丹沢・オバケ沢径路と五町歩の滝

20年11月29日(土)くもり。
一日中雲の多い日でした。
オバケ沢径路を辿り、五町歩の滝を訪ねた。
今日の塩水橋近辺にはすでに10台以上の車が止まっていて、あまり止めるスペースがない。
団体さんだろうか、それとも最後の紅葉がてら、堂平ぶな林か?・・・。
林業作業の車もゲート前に待機している。
なんとか止めるスペースがあったので、ゲート近くに止め出発。
川沿いの紅葉はまだ残っており、まだまだ大丈夫のようだ。
札掛分岐の吊橋まで林道を歩く(20分)。

今では地元の人もあまり歩かない登山道を登って行く。
尾根の雨量観測所分岐まで登ると、水平の道になる。
札掛分岐を過ぎ、ジグザグに登っていくと、上の丸を巻いて、尾根の鞍部に着く。
途中下ってくる数人のパーティーとすれ違った。
こんな時間に、もう下山だろうか、と見送った。
鞍部は金林のタル、吊橋から1時間10分ほどかかった。
さて、オバケ沢径路の分岐はどこだろう。
鹿柵ゲートから本谷川方向に降りる道があったので、降りて見たが、ジグザグに下っている。
すぐに違うと思い、元の登山道に戻る。

もう100Mも登ると、案内のないそれらしい分岐があった。
2,3M尾根に登り、本谷川側に回ると、水平の踏み跡が続いている。
これだこれだと思いながら、踏み跡を進む。
オバケ沢径路は、痕跡程度をとどめているが、かなり際どい道になっていた。
ロープを使う場所も出てくる。
なんとか道を拾いながら歩くと、沢音がしてきた。
目指す五町歩の滝も近い。下に滝の姿が見えてきた。
滝のすぐ上に、こんな経路があったなんて、不思議だなあ。
五町歩の滝はあらためて、こんな高いところにあったんだなあとしみじみ思った。
昔、天狗さん(丹沢夜話)達が、ここを歩き、滝音を聞きながら、札掛に 降りたことを思うと、その頃は、しっかりした道だったんだろう。
滝の姿を眺めるが、以前の流れと少し違う気がする。
一旦滝下に降り、写真を撮る。
右側から落ち口へ登り、滝の掃除をしてみた。

落ち口には、落石の石が詰まり、流れを変えていたので、取り除き、水の流れを変えた。
流れを変えた滝の写真を撮りながら、オバケ沢径路に再び上る。
さてー、帰り道はどうしようか。
五町歩沢右岸の道が歩きやすそうだったので、ここを降りることに決定。
尾根の頭を拾いながら、比較的楽な下りを降りる。
途中、右に逃げながら下ると、下流の沢の左岸尾根になる。
下に近づき、道路も見えてくると、仕事道が出てきた。
こんな、楽勝な尾根があるなんて、と思いながら降りると、下流の沢の滝と紅葉がいい感じになっているのが目に入る。
写真を撮り、1時間弱で、林道に上がることができた。
出たところは、下流の沢の出会いであり、五町歩の沢とは、少し離れた場所になる。
のんびり、残りの紅葉を愛でながら、車まで戻った。
車――オバケ沢経路分岐――五町歩の滝――車
7:40 9:20 11:10(12:00) 14:00