乗鞍高原・前川本谷大滝


2009年8月22日(土)晴。
気軽に高速が利用できるためうれしい、今回は乗鞍高原へ滝見にでかけた。
雲間の滝を近くから見たいなあ、そのうちにと思っていたら、前川本谷にいい滝があるらしいという情報が入ったので行ってみる。
予定は前川本谷大滝と三名瀑、金曜日の夜自宅を出る。
諏訪湖SAで時間調整をし、12時少し前になったところで本線に出た。
松本インターで降り、セブンでビールを買ってから“道の駅風穴の里”へ向かう。
小雨が降り続き、カーブの続く夜の運転はいやになる。
道の駅到着でほっと一息つき、睡眠薬のビールを一杯飲み、眠りに付いた。
外が明るくなるころ、目が覚める。空は明るくなっているが、まだ小雨が降っていた。
コンビニおにぎりを食べ、出発する頃になると、雨があがる。
青空も見えてきて、いい天気になりそうな感じになってくる。
まずはお手軽の三本滝を目指し、乗鞍高原に入る。
時折雨もあったが、確実に快方に向かっているようだ。

ゲートがある最奥の駐車場に車を置き、まずは、乗鞍三滝の一つの三本滝を見に行く。
雨上がりで少しぬかるんでいるが、15分ほど下りきったところが、日本の滝百選の一つ三本滝だ。
三つの滝が同時に見られ、一番右の滝が大きく、見事だ。割合に水量もある。
秋田の中の滝に似ていて、上部で一部ひょんぐっている。
左から、20M、二段30M、50M、くらいの高さに見える。
朝一のため、誰もいない、ゆっくり巡りながらいろんなアングルで撮影してみた。
青空がぐんぐん広がり、朝日も差し始めてきた。ラッキーな一日になりそうだ。
駐車場に戻り、次に行く前川本谷への林道入り口を探しながら、県道を下った。
東大ヒュッテ入口バス停の少し下から右に行く林道があった。多分この道だろうと思ったが、ゲートに鎖がかかっている。
丁度草刈で来た地元のおやっさん達がいたので、「この道は前川本谷へ出られますか」、と聞いてみたら「ああ出られるよ、昔は車も通れたけどなあ」、と教えてくれた。
狭いゲート前は、地元の軽2台で一杯のため、バス停前にある駐車場まで戻る。
林道は比較的整備されていて、丹沢の林道よりいい、鎖がなければ、走れるんだけどなあ、と思いながら歩くと、前方に車が2台ある。
なんだなんだ、適当な合鍵でもあるんだろうか。
伊奈川を渡ると、また本格的なゲート、もう一般車は入ることは出来ない。
伊奈川まで30分、さらに10分ほど歩いたところで、前川の本流に架かる橋に出た。
ここからは、ゴーロの沢の遡行になる。水は雪解け水のため、かなり冷たいが、歩くに連れ気持ちいい遡行となる。

膝程度の遡行を30分ほど辿ったところで、前に釣人がいるのが目に入った。ちょっと挨拶をし、先行させてもらう。
さらに10分ほど辿ったところで二股になる。右俣には大きな滝が見えてきた。あれが大滝か、なかなかすばらしい滝だ。
滝の爆風を浴びながら、まずは左側から、次は右の小滝の下までガレを登り、右側から撮影する。
落差は50Mくらいだろうか。しばらく写真撮影に没頭していたら、先ほどの釣人達が上がってきた。
釣った岩魚の写真を見せてもらったが、それなりの当たりはあったらしい。
だが、東北の岩魚と較べると小ぶりで、色も薄いようだ。
さあ、一通り撮り終わったので、挨拶して先に下る。
橋までたんたんと下り、林道をぶらぶら戻る。
青空の下、気温も上がってきて、蝶も飛んでいる。
花に集まる蝶達を撮影しながら車に戻った。
林道ゲートで、ためしに鎖を持ち上げてみたら簡単に抜けた、あらら・・・。
どうやら、伊奈川までは、自己責任ながら、入いれそうでした。
先にわかっていたら、林道歩きが1時間短縮になったのにねー。
まあいいか、蝶も楽しめたし、乗鞍の眺めも見えたしね・・・。
さあ、あとは残りの観光滝を2本見ていくだけだ。
善五郎滝は逆光で少し撮ってお終い、番所大滝は展望台からの撮影となる。これまた逆光でいいところはなし。
乗鞍高原の滝は午前中の早めがよさそうでした。前川大滝が良かったため、あとは付録のようなもの。
雲間の滝はまた後の楽しみにとっておき、一路高速を使って帰路に着く。途中、談合坂からの渋滞はあったが、早目に帰りつくことが出来た。

車――前川本谷――――大滝―――――車

8:40  9:20   10:10(10:50)  12:10

 

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