丹沢・大野山


12月22日(土)快晴、大野山。
今日、夜は山仲間と一杯会のため、その前に軽い運動をして、美味しくお酒を飲もうと大野山に 二人で行く。
大野山は頂上近くまで車で行け、一回も歩いて登った事が無い。 通常の登山道ではつまらないので、栃谷沢(昭文社の地図ではトチメ沢となっている) 経由で登ることにした。この沢は、神奈川県高校登山連盟が調べた神奈川の山や沢の本にあって、 ”地元の人もめったに入らない深い谷がある”と紹介されている。
また、滝記号も記入されていて、以外と楽しい沢だ。三年前に始めていって、滝が多いのには驚いた (しかし、子供ずれのハイキング気分で歩け、危険なところはない)。 東名の都夫良野トンネルの入り口が見える横の沢が栃谷沢だ。
道路が二俣になる付近の路肩に車を止める。二俣の道には両方ともに大野山への標識がある。

われわれは反対に下の沢に降り、木の橋を渡る。 沢沿いに山仕事の道があり、しばらく登る。少し行くと、FI(4M)とF2(8M)の滝が落ちている。 水量は初冬のため少なめ。ここは右から巻いていく。
そして短い間に次々と滝があるのだが、今日は登山靴 のため沢にはあまり降りないで沢沿いのまき道を行く。そのため、滝を正面から見た写真があまりないので 、前回に行ったときの写真一覧で勘弁してもらおう。
最後のF8(5M)の滝を巻いて登ると、ほとんど沢の中を歩ける。ところどころ間伐材と竹が、沢を ふさいでいるところがあり、そこは小さく巻く。 水は結構続いていて、以外と無くならない。 最後に、昔の給水跡的な丸いコンクリート製の人口物で終わる。
この辺から、杉林のなかをジグザグに真直ぐ登って行くと、舗装された道路にでる。 右に行くと深沢部落で、すぐ近くには民家がある。 大野山への登山道は、道を左に100Mも行くと、谷蛾の駅から登ってきた道にでる。 ここから大野山へ40分とあった。
ここからは牧場内を通る道で、左に雄大な富士山、南に相模湾から大島、と180度以上の眺めだ。 気持ちのいい登山道を、ゆっくりと周りの景色を楽しみながら、牧場沿いの道を登って行くと、やがて広い 360度の眺めの頂上につく。
丹沢の主脈は今日も雪をかむっている。 頂上では他に3組のパーテーが来ていてお昼を食べていた。 我々も広い芝生の中に入り、缶ビールで乾杯する。 風もなく、冬の頂上とは思えない暖かさだ。
正面に海を眺め、靴を脱いでしばし横になり、日向ぼっこだ。 ゆっくり休んでいるとゴーと大きな風音がだんだんしてきて、そろそろ帰りなさいよ、といって いるようになってきた。さすがに冬の風は冷たい。 周りの人も段々いなくなったので我々も下山にかかる。
下りは車道を少し歩き、イヌクビリから牧場沿いを山北への案内に沿って登山道を下る。 この道は非常に歩きやすい道で、あっというまに民家のある道路に出た。 なお、眺めはすぐになくなり、林のなかの道なので下りに使って正解だった。
共和小学校の横の、近道とあった道路をどんどん下って行くと、正面に都夫良野トンネルの入り口が見え、 道はバス停の先に出た。 少し行き過ぎているため、車道を車を止めてあるところまで300Mくらい戻る。帰りはほんの1時間強 でついてしまった。丹沢の周辺にはこのように一年中登れる山が沢山あって適度な運動にはもってこいだ。 これで帰ってから美味しく酒が飲めるだろう。

 車―――――上の道路――――大野山―――――――――――車

 9:20  10:50  11:30(12:10)   13:20
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