オオドッケの福寿草


令和4年3月11日(金)快晴。
何年ぶりだろうか、オオドッケ直下にある福寿草群生地へ行ってきました。
天気が良く、暖かくなってきたので、少し歩いて見たくなる。
そんなわけで、何処へ行こうか考えてみたら、花でも見に行ってみるか、と決行しました。
秩父まで2時間程度で行けるかなあ、と単純に考え出発したが、実際は3時間かかった。
こんなことなら、高速代をけちるんではなかったなあ。
トンネル脇の路肩に車を止め、歩き始める。予定より1時間遅い。

林道入り口の橋は、新しく架け替え中、旧橋の通行には問題なし。
すぐに、廃村になった細久保集落への山道に入る。
以前来たときは、一人住んでいたようだったが、道は荒れ、整備してないので、もう誰も住んでいないのだろう。
それにしても、こんな山の中に長い間、良く住んでいたものだ。
電柱や電線は、まだ残っていた。
林道がなくなると、もう、踏み跡だけ、案内は一切なし。
2,3度来たことがあるので、間違えることはないが、以前より荒れていて、バリエーションルートだ。
沢に降りると、残雪が出てくる。
最初はたいしたことはないが、だんだん深くなり、多いところは、30CMくらいある。
時折、落石もあり、注意しながら歩く。
体力も落ち、疲れるし、1歩1歩が遅い、こりゃー時間がかかるわ。
当初、12時半到着を見ていたが、とても無理だ。
下から、単独者が登ってきた、歩く速度が違うので、先に譲る。
何時に着くやら、えっちら、こっちら、マイペースでひたすら登る。
ようやく、黄色いジュータンが見えてきたら、先に登っていた単独者が降りてきた。
軽く言葉をかわし、あっという間に下っていった。
とりあえず花の下で休憩、水とパンの補給。

時間もあまりないので、撮影を始める。
予定よりだいぶ遅く着いたので、すでに日の当たる場所が半分になり、花も閉じかかっていた。
2時下山目途に撮影していると、尾根から3人のパーティーがやってきた。
撮影は、彼らに譲り、下山する。
雪の多い箇所は、降りたくなかったので、尾根に迂回、少し下ってから沢に戻る。
歩みはのろい、暗くなる前に、危険地帯は通過したい、林道に出れば、暗くなっても問題ない。
なんとか、明るいうちに林道に着いた、これで一安心、足は筋肉痛で、めためた。
ストックでささえながら、暗い杉林の中をゆっくり下る。
下でチリンチリンと音がする。一人下山者がいるようだ。
林道入り口に着いた時は、すでに真っ暗、月が輝いていた。
思い足をひきずりながら、歩いて行くと、トンネル手前で声をかけられた。
「どこまでいくんですか」、こんなところをよろよろ歩く年寄をみかねて声をかけてくれたらしい。
どうも前を歩いていた人を迎えにきた人のようだ。
「トンネルの向こうまで」「じゃーもう少しですね」といってくれた。
もっと先だったら、車にのせていってくれそうなかんじでした。
帰路もゆっくりと一般道を走り、帰着しました。

車――――福寿草群生地――――車

9:35  13:30(14:00)  18:20

 

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