世附大棚が大変身


平成22年12月28日(火) 快晴。
大棚の姿が変わった、という情報を聞いた。これは行って見なくちゃ。
たぶん、昔の姿に戻ったのだろう(昭和40年代以前)。過去の大棚
浅瀬から歩けば1時間40分ほどで行けるのだが、大雨で崩れた林道の復旧見込みはない。
明神峠から林道を下って行こうと思う。
小山町の246から、いつもの県道へ行こうとしたら、この道も通行止め。
また246に戻り、少し先の工業団地へ続く道へ降りる。
しかし、大雨から大分たっていても、道路の復旧はなかなか進まない。
それほど、あの雨の影響はすごかったのだろう。
工業団地から、真っ直ぐ、富士スピードウェイへ行くメインの道も通行止め。
また、迂回しながら、ようやく、いつもの道に出た。
この道も、大雨でやられたらしく、一箇所、仮設道路部分があった。
やっと、三国峠へ続く三叉路まで来た。この峠を抜ける県道も心配だったが、どうやら無事らしい。
ゲートがある林道前に車を止め、林道を歩き始めた。
途中、2箇所崩れた場所があり、この付近も大雨の影響大だったらしい。しかし、500Mほどで、林道は終了。

どう、先を探しても道はない。ここで下る林道を間違えたことに始めて気がついた。
尾根の先に踏み跡があったが、何処に降りられるのか、地形図を持ってこなかったので、わからない。
ロープを持ってこなかったので、ここは素直に引き返す(30分のロス)。
車に戻り、県道をもう少し登ると、明神峠のバス停があろ、本当の林道入り口に着いた。
あれー、バス停なんかあったっけー、来たのは大分前なので覚えていないな。
車は100M上のスペースに止め、水の木へ続く、正しい林道を下る。入り口付近にユンボが一台止めてあった。
しばらく舗装されており、あまり荒れた印象はない。
しかし、下に降りるにつれ、災害のつめあとが、あちらこちらに出てくる。
大分、手入れがされ、車が通れるようにはなっている。
一の沢橋を渡り、二から四の沢まで歩く。橋下の連瀑を見ながら、どんどん歩く。
さらに、日向沢、丸尾沢と下っていく。なかなか、先が見えない。こんなに時間がかかったけー。
昼食も水も持ってこなかったのは、ちと甘かった。ようやく、大棚沢沿いを歩くようになる。
やっと、大棚の看板が見えてきた。ここまで2時間かかった。歩く時間からすると、浅瀬からの方が早い。

しかし、ここまで来るのに、今は林道を下ってくるか、切通し峠から下ってくるかのアクセスしかないのが現状だ。
林道から見える、落ち口は、やはり、大きく変わっていた。
以前、土木工事をやらないと、昔の姿には戻らないな、とあきらめたことがあったが、どうやら、あの大雨で実現したらしい。
大棚の前まで、期待しながら降りた。おおー、変わった、すばらしい!!。
以前はV字状にしか落ちていなかった水が、幅広く、幾筋にも分かれ落ちている。
特に、真ん中から、ヒョングって落ちている水流が力強い。やっと、昔の美しい姿に戻ったのだ。
爆風スランプを浴びながら、何枚もシャッターをきる。
滝は日陰になっているので、撮影には都合が良かった。
少し登って、上からも撮る。霧雨が降っているようで、レンズはすぐ曇るし、寒い。
しかし、変身した大棚がみられ、水量も豊富ですばらしかった。
上から改めて落ち口付近を眺めると、せき止めていた石や砂がきれいに流されていた。
さあ、また、長い林道を登って行かないと帰れない。
行きは、ほぼ下り、帰りは、つらい登りだ。3時前、ようやく車に辿りついた。
明神峠から水の木までは、車が通行できるように整備されていました。
富士山を見て行こうと思っていたが、疲れたのでやめた、真っ直ぐ帰路に着く。

明神峠----大棚----------明神峠
10:00  11:50(12:50)  15:00

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