丹沢・蛇小屋沢、尾園沢



6月1日(土)曇り時々晴。
今日は山神(さんじん)峠からユーシンへ行く道を横切る3本の沢(蛇小屋沢、板小屋沢、かやのき沢)の上部を訪ねてみる。
玄倉から秦野林道に入り、ゲート前に車を止める。 いつものように、誰もいない林道を山神峠入り口まで歩き、登山道に入る。
この道は、平成12年に再整備され、気持ち良く歩けるようになった、昔からある古い登山道だ。 山神峠から先は、ほとんど水平な歩道でユーシンまで続いている。
最初の沢は蛇小屋沢、水はまだ結構あるので楽しみだ。 堰堤を二つ越えると狭くなり、ゴルジュ状になってくる。 階段状になり、滝が連続してでてきた。
最初は3M、続いて4M、いずれも直接流芯を登れる。 次に出てくるのは6Mの滝。 この滝は直接登ることはできない。
上は明るく開けているようで、水の流れも少なくなったため、ここでやめ、登山道まで戻る。
最近は、どうも登ってきた水の流れやちょっとした下りがこわく、腰がひけてしまうため、立ち木伝い に降りるルートを選んでしまう。 蛇小屋沢がまあまあだったので、次も期待しよう。
2番目に出てくるのは板小屋沢。 ここも最初は堰堤、しかし、その後はなにもなかった。
次のかやのき沢の手前で一人の登山者にであった。 どうもここを歩くような感じじゃない高齢の登山者だった。
地図を開いて道を聞かれたが、鍋割への雨山峠に行く道と間違ったみたい。 あわてて戻っていった。
このまま行ったら玄倉に戻るところだ、それにしても地図をようく見ればわかるし、方向も反対だろう。 まあ、私もよくやるし、人にいえたことではないが・・・・・。

かやのき沢も出会いは堰堤、水の流れがある右に入ると、滑滝があってその上がまた堰堤、しかも明るい。 堰堤の上に出ると広い河原だ、もうこの上には何も望めない。 結局、蛇小屋沢に少し滝場があっただけだった。
あとは、それぞれの沢と玄倉林道との間だが、どうみても堰堤と広いゴーロだけが見えるだけで、あまり食指がわかない。 地図をみながら、あとどこにいこうかなあと眺めてみたが、あまりないので戻ることにした。
戻る途中、アサギマダラの華麗な舞いを見つけ、写真に撮ろうとしたが、ピンぼけの写真一枚撮っただけ、再び戻って こなかった。 山で飛ぶ蝶の撮影は非常にむずかしい、なにしろとまってくれないし、スピードも速い。 そろそろゼフィルスの姿もみたいなあ。
アッチ沢源頭付近に涌き出ている水は、冷たくて美味しかった。
ゲートまで降りてきたけど、まだ時間があるので、着替えをしないでそのまま車に乗りこむ。 玄倉から対岸の一方通行の道路を、ゆっくりと沢を眺めながら走る。
県道に出て、右側の沢がきになったので、浅瀬バス停付近の路肩に車を止め、歩いて見に行く。 橋の上から覗くと、沢音がして水の流れがあるようだ。 もう1度車に戻り、ザックをしょって沢の入り口を探す。


橋のたもとの右岸から入ると、かすかな獣道があり、沢の下まで続いていた。
奥に滝がいくつか見える。 水の流れはあまりないが、しっかりした連瀑帯になっている。
F1は2段5Mの滝。 水流沿いを登る。
F2は幅広簾状の5M滝、ここは登れない。 左側から巻いて、F3・10Mの滝下に立つ。
もう少し水が多いときは立派な姿になるだろう。 上をみると、昔使ってたらしい鉄パイプが三本はしっている。 こんなところにも滝があるのは丹沢らしい。

あまり収穫のなかった今日だったが、この沢で一息ついたかんじだ。 沢の名前は尾園沢とかいてあった。

ゲート前―山神峠―蛇小屋沢―板小屋沢―かやのき沢―山神峠―車

7:25  8:40  9:00  11:50  12:15   13:40 14:10

 

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