丹沢・ニカニカ集会+α

11月4日(日)快晴、ニカニカ集会。
週末のニカニカ集会に参加するため、行くルートを考えてみる。
バスの時間を見ると、厚木バスセンターから、広沢寺に行くバスが8時にある。
これを利用し、鐘ヶ岳から谷太郎川側へ降りて行けば、集会場所である、リバーランドキャンプ場だ、これに決定。
コンビニでビールとつまみを買い、8時発のバスに乗る。
乗客はほとんど登山者で、宮が瀬行きには、かなり登山者が並んでいたが、このバスには10人程度でした。
終点の広沢寺で降りるとKAZさんがいたので声をかける。
参加ルートは同じで、鐘ヶ岳を登り、北尾根ルートを行くとのこと。
「一緒に行きませんか」と声をかけられたが、「スピードが違うので、別々に行きましょう」と分かれる。
地形図を見ると、広沢寺付近から3本の破線道が、鐘ヶ岳登山道へ伸びている。
そのうちのどれか一つを登ってみようと、入口を探ってみたが、良くわからない。
田んぼのあぜ道を突っきり、強引に登って見ると、鹿かイノシシ止めの柵があり、なかなか越えられない。さわると電流が流れ、ぴりぴりした。
一旦、大沢川まで戻り、この柵をかわす。適当な尾根に乗り、登っていくと、少し急になってきたため、トラバース的に右へ逃げていく。

正規な鐘ヶ岳登山道が見えてきた。三本の破線ルートのうち、右二本は、どうも広沢寺のお墓の上あたりから、伸びているようでした。
石段の数を数えながら、ゆっくり登る。約400段近くあった。
頂上直下の神社に着いた。誰もいない。KAZさんは、とうに着き、北尾根を歩いているだろう。
スカイツリーがかすかに見える。山頂に着き、北尾根への道を探ってみる。
地形図に破線で描かれているが、踏み跡はない。磁石を出し、北方向を確認し、適当に入ってみる。
しばらくすると、鹿柵が出てきて、柵沿いに下る。
柵が右へ曲がっていくようなので、方角を確認すると、柵は北東方向に向かっている。
この方向は違うと思い、磁石で北を確認する。柵を越え、少し歩くと、また、鹿柵が出てきた。この鹿柵が、北尾根方向に伸びていた。
柵沿いに右側を歩いていたが、歩きにくいので、柵を越え、左側にでる。
しばらく下ると、柵もなくなり、明確な尾根道になる。平坦な場所に出ると、小さな祠があった。
頂上からの下りは、最初は少し迷いやすいところもあるが、祠まで下ると、踏み跡のある、はっきりとした尾根になる。
しばらくは、歩きやすい尾根をゆるやかに下って行く。
さて、谷太郎川に降りられる踏み跡はどの辺か、探しながら下るも踏み跡が見つからない。右に下る仕事道はあるのだが・・・。
地形図上の破線が交わる十字路は何処だろうか。もう行過ぎてしまったんだろうか。
はっきりした降り道が見つからなかったので、適当に下りやすい場所を選び、植林地帯を降りてみた。
なんとなく、仕事道みたいのがあり、それを下ると、堰堤上に出た。
飛び石で渡れるところを探し、対岸の林道に上がる。
11時20分、良い時間だ、11時開始予定なので、すでに宴会が始まっているだろう 。
出た所の二段堰堤は、鳥屋待沢出会いの少し上流側でした。
林道を10分ほど歩くと、リバーランドキャンプ場に着いた。
すでに、皆さん集まっており、丁度芋が煮えたようでしたので、いい頃合いでした。
挨拶もそこそこ、早速飲み始めた。ビールが飲みたかったので、一口が非常にうまい。KAZさんは、20分以上前に到着したらしい。
天気は快晴、美味しい芋煮や、バーべキューをいただき、もう、勝って知ったるメンバーなので、話しながら、あっというまに、時間が過ぎてしまった。
バス組は、本厚木駅前のハトポッポ公園でさらに二次会、昼から5時過ぎまで、飲みっぱなしでした。
今日は珍しく、カメラのシャッターを一度も切っていない。
写真がないので、先週行った、上田と美ヶ原の写真と記事を少し載せておこう。

10月29日(月)〜30日(火)

今年の目標である、槍にささる、太陽と月を撮りに出かけた。29日は日没を狙う。場所は上田市真田傍陽。
まずは、30日の月没場所である、美ヶ原の王ヶ頭付近の場所を事前に確かめるべく、ビーナスラインを走る。
ビーナスラインは常時深い霧で、走りにくい。とても王ヶ頭に行く気がせず、そのまま武石村方面に下りた。
大屋から菅平方面に行く。途中から左折し、松代方面への県道を走る。
地蔵峠の少し手前にある林道入口に車を止める。鎖のゲートがあり、南京鍵がかかっていた。
時間は早いが、終点までの距離があるので、仕度をして、林道を歩いて行く。
地形図と確認してみたが、目的の林道に間違いないようだ。
奥から軽トラが降りてきた、近場の人が、林道の草刈にきていたようでした。
水平的な林道を3KM近く歩くと尾根上になり、林道も終点だ。
さあ、槍ヶ岳方面が見える場所を探さなくては。
尾根上を歩きまわったが、西方向が開けている場所がなかなかない。樹木が生い茂り、わずかな空間もない。
しかたないので、もう少し、尾根上に伸びる仮設林道を歩いて行くと、丁度一箇所、林道上から西が開けている場所を見つけた。
ここで撮影ポイントは決まり、予定した場所から100Mもずれていなかった。
日没までは、2時間もあるので、ゆっくりと周辺の紅葉を眺めながら、時間をつぶす。
気になる天候は晴れなのだが、西には大きな雲があり、なかなか、どく気配はなし。確かめるべく、北アルプスの山並みも全然見えない。
日没時間になったが、結局、雲は切れず、ミッションは失敗でした。暗くなる前に早く林道を降りなくちゃ、と急いで下る。
5時過ぎ、大分暗くなってきた、何かごそごそと音がして、脇から「ガルルー」と熊のような声。
立ち止まり、犬の泣き声のまねをする。距離的には20Mくらいだ。

熊が向かって来たら、三脚で立ち向かうつもりで身構える。30秒ほど、様子見、その後の動きや声はなし。
走って、林道を下り、その場所を離れる。振り返ってみたが、熊がくる気配はなかった。
どんどん暗くなる、ヘッデンを使わないギリギリの時間で車に着いた。
さて、車で王ヶ頭の駐車場まで移動する。途中のセブンで夜食とアルコール類を調達、19時半ころ到着、数台止まっていた。
満月は煌煌と輝き、このまま朝まで持ってくれればいうことなし。
酒の勢いで早々に寝込む。1時過ぎ、寒さで目をさました。まだ月は輝いている。
ラジオ深夜便を聞きながら、うつらうつらしていた。
3時過ぎ、風が出てきて、薄雲が広がってくる。
夜明け前、風はさらに強くなり、雲は全体に広がってきた。
エンジンをかけ、暖をとっていたが、霧もでてきて、ほぼ絶望状態。
あきらめて、林道を松本方面に下る。かなり下ったとき、西方面を眺めたら、何となく、山の端が見えているのに気がついた 。
車を道路脇に止めて眺めると、北アルプスが見えているではないか。
写真を撮り始めた。常念の横に槍の穂先も見える。
常念の上が何となく明るかったので、写真を撮ると、かすかに月の一部が写っていた。
あわてて、もう一度林道を駆け上がる。しかし、美ヶ原方向は相変わらず雲に覆われていた。
山頂はあきらめ、見晴らしのいい林道場所にもう一度車を止め撮影をする。
上から降りてきた人達が同様に写真を撮り始めた。
話しを聞くと「上はだめ、ここで始めてシャッターが切れた」とのこと。
月没は見えなかったが、北アルプス、立山、後立山連峰と横一列に並ぶ眺めが見えただけでもよしとするか。
撮影後ゆっくり下り、通勤割引の9時前に高速に乗る。
100KMを越えると高くなるので、勝沼で降り、一般道で帰宅した。

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