丹沢・大棚沢


8月12日(土)くもり。
夏風邪が長引き、なかなか体力が回復しない。
午後は雷雨になるらしいので、比較的楽に行ける、大棚沢へ行ってみる、今日の目的は大棚だ。
天候がいまいちのため、いつもなら、お盆休みで遊びにきた車と、すれ違いで苦しむ県道もスイスイだ。
塩水橋近くのスペースには2,3台の車しか止まっていない。 仕度をし、本谷川沿いの林道を歩いて行く。
約1時間で林道終点到着、靴を履き替え、対岸に出会う大棚沢に入る。
すぐに、F1・7Mだ。 以前、右壁から登った記憶があるが、今日見てみると、脆そうで難しい。

さて、どちらから巻くか、周囲を眺めて見ると、左側の方がやさしそうだ。
左から少し木を頼りに登り、滝横のルンゼにロープで降りる。 そこから、落ち口上に抜ける。
この沢では、F1の巻きが、一番やっかいだ。
沢は、以前より荒れてきているようで、だいぶガレで埋まっている感じだ。
堰堤を越え、幾つか小滝を水線沿いに乗り越えていく。
F5・5Mも少し慎重になるが、ホールドを確認しながら、シャワーで登る。
さあ、そろそろ目的である大棚のお出ましだ。

正面に小沢の分岐を向かえ、右に曲がると、でんとした大棚が出てくる。
今日は比較的水量があるほうだが、それでも滑るように落ちている。
下段5M、上段33Mといわれているが、上段は25Mくらいかもしれない。
滝の落差なんてのは、良く分からないのだ。 全体が見えるところや、上まで登ってみて、始めてわかるもの。 下から見上げると、上が詰まってよくわからない。
この水は、大棚の上ですぐに消えてしまうそうだ。
大棚の下で、うろうろ写真を撮る。 右からの土砂で、少し滝下が埋まってしまっている。
さあ、なんとか、よたよたここまでこれて良かった。 ゆっくりと、沢を下ろう。
危なそうなところは、大きく巻き、ロープを出しながら降りる。 なんとか午前中に降りることができた。
自宅に着き、1時間もすると、雷雨が始まった。

車――大棚沢出会――F6大棚――――車

6:45  7:50    9:00   11:30

 

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