ぶらり旅、境川その1


3月13日(土)晴。
今日は川シリーズ第2弾、境川を歩く。
山も滝も、はっきり行くあてがないので、境川を歩くことにした。 境川は引地川より距離が長いため、2、3回に分けて歩く予定。
とりあえず、河口から大和市までを目指すことにする。
この前に引き続き、小田急に乗り、片瀬江ノ島まで電車の旅になった。 もう陽光が差し始めている。
駅を降りると、目の前の橋が出発点の弁天橋。 引地川より川幅も広く立派。

川面の両サイドは、ボートやヨットがずらり並び、金魚のふんみたいに繋がっている。 この船の列は新屋敷橋まで続いていた。
藤沢市を歩く間は、市街地の中、すぐに柏尾川を右に分ける。 野鳥も少なく、変化がないのであまり面白くない。
懐かしい江ノ電が、レトロ調の車両を連結して、通りすぎていく、通勤電車として4年間利用したものだ。
2箇所、川沿いに歩くことが出来ないところがある。 東海道線の横断と藤沢橋の手前のところだ。
線路は、市役所の前を通って、大きく迂回し川に戻る。
赤い遊行寺橋先からは、ずーと川沿いだ。
藤沢市民病院から先は、舗装された立派なサイクリングロードが続く。 市街地を抜け、田園地帯になると、なんとなくおちついてくる。
両サイドが、しっかりしたコンクリートの護岸で覆われ、あまり草木もなく、川としては面白みもない景色が続く。
旧ドリームランドのエンパイアホテルの建物が見え、宇田川を分ける。
丁度、川横のグランドで、高校野球の練習試合が始まるところだったので、土手に腰をおろし大休止、しばし見物していく。
藤沢湘陵高校と、遠征してきた東海大なんとか高校との試合だった。 30分ほど見物し、再び歩き出す。
もう、このころになると、サイクリングロードは散歩、ジョギング、サイクリング、レーサーまがいの練習とひっきりなしに人が通る。
途中には休憩所があり、トイレもある。 おかげで野鳥の姿はあまり見えない。
周りの景色を眺めながらたんたんと歩く。 ときおり、人の少ない対岸を歩く。
境川は、その名のとうり境を流れているから、左・藤沢市、右・横浜市との間を緩やかに流れていく。
長後街道近くになると、藤沢街道にも一番近づく。 ここには、コンビニやレストランが近くにあり、疲れたころに寄るには丁度いいところだ。
飲食物の調達が出来たのは、藤沢市街とここだけだった。
ここを過ぎると、藤沢市とはお別れで、今度は大和市と横浜市の間を流れる。
大きな建物が続く、県営いちょう団地沿いを歩いていく。 さらに、大和市と横浜市の住宅街が続いていく。
途中の公園で休憩がてら、ビールを飲み干す、至福のひとときだ。 ももの花の蜜を吸う”めじろ”を撮ったり、川で遊ぶ子供を見たりと、疲れた足をかばいながら、ゆっくりと歩いて行く。

中原街道、厚木街道と大きな道路を横断する。 相鉄線のところで、川沿いの道は一時途切れる。 ここは強引に土手を進む。
次の人道橋から先は、また舗装されたサイクリングロードだ。
さあ、そろそろ今日のフィニィシュも近づいてきた。 この先の小学校で終了だ。
今日はまめも出来ず、疲れもこの前より少し少ない感じ、たぶん、ゆっくり歩き、休み休み来たのが良かったのだろう。 重い思いをして持ってきた三脚と単眼鏡は、ついに使わずじまいだった。
引地川と比べると、境川は、やや都会よりの川という感じで、ローカル色の強い引地川の方が雰囲気的にはいい。
今後は、さらに町田市、相模原市と続くので期待は持てないが、源流付近はどうだろうか。
次回は、また、きのむくままに、散歩のつもりで歩いてみよう。
だんだん撮れるようになってきた翡翠の写真を追加。

片瀬江ノ島―市民病院―いちょう団地―終点小学校

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