丹沢の貴婦人を訪ねて


8月30日(金)、青春18キップの残り1枚を利用し、仙台へ日帰りで、牛タンを食べに行った。
出発時から少し腹具合があまり良くない。上野からはさらに調子が悪く、下腹部がちくちくしてきた。
以後、お腹をさすりながら、なんとか仙台まで到着。仙台滞在時間は2時間半あまり。
腹痛は治まらず、何も食べるきにならない。
仙台の駅前でまずは薬屋を探す。マツモトキヨシで薬を買い、腹の調子を伺う。
なんとか腹痛を和らげようと缶ビールを飲んで、腹ぐあいの様子をみる。
なんとなく、少しはたべられそうになってきた。
マップを持って、少し歩きまわろうと思っていたが、その気はおこらず、駅ビルの中を見てまわる。
地下にある青葉亭の感じがよかったので、生ビールと牛タンミックスを注文し食べた。
本場の牛タンは美味しかった、満足満足。。
食事をすると、少し腹痛は治まったので、みやげ物を見てまわる。滞在時間はあっというまに過ぎてしまった。
帰りも腹痛こそなかったが、下腹部の張りはとれず、結局1日中腹の調子は悪く、体調は最悪の1日でした。
小金井で湘南新宿ラインの大船行きに乗り換えたが、後から上野行き快速ラビットが来たので乗り換えてみる。
しかし、横浜では、大船行きの方が2分早かった。
1日電車に乗るにはつらい一日でした、体調を考慮して出かける1日を決めるべきだったと思う。

9月6日(金)くもり。
この時期になると気になる貴婦人の姿を拝みに表丹沢へ。
今年の夏は暑かった、果たして花の咲き具合はどうだろうか。
去年はスルガジョウロウホトトギスを見に、毛無山塊へ出かけたが、今年は本家の 丹沢の状況はどうなっているか、現状を探る意味も含め見にいく。
今日はくもりながら、富士山の山頂付近は見えている。。
昨日は雷と大雨が県内に猛威を振るったが、川の水量はそれほど増えていない。
水無川には相変わらず水の流れはほとんどない。
どうやら、都市部はかなり降ったが、山間部には、あまり降らなかったらしい。
神奈川県の各ダムの貯水率は、それほど増えていないそうだ。
戸沢の駐車場に着くと、消防署の隊員がウェットスーツを着こんでいた。
本谷で救助訓練でもするのだろうか。

今日は安定したくもり空、気温もそれほど高くなく、まずまずの登山日和。
登山禁止のテープが張られたカイサク新道を登って行く。
この道の荒れ具合も要チェックだ。
途中、前方が崩れ、道がなくなったように見えた。
なんとなく、下降しながら、本谷へ降りてしまった。
あれー、こんなに早く崩壊箇所が始まっちゃったの、まあいいか、帰りに下りながら確かめてみよう。
本谷はひさしぶりだ、どこらあたりか。
F5の手前だろうと思っていたが、ゴーロが続く。
しばらく歩いて行くとゴルジュになってきた。
よく見るとF3の看板が見える、そうかF3の手前だったのだ。
F3,F4は鎖を利用し巻いていく。
F5は眺めただけで、手前の崩れた沢から巻いて登り、カイサク新道に出る。
この横断箇所にイワシャジンがあったはずだ、探してみる。
あったあった、岩陰にひっそりと咲いていました
ここからのカイサク新道はまだしっかりしている。
しばらく登ると、前方が崩れているように見えた。
ここも下降しながら、下のセドノ沢左俣に降りた。
沢を登りながら貴婦人を探す。
最後は滝を巻いて再びカイサク新道に上がる。
白竜の滝で美味しい水を一杯いただく。
登山道周辺の岩場を覗いてみれば、黄色い花がぽつぽつ見られました。
今年の咲き具合はまずまず、まだ咲き始めで、あと1週間くらいが見ごろでしょう。
今日はイワシャジンと貴婦人、ホトトギスと貴婦人、白い花と黄色い花、滝と貴婦人などなど。
他の花とのツーショットを狙ってみました。
帰路、かいさく新道を忠実に辿ってみる。
本谷F5上の崩壊箇所は、かなり広がってきた。
今日先が見えなかった崩壊箇所は、不思議ななことに、下りながらではわからなかった。
おそらく、まわりには続く道があったのだろう。
ただ、登山道ではないところに、変なテープが多く見受けられた。
最近は慣れない登山者が花だけの目的でくるようだが、カイサク新道は廃道に向かっている。
サガミジョウロウホトトギスを見るには、丹沢に精通した人でないと見るのが難しくなってきた。

車―――白竜の滝――車

9:00  13:00  14:30

 

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