大明神展望台・パール富士


5月18日(水)晴れ

ずーと狙っていたパール富士、もう空気の澄んだ冬場にならないと無理だろう、
と思ってあきらめていたが、春場の最後のチャンスと思い、だめもとでかけてみた。
満月の18日早朝、場所は石老山にある大明神展望台だ。
17日は雨だったが、18日の予報は晴れ、気圧配置もいい。
夜半過ぎ起きてみたら、薄曇りながら、月がでている、よし、決行だ。
箕石橋近くに車を止め、1時間ほど待機してから、時間を見て出発する。
まだ、登山道は真っ暗、ヘッドランプをつけ、ゆっくり登る。

石が多い登山道だが、歩きにくくはない。
何か雨みたいのがパラパラ落ち、湿っぽい。
ちょっと心配だが、展望台目指し歩く。
40分ほど登ると、尾根にある展望台に着いた。まだ、薄くらい。
上空は晴れていて、月は見えたが、何か靄っぽく、山の端があまり見えない。
周囲を見回してみると、見事な雲海に包まれていた。こりゃまたラッキー。
展望台付近が、丁度雲海の上限あたりで、雲が横に流れていた。
少し眺めていると、雲海の上になり、山並みも見えてきた。

丹沢や奥多摩方面の山は見えるのだが、富士山の輪郭がよく見えない。
じっと眺めてみると、何となく見えている感じがするのだが。
月はどんどん落ち、撮影する時間だ。
時折、雲海上の雲が霧状になって通過する。
とりあえず、月を入れてバシャバシャ、シャッターを切る。
少しずつ、富士山の形も肉眼でわかるようになってきた。雲海もすばらしい。
島のようになった、無名の山々、雲海の上に浮かぶ丹沢と、こんな低山で見られるとは。
月はあっという間に山頂右に沈む。
今度は、太陽が上がってくる。雲間から太陽が顔をだした。
富士山はどうか、薄く見えるが、ほんのり赤みを帯びてきた。

すばらしい、パール富士、日の出、雲海とあまり見ることの出来ない眺めを一辺にみることが出来た。
早朝だったので、出ることに躊躇したが、来て見れば、すべてよし。
出勤時間に間に合う時間まで、日の出を拝み、満足しながら、自宅に戻った。

車――――――――展望台―――――――――――――車

3:30---4:10(4:25月没)(4:35日の出)5:10----5:35


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