パール槍ヶ岳・佐久


令和3年10月21日(木)快晴。
パール槍ヶ岳が見られる、今年の唯一のチャンスらしい1日。
天気予報を見ながら出発を決めた。
早目に寝て、深夜12時前に出発、圏央厚木インターを0時10分頃入る。
深夜の運転は久しぶり、トラックばかり走る高速道路は、走りにくい。
関越に入ると、交通量が減り、ぐっと気楽になった。
早く着いてもしょうがないので、制限速度程度で走行する。
佐久平PA到着が2時半頃、ここでゆっくりと休憩。
ラジオ深夜便で堀内孝雄の歌を聞きながら、車内で横になる。
4時すぎ出発、佐久インターで降り、予定地付近に4時30分頃到着。
まだ暗いので、槍ヶ岳が見える場所かどうか良くわからない。満月は煌々と輝いている。
日の出は5時57分、明るくなって周りが見えそうになったら、歩いて場所を決めようと考える。

少し、早く着いたので車内で休もうとするが、気温が低くて寒い。時々エンジンをかけ、暖をとる。
場所は田んぼの中の道、北と南の低空には雲があるが、唯一月が落ちる西には、雲がなさそうだ。
山の端は見えているのだが、暗いので槍ヶ岳が見えているのかどうかは分からない。
5時半すぎ、明るくなってきたので、少し周辺を歩き、ベストポジションを探す。
心配なのは、西の低空にも薄く白い雲のようなものが見えてることだ。
むむむむ、肉眼では槍の穂先が見えない、低空の雲に隠されているのか?。
カメラの望遠レンズで覗いたところ、雲に見えていたのは、雪に覆われた北アルプスの姿でした。
これでもう心配はいらない、このまま少しの間晴れてくれればいい。
日の出が近づくと、より周囲の景色がはっきりする。
前方の電線がじゃまだ、歩きながら、槍ヶ岳が電線の下に見える場所を探す。
5時45分、田んぼの畦道に最終場所を決め、三脚をセットする。
この場所は、撮影予定道路の場所より30Mくらい南側、問題ないだろう。
6時少し前、満月がかなり落ちてきて、槍ヶ岳に近づいたところで撮影開始。
6時1分、槍ヶ岳の穂先に接触、それからは、月が隠れるまで、適当にシャッターを切る。
6時10分頃、モルゲンロートに染まった北アルプスの姿を写し、撮影終了。
南に見える八ヶ岳の頂上付近にも白い雪があった。

無事ミッションが完了し、地形図上近くにあったヒカリゴケの場所へ行って見る。
岩村田小学校を目指し走る。学校の周辺を走って見るが案内はおろか、下へ降りられそうな道もない。
近くのおばちゃんに聞いたら、ぐるっと広い道に出て回り込むという。
それでも良くわからないので、丁度ゴミ出しにきた若い人に聞いた。
広い県道を右折、川の手前を右に入るという。
それでも解かりにくかったが、なんとかヒカリゴケのある洞窟の前に行けた。
狭い1車線の道で走りにくい。100Mくらい手前に3台くらい止れるスペースがあった。
鍵のかかった扉があるので、隙間からレンズを入れ撮影、三脚を使用。
東向きのため、丁度朝の光が入りベストな時間でした。
さあー、あとはゆっくり帰るだけ、佐久から松井田まで高速利用し、一般道で帰還した。

トップへ戻る