丹沢・東沢乗越からユーシン


5月19日(日)曇り時々晴。
5月11日に世附・土沢系ニノ沢、三ノ沢に行ったが何もなかったため記事は書かなかった。
天気も小雨で気分も乗らず、早めに帰ってしまった。 ま、何もないというのも一つの発見だが・・・・・・・・・・
今日は小川谷から東沢乗越、大石山、ユーシンの予定。 千葉に帰った同期入社のKから、このコースをどうしてもやりたい、というので、 じゃあ、一緒に行くか、ということでまとまった。
先週、東沢の分岐のとこで道を間違ったらしい。
新松田の駅で待ち合わせる。 Kは朝一の急行8時5分できた。 西丹沢行きのバス停には中高年がいっぱい並んでいる、 今日は増発がでるそうだ。
玄倉から小川谷沿いに入り、県民の森の道路脇に駐車する。 遅かったため、我々の車でこの駐車場は一杯(5台)、 タッチの差で2〜3台あとから来たが、止まれない、まあ、少し下にも駐車スペースはあるので問題はないが。
久しぶりの雨のない日曜なので、こんなところにも結構人がくるのだろうか。
林道ゲートをくぐり、小川谷沿いの登山道に入る。 一時間ほどで東沢分岐についた。Kは先週、真っ直ぐ行ってしまったとのこと。 確かにここはわかりにくい。 はっきりした道が真っ直ぐにあり、右への案内はなにもなし。
おまけに、東沢の谷や流れも、ちょっと見た目にはわからない。 小川谷から逆に来ると、簡単にわかるのだが(下が壊れた堰堤が目印)。
本流を渡り、東沢に入ったところで一休み、渓流シューズに履き替える。 べつに、運動靴でもそのまま行けるのだが、気持ち良く沢の中を歩いて行こうと履き替えた。
1分ほど前すわっていた石の上に、バラバラとコブシ大の石が数個、勢い良く落ちてきた。 思わずドッキリ、おそらく何か動物が通ったのだろう。
「座っていたら間違いなく直撃だなあ」「ヘルメットはしてないし、大怪我だあ」 と話しながら、難を逃れたタイムラグに感謝。
東沢はきつい滝がないので、ジャブジャブ登れる、気持ちいい遡行である。 最後の水が、岩のしたから出ているところで休憩、美味しい水をいただく。
ここで上から、しっかり沢登りをしてきました、という格好の三人グループが来た。 「どこをやってきたんですか」と聞くと「ま、沢を」という。 我々の格好を見ると、普通の登山者がなんでこんなところに、と言う感じで見ている。 ここへ降りてくるのは、同角かモチコシあたりを遡行してきた人間なので「同角ですか」、と聞くと、 「そうだ」といった。 あまり、話があいそうもないので、すぐ、出発。
沢をつめ、左のがれを登っていると、上から人の声が聞こえる。 これも沢屋だろう、二人パーティーが降りていった。
今日は良く人に会う日だ、普段は人と会うことがないのに。
東沢乗越には相変わらず、朽ちた看板が下に置いてあった。 同角沢に降り、遺言棚を見に行く。 上の流れがまあまああるので、棚もそれなりの水を落としている。 しばらく写真を撮って休憩したのち、また上流に戻り、昼食タイム。
持ってきたビールで乾杯し、大休憩をとる。 お昼はゆっくり休んだのだが、大石山の登山道へ出るまでの登りがきつかったあ。
途中、まだ落ちてない白ヤシオの大木が数本あり、時々でる太陽の逆光で見る白い花が美しい。 標高の低いところはほとんど落ち、もうおしまいだ。
突然、通常の登山道に飛び出る。 この分岐には、小川谷方面の警告と、同角の頭と大石山への道標がある。
しばらく下ると、女性一人の登山者にあった。 これから同角の頭を通って西丹沢に下るらしい。 それにしても、結構遅い時間だ。 かなり山なれているようだが「気をつけて行って下さい」 、と声をかけ、分かれる。
少し行くと、大石山のざれた山肌が見えてきた。 ざれたところを鎖で登ると、単独の登山者と会った。 下から何人かの声が聞こえてくる。 やはり、登山道となると人がいるのだなあと、あらためておもう。
同角の頭の方から来たのは、数人の若者達だった、めずらしい、こんなところに若者達が来るなんて。
大石山からの展望は言いようだが、今日は曇り、あまり遠くが見えない。 主脈がかろうじて見える状況、晴れていれば富士さんがよく見えるという。 大石山ゆかりの大石が頂上にでんといすわっている。
少し休んで、ユーシンまで一気に下った。 ユーシンにつくとロッジの前に何組かのパーテーがいた。
あとは車まで長い林道歩き。 いつもは一人で退屈だが、二人だと話しながらいけるので、長い林道歩きも、そう気にならなかった。 しかし、今日1日、長かったので、車に着いたときは、いささか疲れた。 幸、夕立もなく、充実した1日を過ごしたので、またそのうちに何処かへ行こうか と話しをしながら、新松田でKと分かれた。
このルートは歩きやすいが、慣れた人間がいないと、必ず迷ってしまうだろう。 テープはかなりあり、忠実に追えば行けるのだが。 私も最初のころ分岐で間違え、似たようなピィークをうろうろした経験があるところなので、行かれる方はご注意を。

新松田――一県民の森――小川谷――東沢乗越――遺言棚――大石山――ユーシン――林道経由車

8:10    9:00   10:10  11:50  12:15  14:10  14:50   17:30

 

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