丹沢・広沢寺から大山


1月27日(土)快晴。
この前間違った経路を確認しながら登り、ついでに、尾根から望む白滝をチェックし、大山に登る。
早朝出発し、ニの足林道ゲート前に車を止める。 すぐあとに一台車が奥までくっついてきたので、同じような仲間がいるのかと思っていたら、すぐ下の水を汲みにきた車だった。
それにしても、朝早くから水汲にくるとは、ご苦労さんである。
今日は気温が高くなるそうだが、早朝なのでまだ風が冷たい。
5分ほど林道を歩き、山神トンネル手前から、鐘ヶ岳登山道へ入る。
少し登ると、丁度朝日が昇ってくるころになり、日の出を迎えた。

山の端から真っ赤な朝日が、薄雲を突き昇るところだった。日の出はいつ見ても清清しい。しばらく写真を撮りながら眺めていた。
20分ほど昇ると尾根になり、鐘ヶ岳との分岐になる。道標はあるが、大山方向への案内はない。
やせ尾根にある踏み跡を追いながら登って行く。赤杭をひろい、鹿柵沿いの尾根をしばらく登る。
尾根の分岐に出た。ここは”見晴広場B”だった。
ここで前回を振り返ると、何の迷いもなく、上から見て右へ下ってしまったのだ。鐘ヶ岳へ下る道は左だった。

ここの看板は朽ち、おそらく以前は鐘ヶ岳への方向案内はあっただろうと思われるが、今はない。
ここに簡単な表記があれば、もう間違うことがないと思うが、たぶん整備する気持ちはないのだろう。
安全性から見ると、左の道からトンネル下に出るよりかは、右に下り、植林帯からゲート前まで降りた方が楽だ。
まあ、間違ったおかげで、見つけた道だが。これから先は、もう間違えそうなところはない。
すぐに”見晴広場A”が出てくる。Bからの見晴らしはないが、Aを過ぎると遠くが見えてくる。
大山を見ると、標高800M付近から雪があり、少し積もっていそうだが、気温が高いので、凍結はしてないだろうとふみ、どんどん尾根を進む。

小さなアップダウンを繰り返し、少し下ると、すりばち広場に出る。
すりばち状で、ぬた場のようなところには、淡い雪が残っていた。
ここにも道標があり、弁天の森キャンプ場へ下ることができる。
少し登ると東屋がある巨木の森分岐に着く。 ここの道標に、初めて鐘ヶ岳としるされた案内が付いている(これより下、トンネル方向には、一切鐘ヶ岳への道しるべはなし)。
さて、今日のメイン目的、尾根から見える滝が、白滝かどうかが、ここから始まるのだ。
少し登ると、見えてきました滝が、やはり、冬場は良く見える。滝音がここまで聞こえてくるようだ。

こんなに遠くの尾根から、あれほど大きく見えるのだから、さぞや立派な滝だろうというのが想像される。
上部は滑滝、下部は二筋に分かれ、かなり立ったように落ちる様が見える。
やはり、あれは白滝に相違ないだろう。方向、かなりある水量からしても、他の滝は考えられない。
白滝の上部分の滑と、二条に分かれた下半分が見えているようだ。滝は、大沢分岐の案内があるところまで、しばらく見えている。
次に出てくる分岐は、日向薬師キャンプ場への分岐。手作りの看板で、P778と書いてある。地形図上の小さなピークだ。
尾根上には雪がなく、北斜面にところどころあるくらいで、登るには心配ない。

しばらく登り続けると、不動尻からきた登山道に出る。
ここの分岐に案内はないが、登山道脇にある道標杭に、マジックで小さく書かれた、マイナールート広沢寺方面の字がある。
この辺から尾根にも雪が残り、登るにしたがい、深くなってくる。
それでも気温が高いのと、歩いている人がいないので、雪を踏みしめながら登っていける。
足跡からみると、今日、不動尻から登った人はいないらしい、お初だ。雪は10cm程度、歩くには支障がない。
大山への登りは、比較的ゆるやかで、気持ち良く登れる。
頂上への電力線の下を通り、少し階段状の登りを向かえたところで、今日始めての登山者とすれ違った。夫婦者で、もう下ってきたようだ。

ゆっくり,雪を踏みしめながら登ると、見晴台からくる道とぶつかる。
ここに出ると、道はかなりぬかるみ、すれ違う登山者も多くなる。
ぐちゃぐちゃの登山道を登ること15分、アンテナがある頂上にやっと着きました。
結構、人がいます、とりあえず、大山雨降神社上社に参拝する。
頂上の茶店でビールを飲みたかったが、下りの足を考え、ぐっと我慢、甘酒(300円)にした。
山頂西側のアンテナ方向に行くと、雄大な富士山のおでましだ。

山頂付近の積雪も10cmくらい、写真を撮りながら、ぐるーと一周する。
次々と登ってくる人が絶えない。アイゼンを付けて登ってくる人はほとんどいないようだ。
景色を眺めながら、休憩とコンビニおにぎりを食べる。 頂上は風もなく暖かい、半袖で歩いている人もいた。
適当な休憩後、おもむろに、元きた道を下山にかかる。

まだまだ人がやってくる。見晴台の分岐から不動尻への道に入ると、またまた人に会わない静かな下りになる。
雪のある階段はゆっくり降りるにこしたことはない、あとから来た一人に抜かれてしまった。
怪我をしないことが、第一で、早く降りることはない。
そろそろ、太ももに違和感もあり、痙攣することがないように降りなければ。
尾根から不動尻へ降りるころになると、雪も消える。
途中、まだ登って来る人がいたので、”大山まで行きますか”と聞いたら”いやいやこの時間なのでその辺まで”と話した。
旧キャンプ場までの登山道も結構急坂だ。 水音が聞こえ、三峰山との分岐に降りてきた。
この辺の道標は真新しく、迷いそうなところには、ロープが張ってある、この前遭難騒ぎがあったため、整備したんだろう。
少しいい流れが見えたので、右俣の小さな連瀑と、さらに右に合わさる小沢の滝を写真に収め、帰路についた。

車―見晴広場B―すりばち広場ー巨木の森分岐ーP778―登山道――大山――――車

6:50  7:50   8:10    8:15    8:55  9:25  10:40(11:35) 15:05

 

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