奥多摩の滝・大沢、軍刀利沢(ぐんだりさわ)


7月12日(土)曇り時々晴れ。
今日は、子供の用事でかみさんに車をとられ、使用できない予定だったが、”家に5時までに帰ればいいよ”との温かいお言葉。 さっそく、早起きして出かける。
天気予報は良かったが、かなり強い雨が降っている。 こりゃ失敗したかなあと思いながら走り、途中で夜明けを迎えた。
空が明るくなるにつれ、雨脚も衰えてくる。 小菅村・長作の部落に着く頃は、雨はしっかり上がり、西の空には少し青空も見えてきた。
まずは、音無しの滝を見に行く。
案内に沿って、沢沿いの山道を行くこと約20分、10Mくらいの大石が出てくる。 その先、左の沢に降りると音無しの滝があった。
音無しの滝というくらいだから、滑るように落ちていて、滝の落ちる音が聞こえないのかと思っていたが、イメージが違った。 水量は少ないが、完全な直瀑である。
空中を飛んでいるので、下の方は霧のようになっている、滝音はしっかり、していた。 落差は15Mほど、以外と綺麗な滝だった。
ただ地層が砂岩質で脆く、いつまで、この姿を保つことができるんだろうか。 写真を撮って、車まで戻る、道路まで15分だ。
次は道路を少し戻り、原地区の大沢沿いの道に入る。


大沢は、大群沢やカナヤマ窪として紹介されているが、地元で聞いたところ、そういう呼び方は聞いたことがないということなので、地図にもある大沢とする。 三頭山荘上の堰堤上から入渓する。
しばらくはゴーロで、小藪がうるさい。 やがて、F1・8Mの綺麗な滝が出てくる。
ここは右のぐずぐずの壁を登り、斜上して落ち口の上に立つ。 小滝は直登できるので水流沿いに登る。
次はF2・6Mの滝。 ここは左から登る。
大滝までも、幾つか小滝があり気持ちよく登っていける。
やがて、この付近で大沢の大滝と呼ばれる12Mの滝が出てくる。 今日降った雨のおかげもあり、水量豊富で落ちている。
ここは左のドロつき斜面を大きく高巻く。 少し踏みあとがあるようだ、また沢に戻る。
すぐにF4、4M・幅広の滝。 大木が落ちていて、掃除しようにもとても出来ない。
ここは右から小さく越え、すぐ上に右から入る枝沢に入る。 10Mも行くと、山道が横切り、そこから戻った。
道は沢沿いに下り、すぐに林道になる、車まで15分しかかからなかった。

まだ大分時間があるので、上野原から甲武トンネルを抜けて、檜原村に入り、矢沢林道先にある”軍刀利沢の大滝”を見に行ってみる。


ホームページで見た大滝は、以外とかっこよかったので、見に行く気になった滝の一つだ。
林道はわりあいに走りやすく、あっと言う間に終点になってしまった。

地図を見て、車のメータを見ながら1KMほど戻ると、軍刀利沢の出会いらしきところに来た。 車も2台ほど止める駐車スペースがあり、バッチシだ。
沢への降り口に赤テープがあり、間違いなかろう。 出会いから滑が続き、すぐにゴルジュになる。
シマシマ模様の滑床が綺麗で、ゴルジュも面白い。 小滝のあと、2段のいい滝が出てくる。
こりゃ、思っていたより、感じのいい沢だ。
次に出てくるのは、またまた感じのいい、5Mの滝。
ここの滝は直瀑でなく、幅広や段瀑の絵になる滝が多く、とてもいい沢だ。 ゴーロはほとんどなく、滑が多いのもうれしい。
8Mの滑滝は水流を登る。 初心者でもほとんど直登できるので楽しい。
続いて、小滝を前衛に、この沢の大滝が出てきた。 この大滝も多段できれいだ、落差は12Mほどある。
ここだけは、大きく高巻いて行かなければならないだろう。
しばらく写真を撮り、ここから出会いまで戻る。
いずれは、生藤山まで遡行をして行ってみたいものだ。 出会いまで戻り、おにぎりを食べて、早めの帰途についた。

 車――音無の滝――車   車――F1・8M―大沢大滝―――車   車――軍刀利沢の大滝―――車

 6:05  6:25  6:55   7:20  7:45   8:30   9:35   10:30  11:40     12:35

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