皆さん元気だ、ここでもどんどん抜かれる。 ピリーと足に熱い痛みが走り、左足の豆がつぶれてしまった。
左足をかばいながら降りるので、またまたスピードが鈍る。 結構きつい傾斜の林道が延々続き、寄居駅が遠く感じる。
やっと荒川を渡る橋に出た、ゴールはすぐそこだ、なんとか歩き通すことが出来、感激である。
18時7分ゴール到着、18時30分のタイムリミットの約20分前であった。
到着者が並んでおり、受け付けまで10分ほどかかり、完歩の賞状とバッジ、それに帽子を貰い、車に戻る。
今年は参加人数が多く、大会運営もかなり手が抜かれている、何番くらいで入ったかわからない。 おそらく完歩者は2000人弱、まあそんなことはどうでも良かった、完歩出来たのがうれしい。
靴下を脱ぎ、足を見ると大きな豆が完全につぶれ、破れている、まともに歩くことができない。
ビールが飲みたい、しかし、車を運転しなければ・・・・、乾杯している人達が沢山いる、チクショー飲みてー。 かなり疲れはしたが、運転にはさしつかえないので、満足感にひたりながら、居眠り運転に注意し、帰路についた。

寄居駅――東武竹沢駅――官ノ倉山――笠山――常平山――剣が峰――大霧山――皇鈴山――登谷山――寄居ゴール

5:55   6:35    7:22   10:33   11:21  11:34   14:20  15:25   15:50   18:07

 

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