再び布引の滝へ


4月29日(金)快晴。
遠征の原点といえる、布引の滝へ行ってきました。
風邪がなおりきらず、体調はよろしくないが、連休に入ったため、当初計画通り、奥日光に向け出発。
29日は快晴、東北道に乗ろうと思っていたが、国道4号バイパスの流れがいいため、そのまま走る。
国道119号線に入り、コンビニで今日の食料調達。
日光に向かって走っていたら、日光ー宇都宮道路が連休中無料とあった。
これは時間短縮になる、さっそく入る。
残雪の残る男体山と桜が咲く気分いい沿線を眺めながら走る。
思っていた以上に雪が多い、ちょっと心配だ。
まずは、霧降高原道路に入り、霧降の滝へ寄っていく。
ミツバツツジが咲き、朝の光が滝を輝かせ、いい写真が撮れた。
霧降高原道路を降りると、今度は対岸に唐滝が見えてくる。
ここにも、朝の光があたり、ミツバツツジが咲いていた。
布引の滝は明日向かう予定にし、今日は手白沢の二股へ行ってみる。
道路の終点夫婦渕には、8時半ころ到着。

遊歩道は使わず、林道をてくてく歩き、真っ直ぐ手白沢温泉へ向かう。
風が冷たい、道路の両側にはまだ雪が残っている。
木々の芽吹きはこれからで、目新しい花などもない。だんだん残雪の量が多くなる。
手白沢温泉への専用林道に入り、一軒宿が見えるところまできた。
沢の両岸はかなりの残雪だ。とりあえず雪の上をおそるおそる歩いて見る。
露天風呂の下を通り、沢沿いに進んで見る。時たま股下くらいまで雪を踏み抜く。
500Mくらい歩いて見ると、雪が沢を覆い、水の流れが見えなくなってきた。
これ以上は危険なので、二股の滝を見るのはあきらめた。
帰りは加仁湯経由の遊歩道をゆっくり景色を眺めながら下る。
結構、徒歩で温泉にやってくるハイカー達とすれ違う。
昔歩いた記憶では、もう少し林道ぽく、確か車が通れるくらいの歩道だったようだったが。
今は、かなり途中のがけや橋が落ち、迂回ルートもあったりして、昔のイメージとはかなり違っていた。

手白沢の両俣にある滝をみることは出来なかったが、以外と疲れた。
車に戻り、途中の酒屋で缶ビールを買って、野門集落を通過、林道に入る。
もう今日の予定は終了、ゲート手前の広場に車を止め、早々に寝る支度をする。
さあ、もう酒を飲んで、早く寝るだけだ。22時過ぎ、寒くて目が覚めた。
満天の星空、放射冷却で、かなり冷えている、寒くて寝られない。
1時間ほどエンジンをかけ、暖をとった。
再び眠りについたが、熟睡できず夜明けを迎えてしまった。
4月30日(土)くもり。
早朝も寒いのでエンジンをかけ、朝食にする。
全体に雲があるが、太陽が昇りだした。まずまずの天気だ。
今日は時間がかかりそうなので、早めに出発する。まだ、風邪のせいか、息苦しい。
風もなく、だんだん気温も上がってきた。昨日に比べると、歩きやすい。
雪があるので、近道せず、林道を忠実に登っていく。
林道は、乾いた舗装道路が続くので、終点まで、車で走れれば楽なんだけどなあ。

途中、第四砂防堰堤工事用搬入場所だった、展望所から布引の滝を望む。
この前もここから滝の姿を初めて見たんだな、と思うと考え深い。
滝周辺はかなりの残雪だ、はたして辿りつけるのだろうか。
やっとこ、林道終点に着く。ここからの登山道は北向きのため、残雪があって歩きにくい。
富士見峠との分岐の展望台からの眺めもすばらしい。
滝の上にある女峰山はかなりの雪だ、はたして、滝直下まで行けるだろうか。
行けるところまで行こうと思い、急な遊歩道を下る。
南向きのためあまり雪はないが、それでも、日影の部分や、沢の前後にはかなりの雪があり、道を選ぶのに苦労する。
通常より、大分時間がかかったが、やっとこ、野門沢に辿りついた。
しかし、沢の先を見ると、かなりの残雪があり、滝直下に巻き上がることは、危険そうだ。
まだ、木々が芽吹く前で、三段に落ちる布引の滝の全体像が眺められる。
ここは、あえて危険をおかさず、ここでの写真を撮ってから引き返すことにした。
通常であれば、あと30分もあれば、辿りつけるのだが。
空も、少し、暗くなってきたこともあり、ここでの眺めで満足としよう。
帰りは、たんたんと歩く、林道途中で、雨がぱらぱら落ちてきた。早めに降りて正解か。
以前同様、家康の湯に寄っていく、温泉に浸かるとほっとする。
帰りは、日光から足尾に抜け、伊勢崎インターから北関東自動車道に入る。
関越は、花園付近で渋滞、それでも、ゆっくり、家路につくことができた。
今回は、体調不良や、残雪の認識も甘く、やや消化不良の面はあるが、何とか目的である布引の滝を拝むことはできた。

車――登山道入口――野門沢――車

5:40  7:10   9:20  13:00

 

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