境川その3(橋本〜源流)


1月29日(土)くもり。
ぶらり川の旅、先週の続きで、橋本から境川源流までの最終章を歩いた。
電車で橋本駅に降り立つ。 とりあえず朝食抜きだったため、うどんを腹に入れた。
スタートの小山橋に出る。 今日は、どこまで川沿いを歩けるんだろうか、それが問題であり、一つの興味だ。
今日の歩行予定距離(境川)9km、標高差235Mである。
歩き始めて、しばらくすると、わりと新しい”横町橋”と書かれた橋に出る。 さて、ここから恐れていた、川沿いの道がなくなった。

歩く道がないので、近くを走る町田街道に出る。 なるべく、川近くを歩こうとするのだが、変な道に入ると、行き止まりになり、また戻るはめになる。
この辺から、川は小さな蛇行を繰り返し、川幅も狭くなる。 川は、町田街道沿いに流れるので、流れが見えると、通れそうな細道に入ったり、また町田街道に戻って歩いたりする。 トータルすると、町田街道を歩く方が多い。
萱葺き屋根の青木病院を過ぎ、相原駅入り口を通り、横浜線の踏み切りを渡る。
もうこの辺から、川沿いに歩くことは、ほとんど不可能なので、町田街道を歩くことになる。
この付近には、珍しい大きな団地の”武蔵ヶ丘団地”の手前から、工事中の”ゆうやけ橋”を渡ると、川沿いに田園地帯が広がっている。
いつの間にか、城山町に入っていた。
少したんぼ沿いを歩き、城山に通じる県道にでる。
県道を高尾方面に歩いて行くと、また県境になり、堺川橋を渡り、町田市大戸に入る。 ここの川沿いには、枝垂桜などもあり、春には見事な花を咲かせそうだ。
大戸交差点を左折し、バス道を歩く。 すぐ右手には、大イチョウがある、大戸観音堂がある。
境川の流れが静かに見えるのも、ここからなので、この間はバスに乗って抜かしても、いいかもしれない。
大地沢青少年センタの看板を見て、右の道に入る。
少し雪の残る舗装道路を歩いて行くと、青少年センタの駐車場に出た。
川は二股になり、この辺から先境川は、大地沢という名前になるらしい。 沢沿いの木道を歩いていくと、立派な建物の大地沢青少年センタ(標高230m)が姿をあらわす。
もう、この付近になると、沢の流れもチョロチョロだ。 案内図があり、境川の源流地や周辺のハイキングコースが書かれているので迷うことはない。
林道を少し歩き、草戸山ハイキングコースを右に見送ると、すぐに林道は終点になる。

さらに、沢沿いに道を100Mくらい辿ったところに”境川源流地”と書いてある杭があった。 近くに看板があり”全長52KMで相模湾に注ぎ、歩くこと15時間20分、橋の数122”とあった。
水はまだ少し流れているので、真の源流まで、沢沿いを忠実に追ってみることにした。
沢沿いに100Mも登ると、小窪の下から、最初の一滴がしみだしている。 その上の方は窪がなくなり、植林地帯になっている。
植林地帯を直上すること20Mくらいで、尾根の登山道に出た。
さらに右手、見晴らし台があったので、登って行くと、ここが町田市最高峰である”草戸山(365M)”についた。
源流の一滴は、この下30Mくらいから、しみ出ているのだった。 眼下には、水をたたえた城山湖が見える。
これで、境川を訪ねる旅は終わった。 短い川ながら、草戸山直下から相模湾まで、単独に流れる川は、それなりの趣があり、なかなかに楽しませてくれる旅でもあった。
時間に余裕があるので、のんびりと城山湖に下る。 時々、ハイカーとすれ違う。 湖横の道路では、高年探鳥団が、鳥の姿を追っていた。
下に見えるグラウンドまで、広大な芝生を歩いて行きたかったが、立ち入り禁止のため、右電力線がある尾根を下る。

簡単にグラウンド横に下りることができた。 舗装道路を歩き、バス折り返し所まで下る。
バスが止まっており、時間を見ると、丁度発車1分前であった。 運転手とちらっと目があい、一瞬考えたが、乗りたそうな顔をせず、無視した。
それほど疲れを感じなかったので、今日はこのまま相原駅まで歩こうと思い、そのまま道路を歩く。
少しして、後ろから乗客無しのバスが通りすぎていった。 30分おきくらいにバスが走っているので、以外と便利なようである。
復路は、町田街道を真っ直ぐ歩く。 相原駅近くまで歩くと、さすがに足腰が少し痛くなってくる。 雨がポツンと落ちてきた、丁度いい按配だ。
駅のイスに座り、菓子パンをかじり、お昼にした。 今日の歩行距離は17.2KMでした。
さあ、明日は河畔林のボランティアでも、行ってみっかなあ?。

橋本駅―橋本(小山橋)―町田市大戸―境川源流地―境川水干―草戸山―相原駅終点

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