日光、庵滝と赤岩滝


10月22日(金)〜23日(土)
紅葉シーズンになり、奥日光にある庵滝と赤岩滝を訪ねた。
天気予報を眺めながら、10月22日(金)と23日(土)に予定を決める。
22日早朝に出発、一般道を走りながら、日光を目指す。
小山付近でガソリンを補給したが、以前のような安売り競争はなく、ごく普通の価格でした。
いろは坂から中禅寺湖にかけては、視界50Mの霧、信号も良く見えない、低速運転だ。
今日の天気が心配だったが、少し走ると霧も晴れ、赤沼車庫にある無料の駐車場には、9時前に到着した。
今日の予定は、外山沢川本流・庵沢にある庵滝のみ、赤岩滝は明日行く予定だ。
雨の心配はなさそうなので、気分的に楽である。
いろは坂あたりの紅葉は少し早いが、この付近は丁度盛りのようだ。
今日は時間的に余裕があるので、バスを使わず、ゆっくり歩いてみることにする。
まずは、湯川まで歩き、湯川沿いを下り、石楠花橋に出て、舗装道路を歩く。

40分ほどで、小田代ヶ原に到着。草紅葉と貴婦人を入れた写真を撮影していく。
カラ松や白樺の紅葉も綺麗でした。
次は、また林道を歩き、弓張峠を越える。
峠下から外山沢川へ、林間歩道を歩いていく。
外山沢川に架かる橋から入渓するが、ゴーロの沢で歩きにくい。
しばらくして、左岸に車が見え、工事中の音がしてきた。
この辺から獣道を追いつつ、沢沿いを歩いていく。
途中、ケルンがあるところで、川を渡り、今度は右岸側の獣道を歩く。
両岸がだんだん狭まってくると、滝音が聞こえてきた。
岸壁を割り、2段の綺麗な庵滝が目の前に現れた。
周囲の紅葉も盛りで、滝とベストマッチでした。

しばらくは、左右、下からと、アングルを変えながら、滝の姿を撮り続けた。
時折日差しも出て、上部の紅葉が映え、ゆっくり堪能する。
帰路は左岸の獣道を辿りながら歩き、工事中の箇所から車道に出る。
丁度、弓張峠のヘアピンカーブに出ました。
時間があるので、小田代ヶ原から戦場ヶ原へ続く遊歩道を歩いてみる。
金曜日ながら、観光客や小学生の団体等、木道上で、かなりの人々とすれ違いました。
明日の土曜日は快晴の予定、人が多いだろうな、と思いながら、赤沼駐車場に着いた。
さて、ビールを調達しなければならない。
赤沼茶屋に寄ってみたら、ラッキーなことに缶ビールがありました。
車を奥の角に変え、車内を就寝モードにしてから、4時すぎころ、一杯始めました。
今は5時すぎには、暗くなる。夕食を含め夕闇せまるまで、酒を飲む。

この駐車場には、150台くらい止まれるが、最初は数台のみでした。
一眠りしたら、周囲がやけに明るいのに気づく。
良く見ると、満月が煌煌と輝き、快晴の空になっていました。
一旦目覚めると、もう、あまり寝着れない。
おまけに、どんどん車が入ってくる。
朝、4時頃には、この広い駐車場も満杯になってしまった。
空は、快晴から曇りに変わり、星空は見えない。
千手ヶ浜までの早朝バス時刻は5時半なので、それまでに、朝食と仕度をし、準備する。
しまった、遡行するときに履くジャージのズボンを積み忘れてしまった。
仕方がないので、着てきた作業ズボンをそのまま転用、登山道を歩くのには問題ないが、
遡行となると膝の上がりがちょっと気になる。
薄暗い中、10分前にバス停へ行くと、もう沢山の人が並んでいる。

立ち席になってしまったが、全員をのせて出発。
多い時は、100人くらいいるときがあるらしい。
小田代ヶ原には、先着組が数十人、もうカメラを構えてスタンバイしている、バスの乗客も半分近くが降りた。
今日は、中禅寺湖から望む早朝の男体山が見たかったので、終点の千手ガ浜まで乗った。
空は明るくなり、晴れてきたが、下層には、まだ雲がある。
丁度、日の出を迎えたようで、対岸の湖上が赤く光っていた。
あわてて、シャッターを切る。男体山は見えなかったが、いい一瞬が撮れた。
ここは、早々にあきらめ、車道を戻る。
途中から、西ノ湖への道に入り、柳沢川に架かる橋際に出る。
さて、目指すはこの上流にある赤岩滝、左右、どちらを歩こうか。

右岸沿いを歩いて見たが、途中歩きにくくなり、左岸に渡った。
おっと、林道に出た。すっかり林道があるのを忘れていた。あとは、林道の終点まで歩く。
空は、快晴になり、今日の散歩を祝福しているようだ。
しっかり案内があり、踏み跡が続いていた。
赤岩沢の分岐まで、右岸にある、道を歩く。
滑滝の左右に踏み跡があり、右の岩場を登ってみた。
赤岩滝が正面にデンと見えてきました。
正規の道は、左からが正解のようで、右の踏み跡は、やや危険が多い感じでした。
紅葉も盛り、思っていた以上に綺麗な滝でした。

この後、本流にある黒岩滝まで行こうと思っていたが、この先はうろ覚えで、地形図をコピーしてこなかったのが失敗でした。
確か、三俣の真ん中だったような気がしたのだが。
最初に水量のない枝沢が左岸に出てくる。
次に水量のある沢が同様に左岸に滑滝で出会う。
この沢かなあ、と思いつつ、枝沢を登ってみる。
登っても滝らしい滝はなし、途中、違うなあと思い、引き返す。
本流を登ると沢は狭まり、左右、脆い岩場が続くようになる。
結構、落石が怖い、なかなか分岐の沢が出てこない。
上の方が穏やかな感じになり、思っていたイメージと違っていた。
どーも最初に登った枝沢が、そうだったのかなあと思いつつ、引き返した。
ジャージじゃないのも一因し疲れたのと、何となく、足取りも重い。

もう、枝沢は登るつもりもなく、疲れたので、途中で紅葉を眺めながら、ゆっくり昼食とした。
紅葉を愛でながら、ゆっくり下る。
林道を下り、西ノ湖に寄って見た。
快晴の空の下、家族連れや、散策する人達がちらほらおり、気持ちがいい場所でした。
西ノ湖からは、千手ガ浜までの遊歩道を歩く。
最後に、中禅寺湖からの男体山を眺める。
早朝は鏡のような湖面で透き通っていたが、風があり、湖面は波頭が立ち、少し寒くなってきている。
肝心の男体山はというと、上部が見えているが、中腹には雲が流れていた。
お腹が冷えてきたので、トイレ休憩を含め、早目にバス停へ向かう。
3時20分発のバスは、帰りも観光客で一杯でした。
国道120号線は、日光方面が渋滞中。
帰りは、沼田経由にして、国道を走る。
途中の展望台で、残照の男体山が丁度見え、湯ノ湖越えの美しい姿がみられました。
あとは、金精トンネルを抜け、沼田インターから帰路に着く。
途中、若干の渋滞はあったものの、9時すぎには、自宅に着くことができた。

赤沼――外山沢川橋――庵滝――赤沼

9:20  11:00   12:20  15:30

 

赤沼――千手ガ浜――柳沢川橋――赤岩滝――西ノ湖――千手ガ浜――赤沼

5:30  6:00   7:30    9:30   13:30   14:40   16:00

 

トップへ戻る