大石沢2


10月16日(土)晴れ。
イガイガさん説では、ヌタ小屋沢、しかし、大石沢でいこう。
沢の雰囲気からして、大石沢というネーミングがふさわしい。
白石沢右岸にある小沢で、本流の白石沢の一個手前にある沢だ。
丹沢の紅葉は、まだまだで、頂上近くでも、なんとなく少し色の変化が出てきたのかなあ、というイメージだ。
ゲート手前の駐車スペースも、ゆっくり行ったわりには、3台しか止まっていなかった。
ゆっくり出会いまで、本流沿いにある登山道を歩く。
この辺は、あの大雨の影響は、あまりなさそうだ。
登山道から見ると、堰堤の奥に落ちる滝が見えてくる。

今日は、いつもより水量があるほうだ。
一度苔が綺麗な15M斜瀑までは、行ったことがある。
まずは、出会いから続く3連瀑を覗いていく。
3M、5M、10Mと続き、最後の綺麗な10M滝を左岸から小さく巻き、
続いて、すぐに15M斜瀑が現れる。
以前は水量が少なく、舐めるように流れていたが、水量が倍近くあるので、立派な滝に変身している。
丁度太陽がもろにあたり、写真写りは、あまりよくない。
左岸から巻いて滝の上に出る。
100Mくらいゴーロの沢を歩いて行くと、目の前に二段・20Mくらいの滝が出てきた。
さて、どうやって上段の滝下へ行こうか。
下段の滝は登れそうだが、上部の部分があやしい。

左岸から大きく巻き、降りられそうな場所を探しながら、トラバースぎみに登る。
周りはかなり立っていて、降り口が難しい。
ロープを出し、なんとか降り立つことが出来た。
下から見たときは、上段の滝が重なり、二段の滝に見えたが、10Mほど離れているため、別々の滝としてカウントする。
下段の滝を上から覗くと、やはり上部がのっぺりしていて難しく、登らなくて良かった。
上段の滝は12Mくらいあり、綺麗な滝だ。
左右、岩壁から美味しい水が吹き出ている。
上部がハングしている滝でなかなか美しい。
残置ロープを利用して上がり、巻きながら、さらに滝上の様子を見に行った。
沢に降りるには、10Mの懸垂下降が必要だ。
上から見える範囲で様子を伺った。
滝の上は小滝と滑があり雰囲気がいい。
マシラさんの記録では、もう顕著な滝はなさそうだったので、ここで終了とした。
沢を歩いていると、イワシャジンがあちこちにある。
感じのいい株をとカメラを向けるが、ピントとバックの処理が難しい。
あまりいい写真は撮れなかった。
白石沢の支流では、雷木沢と同じくらいに興味のある枝沢でした。
帰りぎわに、浅瀬の状況を見に行ってみた。
ゲート前の林道は、30Mに渡って落ちている。世附川を見ると、かなり上まで水流の跡がある。
丹沢湖は10Mくらい水位を下げ、流入した砂利を搬出していた。

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