沖箱根沢&地獄棚


2月4日(土)快晴。
最近の寒波で、西丹沢の氷瀑が見られそうだ。
今日は沖箱根沢と地獄棚の様子を見に行ってみる。
あまり早く行くと寒いのと、アイスバーンにでもなっていると怖いのでゆっくり出かけた。
善波トンネル先から見える富士山は、くっきりしているが、裾野まで雪があった。
三保ダムを過ぎ、県道を走っていても、周りに雪の姿が見えない。
林道には入れないと思っていたが、林道にも雪がない。
ゲート前に車を止めたが、一台もなかった。
仕度をし、林道を歩いて行くと、上からドドドッーとダンプが降りてきた。

どうやら、林道の延長工事に入っているらしい。
埃が舞い、しばらく歩くのをやめる。
5分くらいして、またダンプが降りてきた。
林道目一杯に走るので、車で会えばバックするしかない、ちょっと注意が必要だ。
去年の大雨で土砂がせり出していたところもあったが、今は綺麗に修復されている。
登山道入口には、何処かを補修するのだろうか、二台の軽自動車が止まっていた。
登山道に入っても雪は見られない、なんか拍子ぬけだ。
この前の雪で10cmくらいはあるだろうと覚悟していたのだが・・・。
途中、3名の方が、補修工事をしていた。
マスキ嵐沢出合いから、本流の大滝沢に降りる。
ここまでも雪がない、沢筋に少し残雪が見られるだけだ。
しばらく沢筋を歩くと堰堤に出る。

ここには、以前、簡単な木の梯子があったが、すでに朽ちてなく、トラロープがあるだけだ。
ロープがあるとないでは大違いで、無ければ簡単に巻いてあがれないだろう。
この上からの本流はかなり氷付いていた。
渡渉するにも、注意すれば、氷の上を歩ける。
これほどまでに、氷ったのは、久しぶりだ、氷瀑が楽しみだ。
沖箱根沢出合いに着くと、出会いから氷付いていた。
奥に見えるF1は、青い氷がびっしりと張り付いている。
滝下には、これから登るだろう、と思われるペアがいて、ラッキーでした。
声を掛けて、見学と写真撮影の許可をお願いしたところ、こころよく引き受けてくれたので、少し上に登って待機。
ここで思いがけない人が登ってきた。
最初は分からなかったが、会話やスタイルから、マシラさんらしかった。

ちょっと声をかけたが、聞こえなかったらしい。すぐに、右尾根を登り始めた。
登るスピードを見て、この時期、あの姿で登ってくるのは、マシラさんと確信した。
残念ながら、会話をかわせなかった。
丹沢でのニアミスはあったが、姿を見たのは始めてで、ちょっと悔いが残る。
マシラさんは中段のテラスに登り、アイスクライミングを眺めている。
トップで登る彼女は、慣れた手つきで、あっという間にF1を登ってしまった。
マシラさんは、さらに上に登り、消えていった。
私もF2とF3の氷具合が見たかったので、中段のテラスまで登る。
すでにF2にも取り付いていたので、その姿を撮影、お礼を言って下まで戻る。
次に、地獄棚を見に行く。
雪がないので、岩も乾き、歩くのは楽だ。
マシラさんの足跡が残っていた。
跡を追いながら、地獄棚の前に着く。
ここも見事に氷っていた。たぶんアイスクライミングが出来るだろう。しばらく写真を撮る。
日光の動きを見ると、沖箱根沢も地獄棚も日光が当たらない、ここしばらくは大丈夫じゃないか。
帰路は右尾根を登り、登山道に出る。80M滝は東向きのため、氷はついていたが、水が少し流れていた。
登るのに暑い、汗をかく、日向になると、暑いくらいの一日でした。
(撮影した写真はメールをいただければお送りします)。

車――沖箱根沢F1――地獄棚――車

8:40   9:20    10:40  12:15

 

トップへ戻る